- 特集 “まちづくり”の授業をこう変えよう
- 編集前記
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- 巻頭論文 まちづくり教育への期待
- 長く生き抜いていける都市、誇りの持てる都市、子どもたちに都市づくり教育を
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- 子どもの視点と関心に根ざしたまちづくり教育の実践
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- まちづくり教育の現状と問題点
- 子どもに力をつける「まちづくり教育」創造への提案
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- 新しいまちづくり教育で子どもに育てる10の力
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- 「まちづくり教育」授業実践5つのポイント
- まちづくりの夢を実現させよう!
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- 子どもとともに未来を見つめる授業を!
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- 特集 新しいまちづくり教育の試み
- 先進諸国で行われるまちづくり教育“デザインゲーム”
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- まちづくり教育を行政との連携で組み立てる
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- TOSSランド・HPの写真を使ったまちづくり教育
- 授業の導入部分に「マンガ」をもってきた「まちづくり教育」の実践
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- まちにあふれるすてきなデザイン
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- 「歩道」の学習をもとに「まちづくり教育」
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- 変わりゆく学区の自然を見つめて(中学年対象)
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- 行政・まちづくりセンターと協力したまちづくり教育
- まちづくりセンターを学習の拠点に
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- 「この街が好きだ」と言えるまちづくり教育を!
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- まちづくり教育を総合的学習の発展的学習にする
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- 行政は授業実践に期待している
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- まちづくり教育で子どもがこんなに変わった
- 見方を広げる「まちづくり教育」
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- 人にやさしいまちづくりを目指す
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- 公園からまちづくりを考える
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- 一年生でもわがまちに「夢」や「願い」をもてる!
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- 総合で行うまちづくり教育 カリキュラムづくりの三つのポイント
- バリアフリーのまちづくり学習を誰でも無理なく無駄なくできる
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- 二十一世紀における地域コミュニティの担い手をつくるために
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- 全体の流れ・導入・終末の三つを押さえれば大丈夫!
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- 芯のある生き方にせまる
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- 提案 まちづくり教育資料集はこれだ!
- 教科書と資料集と学習ワークの機能を持った夢のある資料集がほしい
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- インターネットで教育資料集を作る
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- 写真と全国的な統計資料
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- 市町村で発行される冊子は「まちづくり教育」の宝の山だ!
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- まちづくり教育に期待する
- コミュニケーションこそがまちづくりの基本
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- なぜまちづくり教育か? 何がまちづくりか?
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- 地域を愛し、地域を誇りに思えるまちづくり教育を!
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- 個人の「生きる力」からグループの「生きる力」へ
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- まちづくり情報センターの紹介
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- まちづくり教育に使えるTOSS写真集
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- まちづくり教育最前線
- 都市づくり教育は教師にしかできない仕事である
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編集前記
本誌副編集長 鈴木康一
「まちづくり教育」が始まります。
これまでもまちづくり教育の重要性を感じ、何人もの教師がまちづくり教育を行ってきました。
地域の行政担当者と何度も打ち合わせをして、すばらしい実践を残した教師がいらっしゃいます。
しかし、残念ながらそれは全国に広がっていきませんでした。
理由はさまざまあると思います。
これから新しく始まる「まちづくり教育」は、多くの問題を克服していきながら全国の子どもたちを対象に行います。
近くに商店街がある、豊かな自然が残っているなどの限られた条件の中でしか行えなかった今までのまちづくり教育を、遙かに凌ぐスケールでその内容を展開させていきます。
これから始まる新しい「まちづくり教育」は、全国各教室での授業をネットワーク網で結ぶだけでなく、日本中のまちづくり専門家のネットワークとも連携していきます。
我々教師がわからなかったまちづくりに関する知識や情報を、まちづくり専門家から得ながら新しい授業を作り出していきます。
また、まちづくり教育を推進していくことは「未来の市民」を育てることでもあります。
まちづくりは役所の人たちや一部の興味のある人たちが行うものではありません。
そのまちに住む人々の知恵を結集するのがまちづくりであることを我々教師も学ぶ必要があります。
もちろん、そこには守るべきルールや決まりがあり、専門的な内容も含まれます。
それらの内容を謙虚に学び、授業として子どもたちに伝えていくことが教師としての私たちの使命であると信じます。
創刊号の特集を「まちづくりの授業をこう変えよう」
執筆は、これまでまちづくり教育を牽引してこられた方々を中心にお願いしました。
まちづくり教育を全国の学校で実践するためにはどのような条件整備が必要かを主眼に本号を編集しました。
本誌、そして浜松市で行われる第一回まちづくり教育シンポジウムが、まちづくり教育を全国に広めていくランドマークとなることを期待しています。
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- 明治図書