「単元を貫く言語活動」を位置付けた小学校国語科アクティブ・ラーニングの授業パーフェクトガイド

「単元を貫く言語活動」を位置付けた小学校国語科アクティブ・ラーニングの授業パーフェクトガイド

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アクティブ・ラーニングの視点で国語授業を改善しよう!

シリーズ第6弾の本書では、「単元を貫く言語活動」を位置付けた最新の国語授業プランを言語能力の系統性や主体的・協働的な交流にする手立て、教材研究が一目でわかる「教材分析シート」とともに紹介。子供たちの深い学びを実現する課題解決的な言語活動を提案します!


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PDF
ISBN:
978-4-18-225610-3
ジャンル:
国語
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

Contents

もくじの詳細表示

まえがき
Chapter1 主体的・協働的な学びを実現する国語科授業づくり
1 新たなステージへ向かう国語科の授業づくり
2 子供たちにとって必要な資質・能力を見据えた授業づくり
3 子供たちにとっての課題解決の過程を重視した言語活動の位置付け
4 学校の組織力を生かした年間指導計画の作成と評価の在り方
5 教師力をアップする校内研究の在り方
Chapter2 課題解決の過程を重視した言語活動の単元プラン・教材研究
1 課題解決的な「単元を貫く言語活動」を位置付けた並木中央小学校の取組
2 指導事項と言語活動・教材をつなぐ単元プラン凝縮シート(GS)
3 言語活動を具体的にイメージする教材分析シート(BS)
4 主体的・協働的な活動になる交流のポイント
5 研究を充実させる「部会検討」の在り方
6 言語活動を充実させる並行読書の選書例
7 読書活動を充実させる学校図書館の活用法
8 古典タイム活動・言葉のあふれる言語環境づくりの実際
9 系統的な指導を目指す学級の年間指導計画(学級暦)作成例
Chapter3 アクティブ・ラーニングにつながる言語活動の授業展開
1 第1学年【読むこと】
おきにいりのむかしばなしをともだちにしょうかいしよう
2 第1学年【話すこと・聞くこと】
たからものはっぴょうかいをしよう
3 第2学年【書くこと】
分かりやすいおもちゃの作り方を書いて5年生につたえよう
4 第2学年【読むこと】
シリーズを読んで,友だちにしょうかいしよう
5 第3学年【読むこと】
みまもりかいの方に,昔遊びのことを伝えよう
6 第3学年【書くこと】
主人公の人がらが「かいけつ」に生きる物語を書こう
7 第4学年【書くこと】
クラブ紹介リーフレットで3年生に伝えよう
8 第4学年【読むこと】
心にひびいた一文をブックハウスで説明しよう
9 第5学年【書くこと】
提案書を書いてわたしたちのアイディアを先生方に伝えよう
10 第5学年【読むこと】
読んで集めてまとめよう ぼくらの「メディアとの関わり方提言書」
11 第6学年【書くこと】
思いが伝わるように いきいきと描写しよう
12 第6学年【読むこと】
伝記を読んで考える 未来の自分を支える生き方,言葉たち
13 個別支援【話すこと・聞くこと】
三浦のおとまり会の楽しさを伝えよう

まえがき

 主体的・協働的な学びづくりの創造を目指して


 平成26年11月,次期学習指導要領の改訂に向けて,「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」文部科学大臣諮問が行われました。くしくもこの日は,本校の国語科研究発表会の前日でもあり,改めて私たちの国語科の学びづくりについての価値が問われたときでもあると,本校実践研究の役割とその責任を大きく感じたことが思い起こされます。

 「アクティブ・ラーニング」の理念を端的に象徴する「主体的」「協働的」な学びは,平成18年度に再編統合した本校が,一貫して「言語の獲得と活用」をその理念とし,国語科教育の充実を視点に学びづくりを進めていく上で大切にしてきたことに重なるものであると考えます。

 今回,本校の具体実践を形あるものにまとめることは,私たちも本校実践研究の特徴としての「強み」や,さらなる「課題」,新たな「挑戦」を見出すために,たくさんの皆様からの御批正を受ける機会となり,次へのステップにつながるものと確信しています。

 本校のこれまでの研究の蓄積は,国語科の学びづくりを切り口にして,常に教育課程全体を見つめ,確かな言葉の力を付けることで,日々の学びや生活の中で「生きる力」を身に付けていく子供たちにしていきたいという私たちの思いや願いが込められています。現行の学習指導要領により,「言語活動の充実」が示され,本校においても,研究当初より「言語活動の充実」を強く意識し,国語科の言語活動で培った能力を基本に,それぞれの教科・領域のねらいを実現するための手立てとしての言語活動の充実に努めてきました。本校学校教育目標,「心の内側からわき起こる確かな自信を培います」「豊かなコミュニケーション力を育てます」は,「確かな言葉の力」を身に付け,この「生きる力」をはぐくむという方向性の拠り所です。

 本年度の研究では,「言語活動の充実を図り,確かな言葉の力を身に付ける学習の在り方〜身に付けたい力を明確にした国語科単元づくり〜」を研究主題として掲げ,「主体的・協働的に学習する子どもの姿」「課題解決を支援する教師の手立て」を授業研究の視点に加え,学びづくりの創造に努めています。

 研究はまだまだ途上であり,日々続けられるものでありますが,何よりも本校の子供たちの育ちのために,また,私たち教師としての授業力を身に付けていくためにも,今後も努力を続けたいと考えます。

 結びになりますが,本冊子の発刊にあたり,この場をお借りしまして,御多用の中を常にきめ細やかな御指導,温かい励ましをくださった文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官水戸部修治先生をはじめ,横浜市教育委員会指導主事の先生方,たくさんの講師の先生方に,教職員一同心より感謝申し上げます。ありがとうございました。今後とも,並木中央小学校の実践研究をご指導くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。


  平成28年1月   横浜市立並木中央小学校長 /堀部 尚久

著者紹介

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※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 校内研修を進めるのに、役にたちました。
      2016/6/1140代・小学校教員
    • とても見やすかったです。
      2016/5/2220代・小学校教員
    • 単元を貫く言語活動とアクティブラーニングの関係・相違について具体的な説明があるとなおよかった。
      2016/3/2050台 指導主事

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