- はじめに
- 1章 学級崩壊を防ぐ!7つの鍵
- 1 基礎・基本ワザ
- 2 評価のワザ
- 3 非言語のワザ
- 4 生活指導のワザ
- 5 関係づくりのワザ
- 6 子どもの自尊感情を高めるワザ
- 7 教師の在り方
- 2章 子どもがサッと動く!統率のワザ68
- これは絶対押さえたい! 子どもが動く 基礎・基本ワザ
- 1 子どもが思わず振り向く「伝わる話し方」
- 2 確実に伝える「指示+確認セット」
- 3 子どもをよりよく動かす「数字」の効力
- 4 子どもにスッと入る「抽象→具体」の指示語変換
- 5 「ゴールイメージ」の共有で8割方が成功
- 6 教師に二言なし!指示内容は「貫き通せ」
- 7 聞かせる教師の指示は「端的」
- 8 子どもも納得して行動する「趣意説明の原則」
- 9 子どもをその気にさせる「メリット・期待型指示」
- 10 集中力アップで活動をスムーズにする「タイムリミット方式」
- 11 子どもがすんなり聞き入れる魔法の言葉「かもしれないよ」
- 12 大声で叱れないときに効力発揮の「指示カード」
- 13 グループ学習が崩壊しない!2つの先手必勝法
- 14 クラスの育ちが一目瞭然「給食タイム」の過ごし方
- 15 体育授業の成否を決める「整列・場所・待ち方」の事前指導
- 16 「屋外整列」がビシッと決まる4つの手立て
- 17 「事前の指示」がモノを言う!学芸会の大道具指導
- 18 身体測定は「事前指導+評価」でトラブル激減
- 19 学年の先生を動かすには「紙面配布」が効果抜群
- ナットクすれば自然に身に付く! 子どもが動く 評価のワザ
- 20 教師の思いを徹底させるための「やり直し」
- 21 学級崩壊も防ぐ「必須の事後評価」
- 22 理想の行動が増える先手必勝「意図的ホメホメ作戦」
- 23 クラスも温かくなりやる気倍増の「成功の追求」
- 24 我が身をしっかり振り返る「自己評価発問」
- 25 子どものテンションを下げずに改善「自己評価アンケート」
- 26 自分の行動の良し悪しがわかる「セルフほめ・叱り法」
- 27 よい状態を継続させる「価値付け形成評価」
- 口で言うより効果バツグン! 子どもが動く 非言語のワザ
- 28 子どもが話を聞くようになる「視線」3ポイント
- 29 クラスの雰囲気を左右する先生の「スマイル効力」
- 30 100倍伝わりやすくなる「ジェスチャー効果」
- 31 子どもの動きが激変する「実物の威力」
- 32 知らないうちに子どもとの信頼関係をおびやかす「ヒドゥンカリキュラム」
- 日頃の指導がモノを言う! 子どもが動く 生活指導のワザ
- 33 挨拶・礼儀を習慣付ける「1秒の勇気」と「空気づくり」
- 34 エネルギッシュな返事・挙手が身に付く「ゲーム型段階指導」
- 35 「聞き方3原則」聞き方を制する者は学級を制する
- 36 「話し方3原則」思いが届くかは話し手次第
- 37 いじめ把握にも役立つ「3つの箱」
- 38 「机スッキリ・頭スッキリ」整理整頓スキル
- 39 高学年のプライドも保つ?!「あえて全体指導」
- 40 百聞は一見にしかず!「ビジュアル戦法」
- 41 授業中こそ最適場面「学級の土台づくり」
- 42 「荒れの兆候」発見の視点と対処法
- 43 机と椅子は荒れのバロメーター「位置も心もキッチリと」
- 44 アクシデントも冷静に乗り越える「もしもシミュレーション」
- 45 トラブル発生!「時間差ケンカ対応法」
- 46 トラブル激減!「愛とバトンのケンカ予防法」
- 47 卒業式所作指導は「2か月前&毎日チェック」でバッチリ
- 好きな先生の言うことは聞く! 子どもが動く 関係づくりのワザ
- 48 関係づくりの基本のキ「聞き方セルフチェック」
- 49 人間関係を深める「意図的1対1場面」
- 50 言いにくいことを言うチャンス!「子ども面談」
- 51 子どもの表情がガラリと変わる!先生からの「不意にほめらレター」
- 52 目は口ほどにモノを言う?「友達関係チェック法」
- 53 「朝の宿題チェック」で子どもの変化に敏感に
- 54 「ひたすら遊ぶ」が関係づくりのはじめの一歩
- 55 子どもとの距離がググッと縮まる「仲良し給食」
- やる気が何よりの原動力! 子どもが動く 自尊感情を高めるワザ
- 56 子ども情報をキャッチする「4月初っ端アンケート」
- 57 友達と共有して達成をめざす「目標じゃんけん」
- 58 クラス全体が温かくなる「成長日記幸せシステム」
- 59 友達のよいところを探す「サンキューコメントカード」
- 60 クラス全体がグングン成長できる「チャレンジ祭り」
- 61 マンネリ練習もおさらば「表現グランプリ」
- 見ているつもりが見られている! 子どもがついてくる 教師の在り方
- 62 「あこがれの先生」になる身だしなみポイント
- 63 1年後に大きな差がつく!「教師の哲学」
- 64 だれでも作れる!「教師の哲学」作成ノウハウ
- 65 100回言うより効果大!「教師の姿」で率先垂範
- 66 できるかできないかの分かれ道は「根気と覚悟」
- 67 クラスの雰囲気を左右する「教師のわくわくコンディション」
- 68 教師としての存在意義がわかる「永遠のQ」
はじめに
“事前指導”と“評価”のセット
子どもを伸ばし学級崩壊を防ぐシンプルなワザ
学級崩壊,集団を動かすこと,子どもとの関係,生活指導で困っている先生がいます。その悩み,大変さの8割が解消されたらどうでしょう。
先生が笑顔で生き生きとし,子どもはやさしくなりやる気に燃え,学級は温かくエネルギーに満ちた空間になります。
これを可能にするのが,事前指導と評価です。
このセットがとても重要です。
望ましい行動が子どもに定着するには,教えてほめることが大原則です。
つまり,「子どもにこうなってほしい」という願いやイメージを実現したければ,活動の前にしっかりと指導を行い,活動中や活動後にはきちんと評価をすべきということです。
これを4月から丁寧に繰り返すと,冒頭の悩みや大変さの8割は味わわずに済みます。1年間安定した状態で授業や生活をしていくことができるようになります。
裏を返すと,荒れさせてしまう先生,崩壊させてしまう先生の多くが,事前指導と評価をしていないということです。
活動前に指導しない(あるいは指導したつもり・指導した気になっている)ので,子どもは変容しません。
多くの場合うまくいかず,ふざけたり,場を壊したりするような子どもも増えます。
結果,先生は叱ります。子どもは叱られる機会が増えます。
先生との関係はどんどん悪化していきます。
その帰結する先が学級崩壊です。
前著『子どもがパッと集中する授業のワザ74』でも述べたように,学級崩壊後の対処に比べ,学級崩壊前の予防は時間も労力も10分の1以下で済みます。
「事前指導」と「評価」のセットは予防の観点になっています。本書では予防を意識しながら子どもを伸ばしていくワザを紹介しています。
2016年7月 /西野 宏明
基本に帰った感じです。
三年目とかだけでなく
私のようなベテランも読んでみて
いろいろ再確認できると思います。
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