- 特集 どうしても気になる子の指導―年度初めの配慮
- 巻頭論文
- どうしても気になる子の指導
- /
- 管理職からのアドバイス
- 女教師が陥りやすい欠点
- 習慣化できるまで続けられるか
- /
- 正しい指導で子どもの事実を創ろう
- /
- 経験と勘に頼って動かそうとする
- /
- 一人の子ばかりに目がいってしまう指導
- /
- これでいいの?再点検
- 授業中、おしゃべりばかりする子
- /
- 休み時間、一人でいる子
- /
- 年中、身体の不調を訴える子
- /
- いつも、ひとの悪口や苦情を言う子
- /
- 授業中、大きな声で騒ぐ子
- /
- 座席に座っていられない子
- /
- すぐに機嫌を悪くしてやらない子
- /
- 気に入らないと、すねてやらない子
- /
- 自分の知識を、すぐにひけらかす子
- /
- 知ってる知ってるを連発する子
- /
- うまく、片づけられない子
- /
- できない時に、うなり声を上げる子
- /
- 反抗的な言葉が、すぐに出てしまう子
- /
- いつも、イライラしている子
- /
- 言葉がうまく、出ない子
- /
- 見逃せない子どものSOSこんな例
- 低学年/見落としがちな子への対応
- /
- 低学年/母親離れができていない子
- /
- 中学年/信頼を築き、自信を持たせる対応
- /
- 中学年/SOSの前に目を合わせる
- /
- 高学年/表情や休み時間の様子を観察!!
- /
- 高学年/自分のことだけを反省させる
- /
- 年度初め、学級をまとめる簡単イベント例
- 係が企画するミニ集会
- 基本型が分かれば、オプションをつけてアレンジ自由自在
- /
- 心と体を解放する
- /
- 年度初めに百人一首を使って、学級をまとめるコツ
- 五色百人一首でクラスの規範づくりを!
- /
- ほめる、指導を繰り返す
- /
- ワクワクドキドキさせるイベントアイデア
- 低学年/アンコールがおこること間違いなし!
- /
- 中学年/事前の準備がイベント成功の秘訣
- /
- 高学年/学級イベントは実行委員を育てるチャンスだ
- /
- 子どもに企画させる時の注意三箇条
- イベントは、「学級づくり」に通ず
- /
- イベントで学級をつくる
- /
- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- 子どもへの対応は見通しをもって
- /
- グラビア
- 第2回TOSS中学名古屋セミナー
- /
- 第1回五色百人一首新潟県大会
- /
- 巻頭言
- 模擬授業は、日々の授業から生まれる
- /
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 感性豊かな素直な人がすてきなドラマに出会える
- /
- すぐ使えるファックスページ
- ノートの書き方・なぞり書き用プリント
- 1年用/1ページを丁寧に書かせる
- /
- 2年用/日付・題名・作者名の3点セットを忘れずに!
- /
- 3年用/これでばっちり算数ノート
- /
- 4年用/社会科ノートをくっきりとまとめよう
- /
- 5年用/「新しい友達」の一字読解で、ゆったりとした見やすいノートを作る
- /
- 6年用/実験を、ノートに簡潔にまとめよう!
- /
- すぐ使えるイラストページ
- 学校の道具
- /
- 春の植物
- /
- 夢とのギャップを乗り越える20代
- 模擬授業で一歩一歩憧れに近づく
- /
- 家庭との両立を目指す30代
- 効率の良い仕事術で持ち帰りの仕事をなくす
- /
- 学校の重責をスマートにやりこなす40代
- めざすはTOSS型 楽しい研修
- /
- 教育改革を乗り切る50代
- サークルで学び、D検を受け続ける
- /
- 読み聞かせ文庫
- 低学年/三つの神だのみ
- /
- 高学年/新聞紙に包んだ花束
- /
- 女教師授業修業への道
- 授業の組み立てとの闘いが始まった!
- /
- 女教師のやる気 (第8回)
- 子どもあっての教師修業
- /
- 女教師は見た (第8回)
- 見栄を捨てることで、恐いものなんてなくなる!
- /
- 保健室奮闘記 (第18回)
- 保健室の先生、D表検定にチャレンジ!
- /
- 女教師喫茶室
- /
- 編集後記
- /
- 酒井式絵画指導
- 1年生「かさこ地蔵」
- /
巻頭言
模擬授業は、日々の授業から生まれる
本誌編集長 石川裕美
模擬授業は、教師の腕を上げる重要な訓練である。目標を決めて、日々練習し、腕を上げることは必要である。
しかし、模擬授業だけを考えて練習しても、それは所詮、模擬の世界のことである。荒れたクラスで、1時間でいいから授業を成立させる力量……これが明確な基準である。女教師の模擬授業は、笑顔で、良い声で、緻密で、よく考えられている。基本はできているのである。しかし、荒れたクラスでは、自分のテンポで、ペースで、授業ができないのである。
問いつめる詰問調ではなく、自然の発声で注意ができるか、わざとらしくではなく、自然に褒め言葉が出るか。重要なところで、力強く励ますことができるか、情けない問題が起こって、クラス全体を叱り、その後すぐに平静に授業を始められるか? うろたえず、動揺しないで、毅然と「だめです」と言えるか。
実際の現場では、具体的な行動が重要である。日頃現場で、自分の口から発する言葉に無関心では、模擬授業の腕は上がらない。
30人クラスでも全員に目が行き届いているか、一気に授業に入っていけているか、声が通っているか、キンキン声で話してはいないか、そうしたことを地道に積み重ねることによってのみ、模擬授業に成果が反映されるのだ。言葉の吟味も、次々に続く指示の組み立ても、日常の子どもへの対応で学ぶしかない。教師に反抗する子がいたらどうやって納得させようか策を練って、効果的かどうかを楽しみにするぐらいの余裕がほしい。
最も厳しく、最も優しい判定者は、目の前の教え子である。小細工はすぐに見破られる。心してか
-
- 明治図書