- 先生のための『ほめ言葉手帳』
- 教師力・仕事術
絶賛発売中の「ほめ言葉手帳」!
前回の記事では、監修者の菊池省三先生に、今年の「ほめ言葉手帳」への思いを語っていただきました!
今回は、菊池省三先生と菊池道場大分支部の皆さんによる、言葉かけにかかわる新刊書籍と、手帳の活用方法についてご紹介します!
■言葉で人を育てる
「言葉で人を育てる」。これは、菊池省三先生・菊池道場の指導の中心にある考えです。
「ほめ言葉手帳」の監修者である菊池先生は、新刊『菊池省三 365日の言葉かけ』の中でも、次のように話されています。
本書は、私が担任していた教室や飛び込み授業等の実践を通して、「この言葉かけで子どもを育てることができる」と確認した言葉を集めたものです。全国のどの教室にもあるであろう授業場面を限定して取り出し、その場面に合った具体的な言葉かけを例示しています。そうすることで、開始から終末までの1時間の授業の指導のポイントがつかめると同時に、安定した授業が成立するはずです
ちなみに、この書籍では、菊池先生が厳選した140の言葉かけを紹介するとともに、その言葉かけのねらいや具体場面を学期別に紹介しています。
■ほめ言葉手帳にも、「言葉で人を育てる」工夫がいっぱい!
『菊池省三 365日の言葉かけ』に掲載している言葉かけを一つ紹介します。
例えば、グループ学習の場面で、話し合いが盛り上がりガヤガヤしてしまったとき、なんと言葉をかければよいでしょうか?「静かに話し合いなさい!」では、せっかくの白熱議論も盛り下がってしまいそうです。
本書では、次のように言い換えられています。
うるさいです! 小さな声で話し合いなさい!
↓
秘密会議にしなさい
このような言葉の工夫は、菊池先生の実践の特徴でもある価値語とも関係が深いです。
そんな「価値語」は、2021年度の手帳でも全面改訂されました。ウィークリーページのすべてに掲載されています。この価値語を毎週紹介するだけでも、言葉に対する意識が高まりそうですね!
そのほか、手帳には「子どもの記録欄」もあります。
ここに、子どもにかけた言葉をメモしておき、振り返ることもよさそうです。
手帳や書籍を活用して、個と集団を育てる最高の教室をつくりましょう!!