「味噌汁・ご飯」授業シリーズ
日常授業の改善で子供も学校も変わる!学力向上プロジェクト

「味噌汁・ご飯」授業シリーズ日常授業の改善で子供も学校も変わる!学力向上プロジェクト

ロングセラー

好評2刷

インタビュー掲載中

教師1人1人の授業力アップで、学力向上は必ず成功する!

学校力向上アドバイザーの野中信行先生の指導のもと、学習規律をしっかり身につける「学びの約束」、1時間の授業を分割し必要な課題を定着させる「ユニット法」、ノート指導中心の授業など、全員参加の日常授業で学力の向上に成功した学校改革の取り組みを一挙公開!


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ファイル形式

PDF
ISBN:
978-4-18-194818-4
ジャンル:
授業全般
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年11月25日

目次

もくじの詳細表示

序文にかえて
はじめに
第1章 「味噌汁・ご飯」授業が成功する学校全体の取り組み
1 学習規律を確立し徹底させる
2 ユニット法で授業を3つに分割する
3 ノートと板書は一体的に展開する
4 基礎学力を保障する
第2章 「味噌汁・ご飯」授業はこう進める―各学年の実践事例
1 1年国語・ばめんのようすをおもいうかべてよむ
2 2年算数・かけ算の九九づくり
3 3年算数・円と球
4 4年国語・漢字に親しむ―漢字の島めぐり
5 5年国語・雪わたり
6 6年国語・きつねの窓
7 6年算数・拡大図と縮図
第3章 「味噌汁・ご飯」授業を振り返る一人研究授業
1 一人研究授業・言葉,確認,フォロー
2 一人研究授業・指導言,言葉遣い,目線
3 一人研究授業・課題とまとめ,全員参加,ノート指導
4 一人研究授業・おしゃべり授業の克服,ユニット法
5 一人研究授業・課題とまとめ,フォロー,板書
6 述懐・補欠授業もしっかりと
第4章 「味噌汁・ご飯」授業を支える日々の取り組み
1 学校改革の鍵となる校内研修
2 確かな学力を保障する「2つの検定」
3 教えて考えさせる授業
4 「学年年間教育計画」「スタートカリキュラム」の作成と活用
5 学びを促進する環境の整備
6 学習習慣・方法・内容を定着させる家庭学習
7 書く力を鍛える「論理作文」
8 授業の課題を10分で明確にする課題道場
コラム
検定の風景
チャレンジわり算のす・す・め
まとめはいつ提示?
家庭学習交流
おわりに
執筆者紹介

序文にかえて

  大曲小学校の「新しさ」とは何か

  北海道学校力向上事業アドバイザー /野中 信行


 本書を執筆した北海道北広島市立大曲小学校を支える取り組みには,次のような特長がある。

 まず1つ目は,校内でも,あるいは校外へ開かれたものでも,「研究会」ではなく「研修会」として位置づけられていることである。今までの研究会方式の方法論を選んでいないのである。

 2つ目は,研修内容を「ごちそう」授業から「味噌汁・ご飯」授業への転換だと提起していることである。「味噌汁・ご飯」授業とは,私たちが提唱した「日常授業」を表す言葉なのだが,その方法を選び取っている。「日常授業」の改善にターゲットを絞った研修が行われているのである。

 3つ目は,校内,公開の研修会を全員参加の「ワークショップ」型に変えていることである。全員の先生方が主体的に「日常授業」の改善に立ち上がるということが大きなねらいになっている。

 4つ目は,各学年の最低学力保障を明示していることである。大曲小学校は,学力的にも決して十分な状態ではなく,さまざまな指導を必要としている。そのような中で,各学年でここまで身に付ける学力ということを明示し,それを「日常授業」で迫ろうという意気込みを明確にしたのである。

 教育困難な時代に,きびしい学校からこういうメッセージが届けられている。この実践のベースを作り上げたのは,北海道教育委員会の「学校力向上」の事業。現在,19校がこの指定になっている。指定校には,3,4人の教師と事務職1人が加配される。このことで学校に余裕をもたらしている。一方で,学校は毎年約2名の初任者を受け入れ,人材育成のミッションも背負っている。重点目標の1つが,「日常授業」の改善。今,日本の学校現場に最も必要な施策が実現されているのである。

 その中から,こうして大曲小学校の実践が生み出された。これからの日本の「授業研究」のあり方を指し示す,1つの狼煙が上がったのである。

著者紹介

野中 信行(のなか のぶゆき)著書を検索»

元横浜市立小学校教諭。初任者指導アドバイザー。『新卒教師時代を生き抜く心得術60』(明治図書)など新卒シリーズで問題提起をする。著書多数。

横藤 雅人(よこふじ まさと)著書を検索»

札幌市立小学校教諭,教頭,校長として勤務し,2012年より北広島市立大曲小学校長。北海道教育大学招聘教授。野中氏との共著『必ずクラスがまとまる教師の成功術!―学級を安定させる縦糸・横糸の関係づくり』(学陽書房)で,「織物モデル」による学級経営を提案。

北広島市立大曲小学校(きたひろしましりつおおまがりしょうがっこう)著書を検索»

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 日常授業という、日々に着目したとても良い本でした。
      2024/9/2120代・小学校教員
    • 味噌汁ご飯授業のシリーズを見せていただき、児童も教員も最小の準備で最大の効果を得られる実践が大事だと感じました。
      2018/8/10アストロ
    • こんな学校改革がしたいと思いました。
      2017/3/1740代・小学校管理職
    • 野中先生や横藤先生の講演を聞いた上,この本を読んで 実際に大曲小の授業も観ました。方法だけではなく「子どもを伸ばすために」という根本の大切さが伝わってきました。「一人研究授業」を取り入れていますが,抜群の効果です。
      2017/2/2120代初任者
    • 学校全体で取り組むことの大切さがわかった。
      2016/2/2730代 小学校教諭
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