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国語科の授業は、子ども主体を大事にしながらも、指導事項、言語活動、教材解釈に流れていきます。「『子どもの論理』で創る」で目指しているのは、もっと子どもは何を学びたいのか、どう学びたいのかという子どもの側の論理(学びの文脈)に寄り添った授業づくりです。学習意欲を基盤にして、自らが学びに向かっていく姿を描いています。
書くことは子どもたちにとってハードルの高い学びです。文脈や状況から切り離されて、一人で考えを巡らさなければいけませんし。書こうと思うことも浮かんでは消えを繰り返します。相手を想定するのも簡単なことではありません。先生たちにとっても、一人一人の子どもたちへの対応や作文の評価はもっとも悩むところでしょう。
文章のジャンルが定まるとそれに沿った指導が展開できます。しかし、ジャンルありきではありません。大事なのは、「相手」や「目的」です。相手や目的によって、何を書くべきか、どう書くべきを考えることです。その時に参考になるのがジャンルですし、形式や技法を使ってどのような表現が可能かを探してみるのもいいでしょう。
先生も子どもたちも「作文!?」と構えずに、もっと気楽に、さまざまな場面で書くことを楽しめるといいですね。そうやって書き慣れていったら、思いがけない自分の思いや考えに出会う、言葉の巧みさに気付く授業が展開できると思います。大事なのは、書くことのプロセスですし、書きたい内容を湧きたたせ、書ける環境をつくることです。
書くことは負荷の大きな学びです。しかし、書くことの楽しさにふれていくと、子どもたちはどんどん書いていきます。ものすごい成長を見せてくれるのも書くことです。評価は簡単で楽しめるものに! 何度も書き直すより次の書くへ! 先生の発想を変えて、子どもたちの書くに感動して、書く文化をクラスに育てていきましょう!