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柴田先生:「漢字のしりとりゲーム」を班でやりました。「学校 校外 外国 ……」協力するので多くの言葉が出てきます。語彙の豊富な子がレベルを押し上げます。
学級とはそうやって様々な子が「ゲーム」を通して相互に成長するのです。中には辞書を使う子も出てきます。「辞書を使う」という「必然性」が生じます。「ゲーム」といいつつ、実は「学級づくり」や「教科の学習」にまでつながっていきます。
「ああ、楽しかった」「いつの間にか、学んでいた」―これが「ゲーム」を取り入れる効果です。
松岡先生:まずは、教師が楽しむこと。少し大げさに話したり、ジェスチャーをするとよいと思います。ゲ−ムをやり終えたときに、子どもたちに少し感想などを話させるとよいでしょう。また教師の側からも、楽しんで行っていた子どもをみんなの前で紹介するのも、子ども同士が認め合う集団になるかと思います。
森竹先生:「出席番号ゲ−ム」は、どきどきしたり、はらはらしたりでおすすめです。手拍子をクラスの子全員ですることで、一体感が生まれます。中学年〜高学年におすすめします。
「バースデーライン」は、いつでも簡単にできるのでおすすめです。声を出さずに協力しなくてはいけないので、成功したときに一体感が生まれます。
「迷路でドンじゃんけん」も子どもたちは好きですね。運動場でやっても、大人気。いつまでもやりたがります。
柴田先生:「30秒で地名探しゲーム」がおすすめです。
「◯◯君が夏休みに行った場所をあててください。」
第一ヒント「山の付く県です。」『山梨県! 山形県! 岡山県! ……』
第二ヒント「雪が残っていたそうです。」『え? どこだろう? アルプスかな。』
「地図帳を見て探してみましょう。」『そうか、高い山の県だ。』
30人いれば、30の地域を探すことができ(行っていない子は本の題名あてなどに変えます)、地図帳の使い方が学べるゲームです。
松岡先生:「先生、おもしろかったよ。またやろう。」と言われることは、教師にとって、子どもからの称賛だと思います。この言葉がたくさん子どもたちから出てくることが、明日への教育実践につながる力になります。是非、子どもたちとたくさんゲ−ムをして、子どもたちと一緒に笑顔があふれる学級にしてください。