- 特集 「読書活動の充実」をどう計画するか
- 提言・「読書活動の充実」をどう計画するか
- ブッククラブの指導プラン―文学を土台にし、多読を通して国語カリキュラムのすべてを包含した画期的なメソッド―
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- 個に閉じた読書から他者に開かれた読書へ
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- スローガン先行からの脱却を
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- セット教材による読書活動を重視した説明的文章の授業―比較して読むことの有効性―
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- 国語の授業を二つの読書活動へ繋げる工夫を
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- 目標を持って読書することのすすめ方
- 戦略的な学級文庫の設置を
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- 目的を持って読書する
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- 「目的」「目標」「手立て」を明確にする
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- 日常的に読書に親しむことのすすめ方
- 一年生には読み聞かせ&読書への刺激を与える
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- 日常的に読書に親しませる四つのコツ
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- 読書家に育てる六つの手立て
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- 図書館の利用の仕方のすすめ方
- 近くに図書館があるとき、ないときで違う「すすめ方」
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- 読書するのはあたりまえという学級の雰囲気をつくる
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- 協力と探検、図書館は秘密の部屋
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- 「読書活動の充実」実践提案―小学校
- 入学時の読み聞かせから読書活動へ
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- 2学期からでも間に合う読書活動!
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- 一年間の読書生活をデザインする
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- 楽しみ考えながら読書に親しませる
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- 目的を明確にした読書活動を
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- 「読書活動の充実」実践提案―中学校
- 本のおすすめ場面の紹介
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- 「伝統的な言語文化」から広げる読書へ
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- 「読むこと」を通じての「自分の考えの深まり」を、読書につなげる指導
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- 小説「握手」をモデル教材に「語り・描写」を生かして自分の学校生活を小説化する
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- 読書生活を切り開くという意識をもつ
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第90回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第90回)
- 情報交流で読書を広げる
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- 書評
- 『岩ア淳国語教育論集』T〜V(岩ア淳著)
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- 『国語科教育学はどうあるべきか』(望月善次編)
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- 国語教育人物誌 (第233回)
- 滋賀県
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- 京都府
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- 大阪府
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- 山口県
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- 国語教育時評
- 学校図書館用図書の購入時の「手がかり」の有無の一問題
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第150回)
- 人間関係力を育む国語科授業の開発
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- 楽しい国語授業を創る (第6回)
- 国語学習力を育てるノート
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- 論理的思考力・表現力の鍛え方 (第6回)
- 論理的な「文章構成の型」と言語力
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- 読書活動の日常化への取り組み (第6回)
- 天空のスローガンではなく、下界の足元に嬉々とした取り組みがある
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- 「伝統と文化」の授業での扱い方 (第6回)
- 言語活動を通した伝統的な言語文化の指導・その1
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- 教師の言語能力を高める (第6回)
- 「会議」を効率化する言語能力―会議の本質は共通確認―
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- 編集後記
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編集後記
○…読書指導については、中央教育審議会答申「教育内容に関する主な改善事項」にあります。各教科の言語活動を支える条件として読書活動の推進をすすめています。「言語に関する能力をはぐくむに当たっては読書活動が不可欠である。〜例えば、国語科において、小学校では、児童が日常的に読書に親しむための指導内容を〜位置付けるなど、各教科等において、発達の段階を踏まえた指導のねらいを明確にし、読書活動を推進することが重要である」とあります。
○…また国語科の改善の基本方針に「読書の指導については、読書に親しみ、その見方、感じ方、考え方を広げたり深めたりするため、読書活動を内容に位置付ける」とし、「読むこと」の目標では、第一学年・第二学年では「楽しんで読書しようとする態度」、第三学年・第四学年では「幅広く読書しようとする態度」、第五学年・第六学年では「読書を通して考えを広げたり深めたりしようとする態度」が示されています。
○…中学校では、「読書と情報活用に関する指導事項」として示されています。本や文章から「情報」を収集することについては、第一学年では必要な情報を集めるための方法を身につけること、第二学年では多様な方法で適切な情報を得ること、を示しています。
○…中教審答申では、読書指導で取り上げる教材については、「我が国において継承されてきた言語文化に親しむことができるよう、長く読まれている古典や近代以降の作品などを、子どもたちの発達の段階に応じて取り上げるようにする」とあります。
○…本号では「目的に応じた読書活動」をどう計画するか、を中心に問題提起の特集を組みました。
(江部 満)
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- 明治図書