- もらって喜ばれる通知表にするために
- 1 通知表作成で必ず押さえておきたいこと
- 2 OK&NG対比でよくわかる 所見文の注意事項
- 3 “書くことがない!”に陥らない記録の残し方
- 4 1年間を見通した所見の作成
- 1学期の所見文例
- 学習にかかわる文例
- 国語
- 社会
- 数学
- 理科
- 英語
- 保健体育
- 音楽
- 美術
- 技術・家庭
- 道徳
- 総合的な学習の時間
- 生活・行動にかかわる文例
- 基本的な生活習慣
- 健康・体力の向上
- 自主・自律
- 責任感
- 創意工夫
- 思いやり・協力
- 生命尊重・自然愛護
- 勤労・奉仕
- 公正・公平
- 公共心・公徳心
- 活動・行事にかかわる文例
- 学級活動・生徒会活動
- 部活動
- 学校行事
- 特別なニーズをもつ生徒にかかわる文例
- 主に行動面に困難をもつ生徒
- 主に学習面に困難をもつ生徒
- 主に対人関係に困難をもつ生徒
- 不登校傾向の生徒
- 外国籍の生徒
- 2学期の所見文例
- 学習にかかわる文例
- 国語
- 社会
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- 創意工夫
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- 活動・行事にかかわる文例
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- 3学期の所見文例
- 学習にかかわる文例
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- 創意工夫
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- 生命尊重・自然愛護
- 勤労・奉仕
- 公正・公平
- 公共心・公徳心
- 活動・行事にかかわる文例
- 学級活動・生徒会活動
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- 特別なニーズをもつ生徒にかかわる文例
- 主に行動面に困難をもつ生徒
- 主に学習面に困難をもつ生徒
- 主に対人関係に困難をもつ生徒
- 不登校傾向の生徒
- 外国籍の生徒
はじめに
かつて学級担任をしていたときのころを振り返ると、通知表の所見作成で何日も苦しんだことを思い出します。毎日教室で出会っているのに、なぜ何も思い浮かばないのだろうか、と自分自身を情けなく思ったこともありました。
特に、初めて担任となり、所見を書くことになったときのあの大変さは今でも忘れられません。
浮かぶ言葉は「明るい」「真面目」「熱心」といった言葉ばかりで、このままでは、我が学級は「明るく、真面目で、何事にも熱心です」という子どもばかりになってしまう。はずかしくて学年主任に所見の下書きは見せられないと思ったものです。
所見を書く立場になって、母親に「通知表はとってあるの?」と聞いたところ、すぐに出してきてくれたことも忘れられません。このことで、さらに所見作成に重圧を感じました。通知表は、こうしていつまでも家庭で大切に保管されているものなのだ。数行とはいえ、いいかげんな文章を書くことはできない、とプレッシャーがさらにかかり、筆が進まなくなりました。
このようなことは、教師ならばだれもが経験することですが、この書籍に集められた所見文例は、こうした悩みを素早く解決してくれるものと確信しています。
冒頭の「もらって喜ばれる通知表にするために」では、校長として通知表を発行する責任者の立場と担任経験を踏まえた上で、所見のよい例、悪い例などを具体的に示しながら、所見を作成する際の注意事項をわかりやすく示しました。
所見文例は、現役の力量がある教師をはじめ、担任を何年も経験して管理職の立場となっているベテラン教師が作成しました。とりわけ管理職は、自校の通知表所見を点検する立場ですから、所見を見る目は確かです。
また、「特別なニーズをもつ生徒にかかわる文例」を掲載したことは、本書の特徴の1つです。
「主に行動面に困難をもつ生徒」「主に学習面に困難をもつ生徒」「主に対人関係に困難をもつ生徒」「不登校傾向の生徒」「外国籍の生徒」の5項目について、それぞれに対応した文例を示しました。執筆者は、いずれの項目も、かつて特別支援教育校や教育行政に籍を置き、特別支援教育担当をした者ばかりです。
本書によって、通知表所見を作成するときの悩みが解消するばかりか、生徒を見る確かな目が養われることと思います。ベテラン教師の所見から、生徒観察と生徒への声のかけ方を学ぶつもりで目を通していただけると、「学級担任必携」と掲げた意味が、十二分におわかりいただけるかと思います。
平成24年10月 /玉置 崇
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