学校マネジメント 2005年4月号
新学期3日間で決まる「学校の教育力」

J572

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学校マネジメント 2005年4月号新学期3日間で決まる「学校の教育力」

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2005年3月9日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新学期3日間で決まる「学校の教育力」
新学期3日間で「信頼と尊敬」を獲得する学校力とは
校長には「人間味あれ、確固たる信念あれ、若々しい活力あれ」
三浦 豊彦
今年度の重点努力目標を公表する
島原 洋
学校がすることを具体物で伝える
齊藤 和男
大公開!新学期3日間・私のタイムスケジュール表
自校カリキュラムで年間を見通させ、黄金の三日間の具体的なイメージ化を
庄 展彦
一日目に体制を固め、二日目に構想を示し、三日目に保護者に説明する
吉永 順一
地域とともに歩む学校づくり
小林 明
企業経営と学校運営
遠藤 正芳
新学期の事前準備とスタート3日間をどう組み立てるか
“職員会”の3日間・事前準備と重点事項
阿部 惣一
“学年会”の3日間・事前準備と重点事項
赤塚 一
“研究委員会”の3日間・事前準備と重点事項
河田 孝文
“教科会”の3日間・事前準備と重点事項
中嶋 洋一
“各種教育係り会”の3日間・事前準備と重点事項
舘野 健三
具体場面で示す「わが校の教育力」づくりのポイント
わが校の学力向上の授業システムのポイント
富山 巖
わが校の心の教育への対応システムのポイント
井上 惠
わが校の生徒指導システムのポイント
中村 和樹
わが校の特別支援教育システムのポイント
槇田 健
わが校の危機管理システムのポイント
南出 儀一郎
わが校の説明責任システムのポイント
小松 信也
新学期3日間で示す「わが校のシラバス」―子ども・保護者へのアピール点
キャッチフレーズで示す学校経営…「地域の誇り浅草中」
中村 日出夫
学習指導に生かせるシラバスの作成
和田 憲明
保護者の信頼を得るための「学校ナビ」をつくろう
大田 公蔵
みんな友達になる集団活動―遊びと学びを結ぶ八年間の教育活動―
加藤 稔
地域運営学校としてのわが校の“学校経営のシラバス”
地域や保護者のニーズを生かす学校経営サイクル
三原 徹
地域と共に創る学校
村上 美智子
「学校の教育力」を鍛える研修システムづくりのポイント
「学ぶ・実践する・つなぐ」がキーワード
川勝 公二
教職員間のコミュニケーションの質を高める
矢田部 芳仁
学校評価への取り組みを通して
黒澤 一男
写真で語る学校の仕事―365日の記録 (第1回)
思考+ワーク作成+セミナー
大森 修
ドキュメントあなたの学校も参入しませんか!その道のプロが届ける“出前授業” (第1回)
企業トップが就業観を育てる授業を実施
佐桑 徹
勝方信一が発信する“教育の問題所在” (第1回)
振り子の学力論を生む総括の欠如
勝方 信一
往復書簡―地方分権時代:トップと現場のコミュニケーション 新潟市・篠田市長と大森校長の教育問答 (第1回)
教育委員の在り方を問う
往信 事件は現場で起きている
大森 修
復信 現場と理念の両方が大切
篠田 昭
東京都が進める“学校経営診断”の構想 (第1回)
学校経営診断案作成にあたって
黒崎 一朗
アジア的シチズンシップ―道徳教育の再構築 (第1回)
21世紀日本の主戦場はアジア
馬居 政幸
「される側」から見上げる「百花繚乱・教育改革プランの採点簿」 (第1回)
教育改革の新潮流…「ゆとり教育」の全面的な見直しへ
齋藤 武夫
新しいスクールリーダー像―30代・40代教師への提言 (第1回)
スクールリーダー像、昔と今
小島 弘道
子どもの心―成長の軌跡にどう向き合うか (第1回)
子どもの未構成な心にかかわる
高橋 良臣
校長の仕事日記―HPでの交流録 (第1回)
仕事日記がメールを呼ぶ!
玉置 崇
心の健康・研究ネット発:子どもの学校ストレスとメンタルヘルス (第1回)
子ども時代における「心の健康」の大切さ
小林 稔
日本の教育をダメにしている―ヒト・モノ・コト (第1回)
輝く未来を創る三位一体の教育改革を
森 一夫
文教ニュース
文科相が「総合」の見直しを示唆/学校経営と来年度の文教予算案
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
地域運営学校の志気 (第1回)
地域立学校づくり進行中!
三原 徹

編集後記

 小児神経科のDrが書かれ、ベストセラーを続けている『ADHD/LD指導の基礎基本』横山浩之著という新刊図書のなかで、治療の一環として、学校の教師と接触するなかで感じたことを表現しているくだりに、こういう指摘があります。

 「よく若い先生方が間違うのは〈信頼はされるんだけれども尊敬はない〉ってやつです。まず最初にやらなければならないのは、子どもからの信頼と尊敬を取り戻すことです。」

 「信頼はされるんだけれども尊敬はないと、遊び相手になる。必死になって遊んであげちゃうんですね。休み時間とか。友達になっちゃうんですよ。そしたら絶対いうことなんかききません。先生と生徒っていうのはやっぱり、ある程度の上下関係が必要なんです。私教える人、あなた教えられる人。こういう上下関係が必要です。だから信頼と尊敬と両方が必要です。」と。

 学校の教育力が今、問われているのはまさに、ここにあると思うのです。

 4月新学期、1年間をどういうイメージで学校に来るようにさせることが出来るか。

 まさに、信頼と尊敬を子どもや保護者から勝ち取ることが出来るかにかかっているといえるのではないでしょうか。そのための、いわば処方箋を発信していただきました。

(樋口雅子)

○…低年齢化による深刻な事件が続発していることから法務省は〇年度の改正から再び「少年法」の見直しを提言している。今国会に提出される改正案の骨子は次の通りである。第一は十四歳未満で罪を問えない触法少年や虞犯少年の事件について、警察の調査権限を明確化する、第二に触法少年の事件で押収や捜索、検証などの強制的な措置もとれる。第三に十四歳未満も少年院に収容できる。第四に保護観察中に順守事項に違反した場合、少年院送致などの措置がとれる。第五に家庭裁判所が認めれば少年審判を受ける少年に国費で弁護士をつけられる、などとなっている。

(江部 満)

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