国語教育 2023年4月号
「授業開き」最強ナビ―基本からこだわりまで

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国語教育 2023年4月号「授業開き」最強ナビ―基本からこだわりまで

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ジャンル:
国語
刊行:
2023年3月6日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月21日
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目次

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特集 「授業開き」最強ナビ―基本からこだわりまで
[巻頭鼎談]国語授業開きで大切にしたいこと
国語授業開きで大切にしたい「基本」と「こだわり」
青木 伸生牧園 浩亘谷ア 廉
国語授業開きの基本の“き”Q&A
Q1 国語科の授業開きは教科書を使わずにスタートすべきでしょうか? それとも,教科書を使ってスタートすべきでしょうか?
原田 義則
Q2 授業の約束事はどのように決めていますか?
野間 なつき
Q3 国語科授業観を子供にどう説明しますか?
原之園 翔吾
Q4 子供たちに評価方法等を話すべきでしょうか? それとも,話さない方がよいでしょうか?
原田 義則
Q5 教師の話し方で気をつけることは何でしょうか?
原之園 翔吾
Q6 国語科の授業開きは,クイズや国語ゲームでスタートするのもアリでしょうか?
堀之内 陽子
Q7 宿題の出し方のルールは?
阿P知 巧
Q8 国語科の授業でICT機器を使った方がいいですか?
阿P知 巧
[ビジュアル解説]授業開きまでに整えたい 教室環境&おすすめ学習アイテム
小学校
松下 崇
中学校
橋 拓朗
今年はココにこだわりたい! 4月に押さえたい厳選指導
音読にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
「音読」で一年間を方向づける!
橋 和寛
板書にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
1年間の授業に期待が膨らむ板書
酒井 愛子
ノート指導にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
学びの過程を目に見える形にするノート指導
中村 千佳
対話にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
対話の土台「意味・環境・態度」を創る
中野 裕己
1人1台端末活用にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
3つのイメージで未来への扉を叩く
前川 智美
これで安心! 国語授業開きの全発問・指導言
小学校1年/つなぎ,かさね,ひろがる授業開き
教材:「いいてんき」(光村図書)
安藤 浩太
小学校2年/言葉と心の準備運動!私は○○。あなたは?
教材:「じゅんばんにならぼう」(光村図書)
青木 大和
小学校3年/なめらか! ペラペラ! まあ素敵!
教材:「わるくち」(谷川俊太郎 作)
山本 晃佑
小学校4年/授業開きで学級づくり
教材:教科書(光村図書)
石井 潤平
小学校5年/詩の授業で考える楽しさを!
教材:「紙風船」(東京書籍)
有松 浩司
小学校6年/「力」や「〜の仕方」を意識する,きっかけの授業
教材:「帰り道」(光村図書)
佐藤 綾花
中学校1年/音声表現を工夫して,思いを伝える
教材:「野原はうたう」(光村図書)
小阪 昌子
中学校2年/「みんなでつくる授業」の下地づくり
教材:「見えないだけ」(光村図書)
熊井 直子
中学校3年/目次を活用して一年間の見通しをもとう
教材:「学習の見通しをもとう」(光村図書)
坂爪 新太郎
【特別寄稿】授業名人に学ぶ 国語授業開きの作法
「授業開き」の「前になすべきこと」と「そこでなすべきこと」と
野口 芳宏
国語教師のための「テクスト論」超入門 (第1回)
文学を読む楽しさを実体験する授業
上谷 順三郎
小学校 教材別 今月の子どもの「問い」から展開する授業づくり (第1回)
「問い」を問う
立石 泰之
1年/おはなししよう
中河原 絵里
〜領域:読むこと 教材:はなのみち(光村図書)〜
2年/おはなしを読み,やくにわかれて 音読しよう
星野 直樹
〜領域:読むこと 教材:ふきのとう(光村図書)〜
3年/段落の中心をとらえて読み,かんそうを伝え合おう
國本 裕司
〜領域:読むこと 教材:言葉で遊ぼう/こまを楽しむ(光村図書)〜
4年/同じところやちがうところに着目して対話を続けよう
吉田 昌平
〜領域:話すこと・聞くこと 教材:もしも,どうしたい(東京書籍)〜
5年/登場人物どうしの関わりをとらえ,感想を伝え合おう
田中 充
〜領域:読むこと 教材:なまえをつけてよ(光村図書)〜
6年/6年○組の対話の極意を作ろう
橋爪 克
〜領域:話すこと・聞くこと 教材:気持ちよく対話を続けよう(東京書籍)〜
中学校 教材別 今月の発問づくり講座 (第1回)
二項対立で学ぶ発問論
幸坂 健太郎
〜発問に,処方箋ではなく補助線を〜
対話でアップデート!授業を磨く発問教室
1年/言葉に出会うために 〜領域:詩 教材:野原はうたう(光村図書)〜
籬 泰斗菅原 整
2年/登場人物の設定に着目し,物語を解説しよう 〜領域:読むこと 教材:アイスプラネット(光村図書)〜
田中 大地金田 昭孝
3年/谷川俊太郎の表現の工夫を見破ろう 〜領域:読むこと 教材:春に(教育出版)〜
佐々木 来望石川 晋
「個別最適」な国語授業づくり (第1回)
「個別最適」とは
蓑手 章吾
漢字学習 Re デザイン (第1回)
漢字学習をどうデザインしなおすか
栗林 育雄
スキマ時間に使えるミニ活動アイデア (第1回)
学級開きから使えるミニ活動
弥延 浩史
国語教育の実践情報 (第85回)
小学校/子供の読書活動推進に関する有識者会議論点まとめ 報告
大塚 健太郎
中学校/各教科等教育課程研究協議会から〜「書くこと」に関する指導と評価A〜
鈴木 太郎
わが県の国語ソムリエ (第131回)
高知県
井上 次夫
編集後記
林 知里
今月号 掲載教材一覧

