通常の学級でやさしい学び支援
計算が苦手な子どもへの<算数>支援ワーク くり上がり・くり下がりのある20までのたし算ひき算

通常の学級でやさしい学び支援計算が苦手な子どもへの<算数>支援ワーク くり上がり・くり下がりのある20までのたし算ひき算

ロングセラー

好評3刷

インタビュー掲載中

どの子も「できた」につながるユニバーサルデザインワーク

通級指導教室発・通常の学級で使える教材プリント集です。1年生はじめから算数嫌いをつくらないために、くり上がり・くり下がりの計算理解や手順を子どもの認知特性にあわせて身につけさせることができます。パズル・暗号と子どもが楽しく学べるワークです。


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PDF
ISBN:
978-4-18-089934-0
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
B5横判 112頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年6月4日

もくじ

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はじめに
序章 通常の学級でできるくり上がり・くり下がりのあるたし算ひき算の支援
第1章 くり上がり・くり下がりのあるたし算ひき算習得トレーニングワーク
ワーク1〜4 20までの かず
ワーク5〜8 10を わけよう
ワーク9〜12 たしざんを しよう
ワーク13〜16 えを つかって たしざんを しよう1
ワーク17〜20 えを つかって たしざんを しよう2
ワーク21〜24 ことばを いいながら たしざんを しよう1
ワーク25〜28 ことばを いいながら たしざんを しよう2
ワーク29〜32 ひきざんを しよう
ワーク33〜36 えを つかって ひきざんを しよう1
ワーク37〜40 えを つかって ひきざんを しよう2
ワーク41〜44 ことばを いいながら ひきざんを しよう1
ワーク45〜48 ことばを いいながら ひきざんを しよう2
第2章 くり上がり・くり下がりのあるたし算ひき算習熟トレーニングワーク
ワーク49〜52 おとなりさんで 10を さがそう
ワーク53〜60 あんごう かいどく
ワーク61〜64 クロス けいさん
ワーク65〜68 +−を いれて しき かんせい(10まで)
ワーク69〜72 かずを いれて しき かんせい
ワーク73〜76 +−を いれて しき かんせい(20まで)
*解答&解説
おわりに

はじめに

 本書は、算数が苦手な児童生徒に対して一斉授業のなかでスモールステップの教材を使い、つまずきの原因発見と支援のヒントを与えてくれます。発達障害がある/なしに関わらず、子どもたちに計算をわかりやすく解説し、完全に理解してもらうということは大変難しいことです。私たち大人の頭のなかではこうすればいいと説明できても子どもたち一人一人が理解できるように言葉で納得のいく説明に到達するのは至難の業です。「できた」ではなく「わかった」と本心から言える教え方が望まれます。

 本書では、「どこでつまずいているのか」を特別支援教育の視点を取り入れて一人一人にぴったりの学習支援を見つけていきます。計算は、暗算と筆算があります。計算が難なくできるようになるためには、早い時期に数詞(「1つ、2つ、3つ」、「いち、に、さん」)、数字(1、2、3)、具体物との対応(りんごが3つ)ができることが求められます。数字が読める前に数詞を順番通りに言えるようになることが望ましいです。また、数字が数と量を示していることに気づくことも大切です。

 次に数の概念の形成では、基数性(同時処理過程)と序数性(継次処理過程)があります。同時処理では直感的に4つより6つのほうが量的に多いことに気づく、継次処理では前から何番目、後ろから何番目というように順番がわかるなどを丁寧に教えていきます。数概念の発達を促しながら加減の意味がわかる子どもへと育てていきます。

 20までの加減学習の課題は、くり上がり・くり下がりの計算の仕組みの理解、その計算手順の習得、そして最後に暗算でできるようになることです。一般に算数を指導するときに、たし算では視覚化、ひき算では言語化という方法で計算手順を教えることが多いようです。しかし、特別支援教育対象の様々な認知特性に偏りがある子どもの場合は、きめ細かく一人一人のストロングポイント、ウイークポイントを見極め、子どもの見る力、聴く力、記憶する力、集中する力などの特性に合わせていくことが真の理解につながります。2年生、3年生になっても計算にまだ指を使っている子どもの場合、指を禁止するのではなく、なぜ指が必要なのか、どのような支援がいるのかの視点が必要です。

 本書は、中尾先生の特別支援教育のコツが詰まっている貴重なトレーニングワークです。

 ぜひ普段の授業で、家庭で活用してください。子どもの「わかった!!」という笑顔が見たいです。


  2018年6月   監修者 /竹田 契一

著者紹介

竹田 契一(たけだ けいいち)著書を検索»

大阪教育大学名誉教授、大阪医科大学LDセンター顧問

中尾 和人(なかお かずひと)著書を検索»

小学校教諭、S.E.N.S(特別支援教育士)、精神保健福祉士、

日本LD学会会員

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • PDFなので、繰り返し使いやすい。
      2023/4/2630代・小学校教員
    • 1の字体が、教科書体であるとよりいいなと思います。
      UDデジタル教科書体などで作ってもらえるといいなと思います。
      2022/5/1240代小学校教諭
    • 知的障害学級の児童に繰り上がりや繰り下がりを教えるために購入しました。デジタル版だときれいに印刷できるのがよく、何回も何回も印刷して使用しています。
      2022/3/29まんた
    • わかりやすくて良い
      2022/2/1330代・男性
    • 20までの足し算引き算以降の段階のワークシートもぜひ作ってください!
      2021/5/930代・小学校教員
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

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