- 刊行によせて
- /古川 光弘
- はじめに
- 本書の使い方
- チェックリスト
- Part1 よりよい学級&授業づくりのための格言
- 1 教室の空気づくりが4月のポイント!
- 2 算数の教材にもつながる空気のドーナツ
- 3 階段を足音を立てず歩く指導が算数にもつながる
- 4 教室の中心は誰かを常に考える
- 5 授業のとびらは,教師の号令で開く!
- 6 挨拶で学習する姿勢を整える
- 7 ペア学習では挨拶をしっかり行う
- 8 いい考えは「いただきます」
- 9 日常にある算数を見つけ,感覚を研ぎ澄まそう
- 10 日頃の活動から授業を構築しよう
- 11 教室に教師の散歩コースをつくる
- 12 聞くは一時の恥,聞かぬは一生の恥
- 13 子どもの変化はクラスの成長の証
- 14 小さなつぶやきも大切にする授業を心がける
- 15 休み時間には子どもウオッチングをする
- 16 二刀流の褒め方をする
- 17 行事の後にはクラスの成長を形にする
- 18 3学期は学年末のゴールを掲示する
- 19 学級活動は励ましながら見守る
- 20 4月のスタートをふり返る
- 21 時には見て見ぬふりをする
- 22 学年末には教師力をわざと弱め,子どもの力を引き出す
- Part2 押さえておきたい! 算数授業づくりのための格言
- 授業アイデア
- 23 算数の教材は朝の教室で取材する
- 24 条件不足の問題を提示する
- 25 事前テストで確実に定着させ,学習計画を立てる
- 26 自分だけで考える時間をつくる
- 27 算数でどんな力をつけるのかを見極める
- 28 分かった嬉しさを,分かってもらえる喜びに変える
- 29 頭の中に計算機をつくる
- 30 算数でも作文を書こう
- 31 「四コマ漫画」や「キャラクター」を登場させよう
- 32 ミスを認め,新たな自分と向き合う大きな×
- 33 まとめの文はキーワードを確認して子どもとつくる
- 34 子どもに「ツッコミ」を教える
- 35 発表の一文は短くしてナンバリングを
- 36 問題を解く時には問題を“描く”
- 37 単元にストーリー性を持たせる
- 38 友達の考えが算数を面白くする
- 39 「言葉の式」は必ず声に出す
- 40 学習課題を書く時は「先生と勝負!」を
- 41 文章題を解く魔法の言葉「わ・き・ず・し・こ」
- 42 算数は「美しい」
- 教材・教具
- 43 算数道具をそろえることは,心をそろえること
- 44 定規はことあるごとに使おう
- 45 導入には具体物を使う
- 46 キッチンタイマーで「ボルトタイム」
- 47 教師の定規の使い方が子どもの使い方
- ノート指導
- 48 算数ノートは思考を描くキャンバス!
- 49 鉄は熱いうちに打て!ノートは新しいうちに指導すべし
- 50 学ぶことの第一歩はまねること
- 51 ノートの指導力は,徹底力
- 52 ノートはぜいたくに使おう
- 53 ノートの間違いは消さない
- 54 キャラクター使い上手はまとめ上手
- Part3 低学年編 基礎体力を身につける授業づくりのための格言
- 55 補数の概念は歌で楽しく覚える♪
- 56 「問題」を「物語」にしよう
- 57 数字となかよしになろう
- 58 目指せ!さくらんぼマスター!
- 59 子どもの素直な反応を大切にしよう
- 60 答えは文章で書く
- 61 「わ・き」をしめて,問題文を読み取る
- 62 ものさしは1年生から
- 63 人差し指で「長さ体操」
- 64 単位を徹底的に視写,聴写する
- 65 1あたりの数探しでかけ算の意味を考える
- 66 九九はいついかなる時でも言えるようにする
- 67 九九表があれ?図(アレイ図)になる
- Part4 中学年編 クラス全員が熱中する授業づくりのための格言
- 68 教材づくりは「教師の操作」で完結
- 69 「算数は,は・か・せ」の合言葉を教える
- 70 算数+体感で楽しい授業を!
- 71 子どもの想像以上のアイテムを持つ
- 72 子ども達に算数の挑戦状を書く!
- 73 下敷き代わりの方眼紙は魔法のアイテム
- 74 変わり方と立方体の展開図はつながっている
- 75 1時間教材で逆転現象を
- 76 モノ(食べ物)を用いた教材に変えて楽しもう
- Part5 高学年編 学力がしっかり定着する授業づくりのための格言
- 77 どこまで分かったかを誰もが言えるようにする
- 78 低学年と同じように定規の使い方を指導する
- 79 前時のまとめは本時の「種」
- 80 子どもが教師役になる時間をつくる
- 81 整数と小数はブラックボックスできまり発見!
- 82 子どもの「つぶやき」にはすべてが宿る
- 83 前時と何が違うかをしっかり意識させる
- 84 ノートは一マス一字,美しく
- 85 ノートは頭の中を写す鏡!
- 86 答えが何を意味するのかもう一度問う
- 87 割合はイメージしやすいアイテムをたくさん増やす
- 88 割合問題が楽々解ける!基準を探せ!
- 89 見積もる力で計算力アップ!
- 90 迷った時は極端な数値で考える
- 91 割合の導入は半分と2倍をうまく利用する
- 92 図・表・式をセットで考える
- 93 表にするときまりが「見える」
- 94 図形は手ざわりで伝えよう!
- 95 途中の計算をしっかり書く
- 96 屋外でダイナミックな算数的活動を
- 97 拡大図・縮図は作図方法のよさも味わう
- 98 子ども達をグラフマスターにする
- 99 予習の予習は高学年から!
- 100 面白算数ネタを紹介する
- おわりに
- 執筆者一覧
刊行によせて
人間−安次嶺隆幸−を味わってみてください
私の盟友(と言ってはおこがましいのですが…)安次嶺隆幸先生が,この度,『世界一の算数授業をつくる100の格言』を刊行されることになりました。
安次嶺隆幸先生と初めてお会いしたのは,今から5年前の8月29日,広島で行われた「教師みらいプロジェクト」の場で,共に講師を務めさせていただいた時でした。
安次嶺隆幸先生の噂は,これまでも度々耳にはしていましたが,初めてお話をうかがって,その噂が嘘でないことがはっきりしました。
研ぎ澄まされた話術に,ぐいぐい引き込まれ,気がつくと講座が終わっているという,そんな表現がピッタリでした。ついつい引き寄せられる話の中に,貴重な実践報告が数多く織り交ぜられ,まさに絶妙でした。
あれから4年,昨年末の「学級力向上セミナーin姫路」で,再びご一緒させていただき,その話術がさらに研ぎ澄まされているような衝撃を受けました。今もその時の印象が脳裏に強く残っています。
そんな安次嶺隆幸先生が,この度新著を刊行されます。安次嶺隆幸先生が書かれるというだけで,この本は,絶対に間違いない本だと確信しています。
人間―安次嶺隆幸―の真髄が刻み込まれたこの本,きっとその一言一言が心に深く残っていくことと思います。
自信を持って,お薦めいたします!
最後になりましたが,この本は,姫路・富山・千葉の中堅教師,若手教師が数多く執筆に参加しています。まさしく,今が旬! 魂のこもった生き生きとした実践の数々も,私たちに示唆を与えてくれます。ご堪能ください。
2014年7月 兵庫県赤穂市立原小学校教頭 /古川 光弘
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- 明治図書
- 算数授業のポイントが具体的にまとめられていて、とても参考になりました。2016/1/3030代・小学校教員