- 特集 モンスターペアレント被害の実態
- モンスターペアレント被害の実態
- モンスターペアレントへの対応、急!
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- 学校が壊れる 三校長の証言
- モンスターペアレントの対応はなぜ難しいのか
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- 保護者のモンスター化を防ぐために
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- 即、訴訟に持ち込む
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- この目で見たモンスターペアレント
- 無茶な要求を無理やり押し通すモンスターペアレント
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- 子どもの成長が心配
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- 学校をパニックにさせた保護者との闘い
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- 時間的・精神的損失は計り知れない
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- 「教師を辞めさせてやる」
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- 自分は正義の味方と思って要求を通す保護者
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- 電話に出ることが怖くて仕方なかった苦悩の日々
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- 「先生を見張りに来ているんです」
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- 何を言っても通用しないのがモンスターペアレントたるゆえんだ
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- 毅然と対応した教師達
- 子どものために耐えた元同僚
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- 向山型指導法・TOSS実践が保護者を味方にした
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- 子供が第一だが毅然と対応しなければ「崩壊」する
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- モンスター対応は「総力戦」
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- モンスターに屈した教師(管理職)
- 「曲職阿世」の輩はびこる
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- TOSSでの教師修業が最後に自分を守ってくれる。
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- 教師との信頼関係を作る
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- 障害受容ができず、周囲を巻き込んでは振り回す、親子のモンスター
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- 提言 どのようなシステムを作っていくか
- 危機管理のシステムとして考える
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- 備えと攻撃がいる
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- エネルギーを分散させるシステムが必要
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- 向山氏の案をもとに校内での明確な行動マニュアルを作成すること
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- ミニ特集 TOSS学生サークル活動中
- 全都道府県に、TOSS学生サークルが誕生
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- 代表の強い志とイベントを通しての成長
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- 学生と先生の繋がりが強いサークル!!
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- TOSS学生サークルで学んでいたからこそ、教師としてやっていける!
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- 例会でスキルアップ 全員参加模擬授業でコメント力がつく
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- 学生を支援する
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- あいつは変わった!
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- TOSSデーサークル動員数ベスト3 ほか
- 緊急報告 全国一斉学力調査はどう実施されたか
- 43年ぶりの全国一斉テストなのに、現場の教師の意識が極めて低い。こんなことで大丈夫なのだろうか。
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- 淡々粛々と行われたが、学力調査問題には一部の教師しか関心を示さなかった
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- 学校・教師によって温度差が大きい
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- PISA型読解力育成は、向山型指導法で達成できる
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- 初めての向山型授業
- 向山型算数/子どもと保護者を変えたノート指導
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- 向山型国語/達成感のある知的活動を取り入れる
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- 新任教師A、教師にめざめる
- 模擬授業に挑戦することで見えてくるもの
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- 学び続ける教師が、できない子をできるようにする
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- 教師という職業に目覚めたTOSSとの出会い
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- 向山型で作る楽しいボール運動
- 「ハーフコートバスケット」にみる向山型(その1)
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- いじめの実態、いじめの背景
- いじめ発見の方法3
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- 〜万引きの指導法から学ぶ〜
- いじめ・学級崩壊に挑む
- いじめと闘って
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- TOSS学生サークル前進中
- サークル・イベントを通して成長していく
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- 「学生主体」はサークルをbreakthroughさせる
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- 向山型算数で平均90点突破 (第53回)
- 市販テストを一つの教材として使おう
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- 続・向山洋一を追って (第36回)
- 〔第30巻〕『追いつき追いこせ! 退職まで6年間の向山メッセージ』
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- 向山実践の原理・原則 (第161回)
- 向山型指導法のすばらしさを示した「子どもの事実」
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- TOSS授業検定F・E・D表挑戦
- 目線が変われば授業が変わる
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- D表検定を受けるから見える自己の欠点
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- プラスの循環をつくる!
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- 酒井式2007 (第3回)
- 酒井式ポスター法 そのT
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- 〜ピエロを使って〜
- つかみの15秒
- 遅れてきた子が「悔しい!」と思うような導入を
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第197回)
- 新たなる目標
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- TOSSランド (第149回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第185回)
- 二字熟語チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 「安定感」を生み出す授業の基礎基本が試される
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- このTOSS教材に助けられた
- 五色百人一首でやんちゃ君に勝つ
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- ユースウェアの大切さに目覚めたとき
- 初任者でも子どもに力がつく漢字指導!
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- 理科 実験・観察のポイント
- 常に事故防止の配慮を
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- 感動的に植物の成長を観察させる秘訣
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- 「予想」の呪縛を解き放て
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- 五色百人一首で学級づくり
- 五色百人一首の指導も学級経営も第一時が大切である
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 謙虚に学び続ける教師でありたい
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- サークルに参加して得たもの
- 子どもTOSSデーは絶好の教師修業の場
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- 中高、TOSSと出会って授業が変わる
- サークル参加が授業への取り組み方を変えた
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- JVE 問題提起し続けることに意味がある
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- 全国子どもTOSSデー
- 子どもも親も笑顔! 酒井式は魅力いっぱい!
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- スマートボード授業のドラマ
- ALTの心をわしづかみ! スマートボード活用授業
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- TOSS型英会話で話せるようになる
- 英会話授業で必要な教師の力量〜「組み立て力」〜
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- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前期
▼担任・学校に対する不当な要求をしつこく続ける親がいる。
私は、モンスターペアレントと名付けた。
「受験のため学校を休み塾に行った日数を出席にしろ」
「相性が悪い同級生を転校させろ」
「記念写真の時、はじになったから、真ん中にしてとり直せ」
これらの要求を、時に教室、時に校長室で、どなりながら要求する
▼警察に問いあわせたら「かなりの部分で法を犯している」という。
学校は、子どもが学ぶ場だ。世間知らずの善意の固まりの教師が教えている。
犯罪行為を想定していない。
▼かなりの学校が、モンスターの攻撃にさらされ、担任が病休となり、授業は中断され、対応に学校中が疲れ果てている。
学校は壊れつつある。
▼NHKテレビは、自殺にまで追いつめられた校長を報じた。
東京では、モンスターの攻撃に、新しい担任に新卒教師をあてた。講師の時から評判のいい若き女性教師は、モンスターに攻撃され、自らの命を断った。
▼モンスターに便乗するように、これまでにない要求も出てくるようになった。
「授業中のシャーペン使用を認めよ」
「赤えんぴつでなく、赤サインペンを使わせろ」等々。
▼いかなる「けいこ事」「習い事」「学び事」であろうとも、「教材」「教具」は「教師」が指定するのが原則である。
「教材」「教具」を選択し、統一することで学習は成り立つ。
教育の本家である学校で、「教育行為」の原則が攻撃にさらされている。
▼教師なら、絶対引いてはならない原則をゆがめている管理職、教師が増えている。
私の小学校以来の友人は、都立江戸川高校の校長だったが、この種の保護者の要求に「それは教師が決めることである」と、一歩もひかなかった。こうした管理職が少なくなってきている。
▼モンスターペアレントの実態を理解し、それに対する対策を、学校の全教職員で話し合い、父母、地域の人々の理解、協力を得ることが急務である。
(向山)
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- 明治図書