新学習指導要領告示・国語科の「主体的・対話的で深い学び」の実現のために
国語教育 2017年5月号
『国語教育』2017年5月号の特集テーマは「育成を目指す資質・能力と「主体的・対話的で深い学び」の実現」です。3月31日に、新学習指導要領(小・中)が告示されました(学校教育法施行規則の一部を改正する省令案並びに幼稚園教育要領案、小学校学習指導要領案及び中学校学習指導要領案に対する意見公募手続(パブリック・コメント)の結果について)。新たな10年間の指針が示されたことになります。
今号では、「主体的・対話的で深い学び」、いわゆるアクティブ・ラーニングの実現に向けて、どのような授業改善を行っていけばよいのか、具体的な言語活動とともに、授業づくりのポイントやアイデアを新学習指導要領の目指す方向性に沿ってご紹介をいただいています。
なかでも、巻頭の「国語科における資質・能力と「主体的・対話的で深い学び」の実現」についてのご提言は、必見です。国語科の「主体的・対話的で深い学び」とは何を指すのか、言語活動設定のポイントはどこか、そのために国語教師がどう学んでいったらよいのか、これを読めば「主体的・対話的で深い学び」がスッキリわかります!
実践では、小・中・高の校種別に、育成を目指す資質・能力の三つの柱に沿って授業アイデアをお寄せいただきました。どのような言語活動を設定していったらよいのか、これまでの授業づくりとの違いはなにか、実践のヒントがたくさん詰まっています。新学習指導要領の本格実施までにはまだ移行期間がありますが、ぜひ先取りして実践されてみてはいかがですか?