- 特集 永久保存版!名人に学ぶ国語科の授業開き・授業づくり
- 巻頭特集
- 学習指導要領改訂案の概要
- 3つのポイントと改善の方向性
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- 提言 資質・能力を育てる授業開き・授業づくり
- 思考・判断・表現力の育成と「考える国語」の授業開き・授業づくり
- 基礎・基本を糧として論理的に「考える」
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- 知識・技能の習得と「鍛える国語教室」の授業開き・授業づくり
- 清々しく、初心に「根本」を説く
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- 学びに向かう力の涵養と「アクティブ・ラーニング」を実現する授業開き・授業づくり
- 「深い学び」を国語授業の軸として
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- 思考・判断・表現力を育てる「考える国語」の授業づくり
- 思考過程を整理する「ノート指導」
- 「思考」を見える化する
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- 教材を捉える「10の観点」
- 教材の特徴を捉え授業に生かす
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- 論理的に読む「3段階の読み」
- 対話を通して思考をはたらかせ、場面の役割をとらえる
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- 論理的に読むための「表の整理・活用」
- 「分ける・比べる・言いかえる」の三つの思考を鍛える
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- 知識・技能を習得する「鍛える国語教室」の授業づくり
- 「話し方・聞き方」を鍛える
- 「相手意識・相手本位」を教える
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- 「音読」を鍛える
- 言葉のまとまりを一息で読ませよう
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- 「読解力(読字力・語彙力)」を鍛える
- 未習漢字の板書と「学習用語」指導
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- 「文章表現力」を鍛える
- 基礎・基本を教え定着・活用を図る
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- 学びに向かう力を涵養するアクティブ・ラーニングの授業づくり
- 「音読指導」のアクティブ・ラーニング
- 楽しい深い学びが生まれる音読授業法
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- 「読解指導」のアクティブ・ラーニング
- 対話と深い学びを生み出す発問づくり
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- 「作文指導」のアクティブ・ラーニング
- 対話のある作文指導で深い学びの涵養を
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- 「漢字指導」のアクティブ・ラーニング
- 思考力・漢字力・語彙力を育てる発信型漢字指導
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- 第2特集 「大村国語教室」に学ぶ授業づくり・環境づくり
- 【提案】「大村国語教室」の授業づくり・環境づくりとは
- 「大村国語教室」を継承するに当たっての課題から
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- 「実の場」を取り入れた授業づくり
- 「実の場」が生きる条件とは何か
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- 「てびき」を取り入れた授業づくり
- 「てびき」が生まれるとき、生きるとき
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- 「国語教室通信」を生かした授業づくり
- 「むだなく、ゆたかに」進めるために
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- 新学習指導要領・国語のキーワード (第1回)
- 「社会に開かれた教育課程」を実現する学習指導要領改訂の方向性
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- アクティブ・ラーニングを支える今月の学習課題と授業づくり (第1回)
- 4月・小1/読むこと
- 単元名…子どもたちがどんどん語り出す全員参加の「ひらがな学習」@ 教材名…自作教材
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- ALのポイント
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- 4月・小2/読むこと
- 単元名…繰り返しの中の違いを見つけて読もう 教材名…「風のゆうびんやさん」(東京書籍)
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- ALのポイント
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- 4月・小3/読むこと
- 単元名…「場面のちがいを考えながら音読しよう」 教材名…「きつつきの商売」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 4月・小4/読むこと
- 単元名…様々な登場人物と主役との関係を考えながら読み深めよう 教材名…「白いぼうし」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 4月・小5/読むこと
- 単元名…登場人物どうしの関わりをとらえ、自分の考えを表現しよう 教材名…「なまえつけてよ」(光村)
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- ALのポイント
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- 4月・小6/読むこと
- 単元名…登場人物の心情をとらえ、象徴的な表現を解説しよう 教材名…「カレーライス」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 4月・中1/話すこと・聞くこと
- 単元名…「対話」を通して互いを知り合おう―聴き方を考える― 教材名…自主開発単元
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- ALのポイント
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- 4月・中2/読むこと
- 単元名…広がる学びへ 教材名…「アイスプラネット」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 4月・中3/読むこと
- 単元名…「握手」を評価しよう―既読の作品と読み比べる― 教材名…「握手」(光村図書)
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- ALのポイント
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- 学校と教室における読みのカリキュラム・デザイン―これからの時代に求められる国語科の目標と評価のあり方 (第1回)
- カリキュラム・デザインとは何か
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- 《自立した書き手》を育てる作文指導―自己評価・ピア評価でできる授業づくり (第1回)
- 明確な作文状況を設定する
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- 対話を通して一人一人の深い学びを実現する知識構成型ジグソー法の授業づくり (第1回)
- どんな学びを実現したいか
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- 〜主体的・対話的で深い学びを引き起こす授業デザインの前提整理〜
- 国語教育の実践情報 (第13回)
- 小学校/第55回全国国語科教育研究大会・沖縄(名護)大会の成果
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- 中学校/OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2015年調査結果の公表
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- わが県の国語ソムリエ (第60回)
- 岩手県
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- SCHOOL REPORT (第8回)
- 博報賞受賞者訪問
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- 〜取材先:西田拓郎(岐阜県恵那市立串原小・中学校長)〜
- 編集後記
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編集後記
2017年3月には小学校、中学校の学習指導要領の告示が予定されています。新しい学習指導要領の方向性を見据えながら、4月からの新学期にはどのような授業づくりが考えられるのでしょうか。2016年12月に出された「答申」の別添資料では、「国語科において育成を目指す資質・能力の整理」とともに「国語科における教育のイメージ」として、国語科の目標のイメージが示されており、これからの国語授業では日常生活や社会生活に生きて働く資質・能力を育てることの大切さが読み取れます。また「答申」では「どのように学ぶか」という観点からの学習・指導の改善・充実について、
(略)次期学習指導要領等が学習・指導方法について目指すのは、(略)子供の学びへの積極的関与と深い理解を促すような指導や学習環境を設定することにより、子供たちがこうした学びを経験しながら、自信を育み必要な資質・能力を身に付けていくことができるようにすることである。そうした学びを実現する具体的な学習・指導方法は限りなく存在し得るものであり、教員一人一人が、子供たちの発達の段階や発達の特性、子供の学習スタイルの多様性や教育的ニーズと教科等の学習内容、単元の構成や学習の場面等に応じた方法について研究を重ね、ふさわしい方法を選択しながら、工夫して実践できるようにすることが重要である。
と、教師がアクティブ・ラーナーとなって指導方法を日々見直し改善することの重要性が示されています。
今号では、このような方向性を踏まえ、新学期に国語教師として押さえておきたい指導改善のヒントとなる授業方法や授業論について、授業名人の先生方に教えていただきたいと思い、特集を企画いたしました。資質・能力を育てる授業づくりについての理論とともに、授業開きの側面も取り入れながら、名人の技の数々をご紹介いただいています。第2特集では、大村はま先生の授業づくりについて、「実の場」「てびき」などのキーワードとともにご紹介いただきました。大村先生の授業やその理論は、子どもたちの主体的・対話的な深い学びにつながる授業改善にきっと役立つものと思います。
さらに巻頭特集では、「学習指導要領改訂案の概要―3つのポイントと改善の方向性」についてご寄稿いただきます。次期指導要領はどのような考え方で改訂されるのか、またどのようにとらえればよいのか、これからの指導の改善・充実の根本となる考え方をご教示いただきました。
/木山 麻衣子
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- 明治図書