解放教育 2008年8月号
若手教師の実践ステップ・アップ術

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解放教育 2008年8月号若手教師の実践ステップ・アップ術

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ジャンル:
人権教育
刊行:
2008年7月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 117頁
状態:
絶版
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目次

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特集 若手教師の実践ステップ・アップ術
授業づくりのステップ・アップ
学級のだれもが発言できる意欲的な教室をつくるには?
原田 雅秀
教科指導力をアップする方法は? また、子どもがノる「授業のネタ」を増やすには?/小学校編
河原 和之
教科指導力をアップする方法は? また、子どもがノる「授業のネタ」を増やすには?/中学校編
磯野 雅治
いま「活用型」学力が注目されていますが、その背景やそれを高める授業法は?
森田 英嗣
学級集団・なかまづくりのステップ・アップ
男女が力を合わせる雰囲気のよい学級をつくるには?
神村 早織
「支援」を要する子どもと共に育ち合うクラスをつくるには?
堀 智晴
子どもが自主的に動く魅力的な班や係をつくる方法は?/小学校編
園田 雅春
子どもが自主的に動く魅力的な班や係をつくる方法は?/中学校編
新保 真紀子
そうじや給食当番をまじめにせず、怒っても効きめがありません。どうすれば……。
沖本 和子
わが子のことしか眼中にない保護者が増えて困っています。なごやかな懇談会にしたいのですが?
松永 遵子
タテの関係が強い学級のため、どうも「いじめ」もあるように思えます。どうすればよいでしょう?
松下 一世
学校づくりのステップ・アップ
教職員がまとまり、校内研究がもっと楽しく充実するには?
島 善信
子どものことや授業のことで困ったとき、だれにどのように相談すれば?
西井 正和
私の学校は「家庭訪問週間」がなくなりました。いまこそ家庭訪問が重要な活動だと思うのですが?
白石 克己
NEW BORN (第5回)
ミーヨン
往復書簡 子どもと学級と人権文化◆WEST&EAST (第17回)
卒業のTさんへの手紙
善元 幸夫
〜せんせ、おれのこと書いてくれ〜
ぼくとわたしの学年日記 (第5回)
ハルと職場体験
中嶋 千年舩見 雪絵
元気のもとはつながる仲間 (第41回)
「馬角斎印」と押した人物
外川 正明
〜教材化すべき先人の生き方とは〜
【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第40回)
ポルノとフェミニズム(2)
加藤 秀一
沖縄散歩 (第3回)
フェリシモのカタログ通販と「すてきな米軍基地」
野入 直美
小西先生の『学級革命』を読む (第5回)
同僚からの実践批判をバネにして
園田 雅春
担任・教室の悩み快消◆難デモ相談室 (第17回)
土田 光子桐原 健司
【コラム】ノリきれない国際公務員のつぶやき (第5回)
モンゴル再訪
戸田 亜理子
編集部の本棚
おもちゃばこ (第17回)
ここちよい言葉のシャワーでもちあじ発揮 うれしい笑顔(1)
沖本 和子
学校が元気になるちょんせいこのファシリテーションDiary (第16回)
教師は子どもたちの身近なロールモデルです
ちょん せいこ
まいにち? マイニチ!
共生のトポス (第77回)
ラベルフリーにあゆむ
榎井 縁
〜「おちこぼれ」でもなく「ヒーロー」でもなく〜
編集後記
園田

編集後記

▽都市部を中心に、教員大量採用時代が続いていますが、これはやがて各地方に波及していくことは明らかです。この現象は、一方で、ベテラン教員の大量退職時代の到来を意味しています。そのような昨今、これまで築き上げてきた解放教育の思想・成果・方法などを、後進にていねいに「継承」していく作業は、ことのほか重要なミッションです。そのことを強く意識して、今夏休み号では改めて若手教師に照準を当て、解放教育の視点に立った「基礎的実践力を固めてもらうための特集」を組むことにしました。

▽彼らが日々の実践で苦闘している内容を中心に「Q&Aのかたち」で答えることにより、授業づくり・集団づくり・学校づくり・保護者対応などの課題について、いっそうのステップ・アップを図る手がかりをつかんでもらえれば幸甚です。また本特集が、若手教師を育てる立場にある方々にとっても、非常に力強い参考書となることを願ってやみません。

▽おかげで、とても読み応えのある号となりました。書架の片すみに収まることなく、永久保存版として日々座右に置かれ活用して頂けますよう期待いたします。

(園田)

▼国会で先住民族決議が採択され、アイヌ民族を先住民族として承認する方向を日本政府が打ち出しました。画期的な意味を持つと感じますが、一方で、なぜこの時期になって「突然」なのだろうかと感じる面もあります。昨年、国連が先住民族宣言を採択したこともあります。それを受けてという意味はあるでしょう。それだけとは思えないところに心配があります。北海道でサミットが開かれるのとタイミングを合わせています。サミットを印象づけるために採択されたというのであれば、この決議の今後の具体化が問われます。そもそも、サミットにおいて、どれほどたしかにアイヌ民族に関わる課題が位置づけられるのでしょう。七月一〜四日に開催の先住民族サミットとあわせ、今後に注目したいところです。

▼大阪における橋下知事のプランは、識字や人権を大幅に切り捨てる方向で進んでいます。これに対抗する動きを広げたいものです。人権に関わる大阪の底力が問われています。

(森)

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