目指せ!オールイングリッシュ授業 教室英語とっさのひとこと
英語の授業は英語で行うことが基本…でも、どんな英語を使えばいいの? 教室ですぐに使えるとっさのひとことを場面別に紹介!
目指せ!オールイングリッシュ授業(10)
みんなが伸びる!ほめ方・励まし方
山口県山口市立鴻南中学校又野 陽子
2018/3/5 掲載
  • オールイングリッシュ授業
  • 外国語・英語

 生徒の進歩やがんばりは本当にうれしいものです。今回は、その気持ちを生徒に英語で伝えるためのフレーズを紹介します。努力や成果を認め、生徒がさらに一歩をふみ出すための励ましも英語でできるとよいですね。
 Everyday Classes in English!

今月のひとこと@ほめる

  1. ○○をたいへんよくがんばりました!You did such a wonderful job with your ○○!
  2. 進んで発表してくれてありがとう! よくできました!Thank you for volunteering! Good job!
  3. 声がはっきりと聴き取りやすかったですね!Your voice was clear!

 生徒ががんばった活動や内容をほめる際に、フレーズ1のような表現が使用できます。〇〇の部分に、スピーチ(speech)、ショー・アンド・テル(show and tell)、ライティング(writing)などが入ります。
 フレーズ2は、生徒がチャレンジしたことに対しての言葉がけです。クラスみんなで拍手をします。(Please give him/her a hand.)
 フレーズ3は、声の明瞭さをほめる表現です。生徒の発表はしっかり聴き、声や発音、内容、表情など、生徒のよさを具体的にほめましょう。例えば、他にも You read that very smoothly!You read that with good emotion! また That’s a great idea! など、認められることで「次もがんばろう」という意欲につながるような言葉がけがたくさんできるとよいですね。

今月のひとことA励ます

  1. よく努力しました!Good effort!
  2. よく努力しました!Nice try!
  3. あなたならできるよ!(I know) you can do it!

 フレーズ1は、生徒が成果を上げたとき、あるいは惜しくも成果が上げられなかったときの両方の場面で、生徒の努力を認めて励ますときに使う表現です。
 惜しくも成果が上げられなかったときは、フレーズ1だけでなく、フレーズ2のように声をかけて励ますこともできます。
 生徒にあと一歩がんばらせたいときは、フレーズ3が使用できます。
 いつも生徒の心に寄り添って、生徒の気持ちを和らげ、やる気を喚起する声かけをしていきましょう。
 Make an effort to recognize your students’ effort!  

 

又野 陽子またの ようこ

山口市立鴻南中学校教諭。山口県生まれ。山口大学教育学部卒業。山口大学大学院教育学研究科修了。広島大学大学院教育学研究科文化教育開発専攻博士課程後期修了。博士(教育学)。
<著書>A study on the acquisition of English function-chains: A focus on Japanese EFL learners. Hiroshima: Keisuisha. 2007.
<論文>“Analysis of junior high school students’ performance in function-chain recognition using factor analysis and Hayashi’s quantification model V.” ARELE (全国英語教育学会紀要), Vol.11, pp. 71-80. 2000年8月. 他多数。

(構成:広川)
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