- 特集 主体的・協働的に学ぶ力を育てるグループ学習
- 提言 子どもが主体的・協働的に学ぶグループ学習とは
- グループ学習を見直す視点―企画特別部会「論点整理」を参考に―
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- 確かな学力を育てるグループ学習
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- 人間力を育てるグループ学習の工夫
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- グループ学習を取り入れた「話すこと・聞くこと」の授業づくり
- 【提案】「話すこと・聞くこと」の授業でのグループ学習のポイント
- 聞き合い、話し合う八つのポイント
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- 【実践】
- 低学年/モニタリングの力を育てる
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- 中学年/主体的に学ぶグループ学習のあり方
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- 高学年/身近な話題を設定し話合いを活性化する
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- 中学校/グループ内外で話し合う「旅人交流」
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- グループ学習を取り入れた「書くこと」の授業づくり
- 【提案】「書くこと」の授業でのグループ学習のポイント
- 主体的・協働的な学習で育つ書く力
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- 【実践】
- 低学年/思考の広がり・深まり・高まりを実感するグループ学習
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- 中学年/他教科と関連したグループでの学級新聞づくり
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- 高学年/個を生かす主体的なグループワーク
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- 中学校/報道文で「『他者』と出会うグループ学習」を仕組む
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- グループ学習を取り入れた「読むこと」の授業づくり
- 【提案】「読むこと」の授業でのグループ学習のポイント
- 「根拠―理由づけ―主張」の三点セットを用いた交流
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- 【実践】
- 低学年/「ダウト読み」「動作化」「インタビュー」で楽しく学び合うペア学習
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- 中学年/第一次にグループ学習で共通体験をさせる
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- 高学年/グループの話し合いで読みを深める
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- 中学校/主体、協働のよさを実感させる
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- 小特集 グループ学習を活性化する!指導の極意&言語活動ツール
- 【提案】言語ツールを使ったグループ学習のポイント
- 言語活動の位置付けが学びの目的意識や必然性を高める
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- 実物資料で見る!教室掲示・教師モデルの工夫
- 実物モデルでグループ学習をサポートする授業の環境づくり
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- 言語活動ツールを使ったグループ活動
- 【実践】
- 低学年/特別アイテムで力を付ける! 「友達のすてきシート」「取材用シート」
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- 中学年/「つながりのある本」を紹介しよう 「ブックトーク計画シート」
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- 高学年/「ジグソー学習チャレンジシート」の活用
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- 中学校/俳句を整理する「座標シート」
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- “言葉のしくみ”見える化―言語と思考道場― (第4回)
- 「言葉」は「暮らし」〜語彙に見る日本人の文化〜
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- 次期指導要領で明言してほしいこと (第10回)
- 教材開発・授業開発につながる「言語活動例」の充実を
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- 授業が盛り上がる今月の“教材の急所”【国語教材の事例】 (第10回)
- 小学1年/昔話に親しませることを意識した物語づくり
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- 〜おはなしを つくろう(東書)〜
- 小学2年/テーマを表す題名に着目した授業
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- 〜スーホの白い馬(光村)〜
- 小学3年/ビブリオバトルにチャレンジ! 自分の考えを効果的に表現しよう
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- 〜この本、読もう(光村) 他〜
- 小学4年/文章校正をとらえて要約する
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- 〜ウナギのなぞを追って(光村)〜
- 小学5年/筆者の主張、事例とマッチしているかな?
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- 〜想像力のスイッチを入れよう(光村)〜
- 小学6年/論の展開を読む
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- 〜国境なき大陸 南極(学図)〜
- 中学1年/定番教材で、圧倒的な描写の力を味わわせる
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- 〜少年の日の思い出(光村)〜
- 中学2年/これ事実? 事実に見せた 意見かな?
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- 〜新聞の記事から(教材開発)〜
- 中学3年/21世紀型能力の育成を目指した授業の提案I〜「情報」を正確に読み解き自分の生き方にいかす学習〜
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- 〜メディアと表現 情報を編集するしかけ(教出)〜
- 読解力評価―自信が持てる観点と技法 (第10回)
- 様々なテストの利用(2)
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- 〜全国学力・学習状況調査〜
- 国語授業に1000ルクス!アイテム 魔法の憲ちゃんグッズ大公開 (第10回)
- グッズI 「接続詞」トランプで神経衰弱を楽しみながら作文力アップ
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- コンピテンシー・ベースの新しい国語授業づくりに向けて (第4回)
- 資質・能力の育成と「単元」というスタイル
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- 国語教育×インクルーシブ教育 発達障害のある子どもたちとともに学ぶ国語教室 (第4回)
- 自己理解と他者理解の国語科授業にむけて
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- こうすれば面白い!古典の授業づくり (第4回)
- 学習者の問題意識にコミットする教材選択×協働学習で磨く
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- 国語教師のためのICT活用ガイド (第4回)
- 書画カメラの利用方法
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- 小学校 国語実践研究のここに“ハイライト” (第22回)
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- 中学校 国語実践研究のここに“ハイライト” (第22回)
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- わが県の国語ソムリエ (第45回)
- 岐阜県
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- 愛媛県
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- SCHOOL REPORT (第1回)
- 博報賞受賞校訪問
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- 〜取材先:新潟県佐渡市立羽茂小学校〜
- 編集後記
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- 国語学習をこう可視化―知識をストックできる授業アイデア (第10回)
- 「モチモチの木」の豆太の勇気のすごさを可視化する
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編集後記
8月に、文部科学省から「教育課程企画特別部会 論点整理」が公表されました。ここでは、学習活動の示し方やアクティブ・ラーニングの意義などが示され、次期改訂が目指す育成すべき資質・能力を育むためには、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)につながる指導方法の見直し・改善が求められるとされています。
そのような学びを見直す視点として、
@ 習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過程が実現できているかどうか。
A 他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程が実現できているかどうか。
B 子供たちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、主体的な学びの過程が実現できているかどうか。
が示されました。このうち、Aでは、
身に付けた知識や技能を定着させるとともに、物事の多面的で深い理解に至るためには、多様な表現を通じて、教師と子供や、子供同士が対話し、それによって思考を広げ深めていくことが求められる。(後略)
とされています。
さらに、先日公表された「平成27年度 全国学力・学習状況調査」においては、「学校における指導に関する項目」の中で、「学級やグループでの話し合いなどの活動で、自分の考えを深めたり、広げたりすることができているか」について肯定的な回答をした方が、平均正答率が高い状況であったこともわかっています。
今号はこのような次期指導要領改訂が目指す育成すべき資質・能力や学力調査の結果などを踏まえた上で、子供たちが他者との対話によって思考を広げて深め、主体的・協働的に学ぶ力を育てることにつながるような、国語科授業における「グループ学習」について、ご提案いただければと思い、特集を企画いたしました。また、第2特集では、「グループ学習を活性化する!指導の極意&言語活動ツール」として、国語科授業全体を通したグループ活動の指導法について、指導の工夫や言語活動ツールを取り入れた各学年の実践例についてご提案いただきました。
『国語教育』編集部/木山 麻衣子
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