- 特集 達人のワザに学ぶ!4月の授業開き&授業づくり
- 特集扉
- 達人に学ぶ!授業開きの必勝ポイント
- 小学校/仲間とともに考える「楽しさ」を実感させる〜詩一編で授業の土台をつくる〜
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- 中学校/フェイドイン
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- 高等学校/学び手として場に立つ
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- 達人に聞く!絶対成功する授業開き
- 小学校
- 【1年】分かる! 簡単! 楽しい! と言える授業開き
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- 【低学年】国語との最初の出合いの場面で外せない9つのこと
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- 【中学年】扉の詩を活用した授業開き
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- 【高学年】楽しく,学びの実感がある授業開き
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- 中学校
- 【1年】「これまでの学び」と「これからの学び」をつなげる
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- 【2・3年】「できるたのしさ」が実感できる
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- 高等学校
- 新課程科目の目標に応じた授業開き
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- 国語教室で鍛える!授業で必要な6つの技術
- 授業で必要な6つの技術と子供が伸びる鍛え方
- 「常時善導」と「常時全員参加」の保障―根本,本質,原点に立脚して―
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- 話すこと・聞くこと
- 【発表技術の鍛え方】考える技術と表明する技術に分ける
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- 【聞き方の鍛え方】聞く子は育つ 全ての基本は聞く力
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- 書くこと
- 【漢字・語彙力の鍛え方】担任の自己紹介で漢字・語彙指導
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- 【文章表現力の鍛え方】文章表現を磨くための三条件
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- 読むこと
- 【音読技術の鍛え方】「公的音読」を意識すべし!
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- 【読解力の鍛え方】発問と学習用語で鍛える
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- 話し合いで学級を育てる「クラス会議」入門
- 【クラス会議の意義とその方法】話し合いはよりよく生きるための知恵の宝庫
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- 【小学校/4月のクラス会議】4月は場づくり
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- 【中学校/4月のクラス会議】クラス会議の始め方・続け方
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- 第2特集 徹底解説! 小学校の新教科書の特徴と活用法
- 『新しい国語』(東京書籍)
- 豊かな学びが未来を拓く
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- 『みんなと学ぶ 小学校国語』(学校図書)
- 「深く考え,共感し,しなやかに生きる」
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- 『ひろがる言葉 小学国語』(教育出版)
- 「実の場」で生きてはたらく言葉の力を育む教科書
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- 『国語』(光村図書)
- 心を,動かす。言葉が,動かす。
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- 教育NEWS
- 3分でわかる!2020年の国語授業づくりと評価
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- AIに負けない「読解力」を考える (第1回)
- 連載企画の概要
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- 問い×交流が生み出す読みの学習デザイン (第1回)
- 読みの学習における<問い>
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- 論理的に「考える国語」の授業づくり (第1回)
- 論理的に思考する「考える国語」の授業づくり
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- 〜「考える国語」の授業づくりのポイント〜
- 小学1年/「くらべるってどういうこと」かを考えて読む
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- 〜[教材]説明文/「さとうとしお」(東京書籍)〜
- 小学2年/題名を問いの文にして読む
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- 〜[教材]説明文/「たんぽぽのちえ」(光村図書)〜
- 小学3年/場面を比べて中心人物の変容を読む
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- 〜[教材]文学「きつつきの商売」(光村図書)〜
- 小学4年/中心人物を探して読む
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- 〜[教材]文学/こわれた千の楽器(東京書籍)〜
- 小学5年/中心人物の変容をとらえる
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- 〜[教材]文学/「なまえをつけてよ」(光村図書)〜
- 小学6年/「行こっか。」「うん。」は,誰の言葉だろう
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- 〜[教材]文学/「帰り道」(光村図書)〜
- 主体的・対話的で深い学びを実現する学習課題&発問モデル (第1回)
- ことばの世界を楽しむ「読むこと」の授業づくりに向けて
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- 中学1年/どのような話し方をすれば相手の欲する言葉を届けることができるのか
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- 〜4月/読むこと 【教材】「話し方はどうかな」(東京書籍)〜
- 中学2年/離れたところにいるぐうちゃんと話そう
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- 〜4月/読むこと・話すこと・聞くこと 【教材】「アイスプラネット」(光村図書)〜
- 中学3年/事例のあり方を吟味して読む
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- 〜4月/読むこと 【教材】「間の文化」(三省堂)〜
- クラス全員が達成感を味わう! DOI流 国語教室づくり (第1回)
- 音読
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- 〜音読指導成功のカギは「具体化」にあり!〜
- 野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第1回)
- 「おおきなかぶ」の巻(上)
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- 〜教材と動作化〜
- 国語教育の実践情報 (第49回)
- 小学校/国立教育政策研究所教育課程研究指定校の研究推進@
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- 中学校/PISA2018の結果公表
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- わが県の国語ソムリエ (第96回)
- 静岡県
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- 第50回「博報賞」受賞 国語・日本語教育部門
- 生徒の「ことば」を育て,「ことば」を未来の力に変える学校
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- 〜広島県広島県立広島中学校〜
- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
2020年度は,小学校で新しい学習指導要領による教育課程が始まり,それと同時に新教科書での授業がスタートする,言わば「W(ダブル)スタート」の年です。学校現場では,スタートに備えた準備が,Wで必要な年とも言えるのではないかと思います。
堀裕嗣先生が編集された「THE教師力」シリーズの『THE授業開き〜国語編〜』の「まえがき」には以下のように書かれています。
授業開きは1年間にわたってその教科がどのように展開されていくのか,その見通しをもたせる1時間と考えて良いでしょう。かと言って,シラバスに従ってこの1年間のカリキュラムの見通しを語って聞かせるのではあまりにも味気ありません。そうか! この教科はこんなふうに勉強していくのか。自分にもできそうだ! 楽しく勉強できそうだ! そんな思いを子どもたちに抱かせる1時間である必要があります。楽しい活動を伴った,それでいてその活動を通してその教科の本質が理解される,そんな1時間となることが理想です。
特に国語科は戦後に筆頭教科となって以来,基幹教科とも言われ,指導時数も多く,だれもがその重要度を認識している教科です。しかし,だれもが重要だと認識しながら,その指導法には王道がなく,教師たちがその指導を一番難しいと感じている教科でもあります。
小社発行の月刊誌の4月号では,ほぼ全誌で授業開きを特集していますが,前述の堀先生のまえがきにもありますように,授業時数も多く,他教科の学びの基礎・基本につながる国語の授業開きの重要性を感じながら,全国の国語教室で充実したスタートダッシュがきれるようなアイデアをご紹介したいと思い,今号を企画いたしました。
特集では,小・中・高等学校の校種別授業開きの必勝ポイントから学年別の授業開きアイデア,また国語の授業で子どもたちに身につけさせたい,発表,聞き方,漢字や語彙力,表現力,音読,読解力などの鍛え方,さらに,4月の学級づくりにもつながる「クラス会議」についてもご紹介いただきました。第2特集では,各教科書会社の編集部方々のご協力のもと,小学校の新教科書の特徴と活用法を詳しく解説していただきました。実際に使用する教科書だけでなく,さまざまな会社の教科書を知ることが,新しい授業づくりのヒントにもなるのでは…と願っています。
「達人」には,芸や学問の奥義に達している人,深く物事の道理に通じた人という意味がありますが,多くの国語授業の達人の先生方の大技・小技をしっかり学べる極上の1冊になればと思います。
/木山 麻衣子
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