- 特集 「書く力」を育てる授業のワザ
- 提言・全ての学習で役立つ「書く力」とは
- 言語能力としてカリキュラムに位置付いた「書く力」
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- 複合的な条件のもとで「書く力」―B問題が求める力―
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- 様々な場面で活用できる五つの書く力
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- “ワザ”が冴える「書く力」を育てる授業アイデア―低学年
- 1年 段落指導と添削指導のワザ
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- 1年 年間を通して、お話紹介スピーチやブックトーク活動と関連させながら書く力を高める
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- 2年 学級全体で一作品を作る
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- 2年 観察記録文を書くためのメモ
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- “ワザ”が冴える「書く力」を育てる授業アイデア―中学年
- 3年 「はじめ―中―終わり」の構成力を育てる
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- 3年 どの子も書くことが好きになる指導のステップ
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- 4年 情報を整理して自分の考えを書く
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- 4年 “ワザ”の獲得は、知的欲求から!
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- “ワザ”が冴える「書く力」を育てる授業アイデア―高学年
- 5年 俳句を活用して随筆を書く~「はいくえっせい」の実践~
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- 5年 読み手を意識して鍛える「書く力」
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- 6年 学級全体の「書く力」が向上する「板書添削」
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- 6年 「物語スキーマ」を持たせ「書く/読む」力を育てる
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- “ワザ”が冴える「書く力」を育てる授業アイデア―中学校
- 1年 詩の世界を散文へ―音読から始める
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- 1年 自分の授業を見つめなおす
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- 2年 投書を読んで論説を書く
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- 2年 質問し合う「交流」をエッセイを書く学習に活かす
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- 3年 「ライティング・ワークショップ」に取り組む
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- 3年 コンピテンシーを高める「多書」指導
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- 小特集 書写スキルで「書く力」を育てる
- 総論:「言語活動の充実」に培う書写指導の構築―「孤立的書写指導」からの脱却―
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- モジュール単位の視写学習による「書くこと」を億劫がらない児童の育成をめざして
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- 論理と感覚を鍛えて、整えて書く力をつける
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- 学びを実感し、楽しんで書く~「私のノートが板書になる」楽しさ~
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- 言語活動の充実に培う書写指導
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第107回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第107回)
- 「『読みたい』を育てたい」から始まる
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- 書評
- 『国語授業の新常識「読むこと」』低学年編/中学年編/高学年編(森山卓郎・樺山敏郎・達富洋二・水戸部修治編著)
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- 国語教育人物誌 (第250回)
- 兵庫県
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- 広島県
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- 奈良県
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- 新潟県
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- 国語教育時評
- 国語科の教材研究は、国文学研究の「亜流」の域を抜けきれない
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- 表現力の開発 (第11回)
- 推敲力で表現力の向上を図る
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- 言語活動例の開発 (第11回)
- 思考力・判断力・表現力等の育成と国語科の役割
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- ~「B 書くこと」と「自分の考えの形成及び交流」~
- これからの「論理」の話をしよう―今を幸せに生きるために― (第11回)
- 「森林のおくりもの」で考える(2)
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- ~「森林のおくりもの」の論理性~
- 論理的思考力&表現力の評価 (第11回)
- 小論文の指導―評価・評定の理論と実際
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- 続「伝統と文化」の授業での扱い方 (第11回)
- 伝統的な言語文化を取り上げた単元構想「第二次」の改革
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- 編集後記
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編集後記
○…「書くこと」は昔から、「読み・書き・そろばん」として、学力の基礎とされてきました。また、新しい学習指導要領においても、「書くこと」は課題設定や取材、構成・記述・推敲・交流と、思考を具体化するための方法として、単なる「記述」だけでない幅広い力として扱われています。
○…国語科の学習指導要領の授業時数を改めて見てみると、例えば小学校一・二年において、「話す・聞く」は年間三十五単位時間であるのに対し、「書く」は年間百単位時間で三倍弱。また中学校一・二年においても、「話す・聞く」は年間十五~二十五単位時間であるのに対し、「書く」は年間三十~四十時間で約二倍となっており、国語科において「書く活動」が重視されていることが分かります。また、「実際に書く活動をなるべく多くする」とも記され、言語活動例として具体的な場面も提示されました。
○…具体的な場面が設定されたことで、漠然と文字を書くのではなく、「読みやすく書く」「目的に応じて書く」というように、読み手や目的を意識して書く能力を、書く活動の中で身につけていかなければならないことが分かります。この能力は当然国語以外の学習においても発揮できるもので、様々な場面で応用できるということを前提に、「書く力」を育てる工夫が必要になります。そこで本号では、小学校・中学校の授業において「書く力」を育てるために工夫を凝らし、実践されている先生方おすすめのアイデアを、豊富にご紹介いただきました。
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- 明治図書