編集後記

 2022年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、『吾妻鏡』に描かれた史実(と思われること)をこう見せてきたか!という脚本が、SNS等で大いに話題になりました。こうした盛り上がりを見るにつけ、悔やまれるのは、「もっと歴史に興味を持って学んでくればよかった…」ということです。歴史ドラマの多くは“義務教育を受けているなら知ってるよね”という前提で物語は進みます。ある程度の「型」や「基本」がなければ、せっかくの脚本の妙にも気づけない、ということでもあります。

 年度当初の授業開きにおいても、授業者として知っておくべき「基本」があるかと思います。一年間をうまく回すための授業ルール、失敗しない鉄板指導スキル……など、ここだけは外せない「基本」を押さえてこそ、安心して新年度を迎えられるといえるでしょう。一方で、新年度だからこそ子供たちの心に残る鮮烈な授業をしたい、という思いもまた、大切だと考えます。前述の“脚本の妙”にあたるのが、このような授業開きでしょうか。一年に一回しかない国語授業開きだからこそ、最高の一時間にしたいと願う授業者の熱量は、きっと子供にも届くと思うからです。

 今号は、『「授業開き」最強ナビ』と題して、外せない基本から、素晴らしい一年間にするためのこだわりまで、基礎からわかるQ&Aや教室環境・アイテムの実物写真、各学年の具体的な授業開き、そして授業開きにおける心得など、すぐに使える・長く使える内容盛りだくさんでお届けいたします。


   /林 知里

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      明治図書
    • 学級開きにもリンクした内容があって勉強になりました。
      ところどころ参考にさせていただきました。
      2023/4/1730代・小学校教員
    • 具体例がたくさんあり、よいところを選んで自分のやり方に加えることができそうです。
      2023/3/24匿名
    • 我が家で勉強会をしています。若手が知りたいような基本ばかりが紹介されていて嬉しいです
      2023/3/10小学校レインボー

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