- 特集 水泳指導―上手くいかない?に応えるQA集
- 特集の解説
- 水泳指導―上手くいかない?に応えるQA集
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- 低学年の指導
- <Q1>水を怖がる子どもの指導は、どのようにしたらよいですか。
- A 焦らず、無理せず、楽しく
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- <Q2>楽しい水遊びのさせ方には、どんな方法がありますか。
- A 自然と水が顔にかかる状態を作る
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- <Q3>集団で行う水慣れには、どんな内容がありますか。
- A ごっこ遊びで楽しく水に慣れさせよう
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- <Q4>呼吸の前に顔つけの指導があります。どんな顔つけがありますか。
- A 水慣れの演出をスモールステップで
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- 中学年の指導
- <Q5>「浮く」学習にだるま浮きがあります。ポイントは何ですか。
- A だるま浮きのポイントは、プールサイドで教えること
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- <Q6>「浮く」学習に必要な教具には、どんなものがあり、どう活用しますか。
- A 浮き具の特性を生かした指導を
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- <Q7>呼吸法を指導するための水遊びには、どんな指導がありますか。
- A 呼吸法指導の基本は「ブクブク……パッ」
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- <Q8>ふし浮きの指導の原則は何ですか。
- A 適度な脱力で安定して浮かべること
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- <Q9>け伸びができない子どもへの指導は、どのようにしますか。
- A つまずきを見抜き、適切な指導で
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- <Q10>呼吸の練習にボビングがあります。どのように指導したらよいですか。
- A ステップを踏んだ指導とドリルによる繰り返しで技能を徹底的に鍛える
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- 高学年の指導
- <Q11>ちょうちょう背泳ぎの指導の順番は、どのようにしたらよいですか。
- A 背浮きで進む感覚に慣れさせる
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- <Q12>背泳ぎの段階的な指導と効果的な指導は、どのようにしたらよいですか。
- A 「浮く」段階と「進む」段階に分けて指導する
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- <Q13>クロールのバタ足でひざが曲がり進みません。どのような指導をしますか。
- A 視覚化、イメージ化、リズムを使った指導
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- <Q14>クロールの呼吸の仕方は、どのようにしたらよいですか。
- A パッと吐く呼吸法を教える
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- <Q15>平泳ぎのポイントと段階指導は、どのようにしたらよいですか。
- A 浮沈力をつけつつ推進力をつける
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- <Q16>平泳ぎのかえる足の指導は、どのようにしたらよいですか。
- A 足裏で水を押し出す感覚をスモールステップで
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特集の解説 水泳指導―上手くいかない?に応えるQA集
TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄
若い教師が増えてきている。プール指導は学年で行うことが多くなる。
能力別に分かれての指導になる。その時に経験の少ない教師は、どのように指導をしたらよいのであろうか。
担当になったグループ指導では、1人で行う。プールでの学習は命に関わることがある。適切な指導をしていくことが求められる。
そのような若い、経験の少ない教師が水泳指導で持つ疑問に対して、回答が示されていれば、若い教師も自信を持って指導することができる。
低学年の疑問は、水遊びについてである。水遊びと言ってもいろいろある。
初めて水に接する子どももいる。本特集では、次のような疑問に対する指導が紹介されている。
1. 水を怖がる子どもの指導は、どのようにしたらよいですか。
2. 楽しい水遊びのさせ方には、どんな方法がありますか。
3. 集団で行う水慣れには、どんな内容がありますか。
4. 呼吸の前に顔つけの指導があります。どんな顔つけがありますか。
子どもの実態に合わせて、楽しく指導できるような方法が紹介されている。
中学年では、浮く・泳ぐ指導になる。泳ぐためには浮くことが必要である。浮く・泳ぐための指導についての疑問について紹介されている。
1. 「浮く」学習にだるま浮きがあります。ポイントは何ですか。
2. 「浮く」学習に必要な教具には、どんなものがあり、どう活用しますか。
3. 呼吸法を指導するための水遊びには、どんな指導がありますか。
4. ふし浮きの指導の原則は何ですか。
5. け伸びができない子どもへの指導は、どのようにしますか。
6. 呼吸の練習にボビングがあります。どのように指導したらよいですか。
特にだるま浮きが大事だと言われている。だるま浮きの方法も大事であるが、なぜだるま浮きが大切なのかも考える必要がある。
ただできるのではなく、動きの根拠を説明し、子どもが納得するように指導していく。
高学年は水泳になる。クロール、平泳ぎ、背泳ぎの泳法指導を行うようになっている。
泳法指導ついての疑問について紹介されている。
1. ちょうちょう背泳ぎの指導の順番は、どのようにしたらよいですか。
2. 背泳ぎの段階的な指導と効果的な指導は、どのようにしたらよいですか。
3. クロールのバタ足でひざが曲がり進みません。どのような指導をしますか。
4. クロールの呼吸の仕方は、どのようにしたらよいですか。
5. 平泳ぎのポイントと段階指導は、どのようにしたらよいですか。
6. 平泳ぎのかえる足の指導は、どのようにしたらよいですか。
クロールの泳げない子どもの指導で、ひざが曲がる子どもがいる。その時にどのような指導をしたらよいかという問題がある。
自分が泳げることと子どもを教えることとは別である。適切な指導によって、正しいバタ足ができるようにする方法が紹介されている。
本特集では、Qに対して答える形式でまとめてある。論文の見出しにQが書かれ、本文に回答が書かれている。Q&A方式なので読みやすくなっている。
本特集では、若い教師が水泳指導をするときに役立つ疑問に対して、すぐに指導できる実践が多く紹介されている。
活用していただき、楽しい水泳指導を行ってほしい。そして、泳力を伸ばしていってほしい。
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- 明治図書