- 特集 生活の場で力を発揮!「ことば」「かず」の指導
- 特集について
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- 提言・生活の場で力を発揮する「ことば」[かず」の指導とは
- 現実感覚の上に立った子どもの生活の「実際化」「発展化」を
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- 生活の場で力を発揮する「ことば」「かず」の指導の実際
- 「ことば」の指導
- 《小学生》子どもどうしの会話をめざして
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- 《小学生》カードを使った指導で要求伝達行動ができるようになったMくん
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- 《小学生》「言葉って便利だな」と実感できるような指導の工夫
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- 《中学生》位置や方向を伝える「ことば」の指導
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- 《中学生》単語で意思表示を始めたAさん
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- 《高校生》「優しい言葉」が一つひとつのスタートラインに
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- 《高校生》本人の特性にのみ注目することなく環境との相互作用の中で間違った行動を修正した高校生の事例
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- 「かず」の指導
- 《小学生》〈なまの算数〉でQOLの向上を
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- 《中学生》数概念を理解して,日常のコミュニケーションで生かせるようになったSさん
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- 《中学生》実生活に即した「かず」の力を育てる
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- 《中学生》興味や特性から指導方法を考える
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- 《中学生》「今」と「将来」に生きる金銭実務の力の獲得に向けた指導
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- 《高校生》電車運賃を支払う学習がきっかけとなり,他の場面でもおつりのある支払いができるようになったBさん
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- 《高校生》2くくりの数え方の定着支援
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- 子どもの作品
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- 構造化のアイデア (第11回)
- 表出性コミュニケーションの構造化
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- 自閉症の子どもに効果的な教材・教具
- 自閉症のある子どもに有効な教材・教具づくりの視点
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- 〜子どもにどんな力をつけたいのかを明らかにして〜
- 自閉症の子どもに効果的な授業の工夫
- 電車・飛行機を使った2141kmの旅への挑戦
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- 学校と家庭の効果的な連携の実際
- 約束カードや時計を利用した取り組み
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- こんな余暇の利用の仕方がある
- 写真を趣味に
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- 〜卒業後の同窓会活動を通して〜
- こんなパソコンの利用の仕方がある
- 朝の会でのパソコンを利用した支援
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- こうすれば不適切行動は改善できる
- A君への取り組みは学級を変えた
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- 実践研究
- 愛媛大学での自閉症者の就労を目指して
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- 何でも教育相談室
- 青年期に向けた進路や自立についての相談
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- わが校の自閉症教育
- 「過ごしにくさ」と人との関係性からのアプローチ
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- 本の紹介
- 『発達障害のある子とお母さん・先生のための「思いっきり支援ツール」』(DVD)
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- コミュニケーション能力を高める支援・対応 (第4回)
- ことばのない子どもの文字を媒介にしたことばの学習
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- 子どもを生かすアセスメントと授業改善 (第4回)
- 授業内容に即した実態の再把握
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- 指導者に求められる実践力とは (第4回)
- 操作して体得することと使いこなしを援助する力
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- 企業で働く人たち (第12回)
- 「ずっとここで働ける!」
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- 〜自分のペースで成長していくAさんのジョブコーチ支援事例〜
- 自閉症の子どもを育てて (第12回)
- 『歩み』―今まで,そしてこれから
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- 就労を実現する自閉症教育 (第12回)
- 不適切行動への支援・対応
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- 編集後記
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特集について
生活の場で力を発揮!「ことば」「かず」の指導
今回の特集では,『生活の場で力を発揮する「ことば」「かず」の指導』を取り上げました。
生活する上で,ことば,かずは大変重要で,ことば,かずのない生活は考えられません。我々は,ことばがあるから人と人との関わりや対人関係がスムーズにできますし,かずが理解できているからこそ,さまざまな生きる手段を身につけ,豊かな暮らしが実現できています。これは自閉症の人にとっても同じで,彼らにおいても,ことばやかずの能力を高め,質の高い豊かな暮らしの実現を目指す必要があります。
当然ながら,どこの学校でも,彼らに対して,ことばやかずの指導には力を入れ取り組んでいると思います。しかしながら,それがどれだけ彼らの生活の質を高め,豊かにできているか,学校で身につけた,ことばやかずの力がどれだけ生活の場で機能し,役立っているかとなると,実際にはさまざまな問題が指摘されています。
「ことば」では,「ことばはたくさん持っているのに,意味を理解していないため,なかなか会話が成立しない」,「一方的に自分だけしゃべり,相手のことばはほとんど入らない」「相手が失敗したり,困っているのに喜ぶ」「冗談をそのまま受け取り本気で怒る」「不用意なことばを発して相手とトラブルになる」「学校ではことばだけの指示で動けるのに,職場ではまったく動けない」などです。
「かず」では,「計算は電卓でするより速くできるのに,スーパーマーケットに買い物に行くと,その力がまったく発揮できず,レジでパニックを起こす」,「数唱は100までできるのに,職場では20個の製品の袋詰めができない」,「筆算はできるのに応用問題ができない」,「筆算も応用問題もできるのに買い物での計算ができない」などです。
せっかく熱心に,学校でことばやかずの指導をしても,実社会で通用しない,機能しないとするならば,一体,学校での学習は何だったかということになります。
本号では,自閉症の子どものいる学級で,ことばやかずの指導において成果を上げておられる先生方にお願いして,どのような教材・教具を使い,どのような工夫や配慮をし取り組めば生活の場で力を発揮する「ことば」「かず」の力を身につけることができるのか,実際に成果の上がった事例を中心に,具体的な取り組みを紹介していただきました。小学生,中学生,高校生まで,幅広く事例を取り上げましたので,実際の指導でご活用ください。
(上岡 一世)
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- 明治図書