- まえがき
- /堀 裕嗣
- 教師力アップ1 目標と決断,そして行動
- /飯村 友和
- 教師力アップ2 “今”だからこそ,成長するために必要な教師力〜成長の壁に気付いてから〜
- /伊藤 慶孝
- 教師力アップ3 価値観が服を着て歩いている
- /今井 清光
- 教師力アップ4 教師力を上げる修行の場
- /桔梗 友行
- 教師力アップ5 教師力を上げる三つの心掛け
- /金大竜
- 教師力アップ6 成長は日常の悩みや迷いの中に
- /白井 敬
- 教師力アップ7 「我以外皆我師也」〜「TTP」で教師力アップ〜
- /田中 光夫
- 教師力アップ8 「自己否定」と「問題意識」の連続
- /辻川 和彦
- 教師力アップ9 教師力アップ―8の提案
- /中條 佳記
- 教師力アップ10 出会う,読む,振り返る,形に変える
- /長瀬 拓也
- 教師力アップ11 学びを「最適化」すること
- /藤原 友和
- 教師力アップ12 「対話」の中に生まれる成長
- /古田 直之
- 教師力アップ13 InputとOutput
- /山田 将由
- 教師力アップ14 願う,願い続ける
- /山寺 潤
- 教師力アップ15 次の「成長」まで,あと何マイル?
- /山本 純人
- 教師力アップ16 2年目にもらった1通の手紙
- /吉川 裕子
- あとがき
- /堀 裕嗣
まえがき
教師力を定義してください─―そうお願いして,16人の若手教師の皆さんで『THE 教師力〜若手教師編〜』を刊行したのは2013年の9月のことです。今回は同じ16人の先生方に「THE 教師力アップ〜若手教師編〜」と題して,教師の力量形成の在り方をご提言いただきます。
教師の力量形成が難しくなったと言われて,かなりの歳月が経ちました。学校現場の多忙さもさることながら,昔のように自由が利かなくなった職員室の実態,若い教師でも失敗が許されない教育現場の雰囲気が,かつてのように教師がのびのびと成長していくことを阻害している感があります。周りの若手教師たちを見ても,失敗しないこと,ミスをしないことを第一に考えて仕事をしている傾向が見られ,自分が若かった頃との違いに驚いてしまうこともしばしばです。
しかし,学校現場がどのような雰囲気にあろうと,教師はやはり成長しなければなりません。成長する教師だけが成長の渦中にある子どもたちを成長させられる。この原理だけはどんな時代も,どんな世相も超えて,教師の世界の真実なのです。
さて,現在活躍している先生方は,教師の力量形成にどのような想いを抱き,どのようなことに取り組んで現在があるのでしょうか。本書では,それを公開していただきました。読者のみなさんに少しでも参考になれば,それは望外の幸甚です。
/堀 裕嗣
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- 明治図書