教育ニュース
文科省の報道発表から研究会参加ルポまで、知っておきたい色々なジャンルの教育情報&ニュースが読めます。
大卒就職率91.8%、過去2番目の低さに
kyoikujin
2010/5/24 掲載
  • 教育ニュース
  • 生活・生徒・進路指導

 今年3月の大学卒業者の就職率は91.8%で、前年同期と比べ3.9ポイント減少したことが21日、厚生労働省と文部科学省の共同調査により分かった。就職率は1996年度の調査開始以来、過去最低だった99年度の91.1%に次いで低く、下げ幅は過去最大となった。

 男女別では、男子は92.0%、女子は91.5%で、ともに前年同期を3.9ポイント下回った。短大等は表の通り。

2009年度大学等卒業者の就職率(2010年4月1日現在)
全体 男子 女子
大学 91.8%(-3.9) 92.0%(-3.9) 91.5%(-3.9)
短期大学 女子のみ 88.4%(-6.1)
高等専門学校 男子のみ 99.5%(0.5)
専修学校 87.4%(-4.4) 87.9%(-4.3) 87.0%(-4.4)

※括弧内は前年同期との差

 2007年度の調査結果では、内定率は1999年度を底に8年連続で上昇し、明らかな回復傾向が確認されたものの、2008年度の調査結果では、同年秋のリーマンショックに端を発した世界同時不況による、いわゆる「内定切り」の影響からか下降が始まっていた。

大卒就職率の推移
大卒就職率の推移

 リクルートワークス研究所が4月21日に発表した大卒求人倍率は、昨年度の1.62倍から、今年度は1.28倍にまで落ち込んでいる。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの受付は終了しました。