- 特集 朝学習から帯学習,宿題まで 国語の基礎学力のつけ方・鍛え方
- 特集扉
- どうつける?どう鍛える? 国語の基礎学力
- 【話すこと・聞くこと】の基礎学力のつけ方・鍛え方
- 楽しいことばのやりとりの中で意識的,自覚的に
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- 【書くこと】の基礎学力のつけ方・鍛え方
- 書く型と書く内容を具体的に示す
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- 【読むこと】の基礎学力のつけ方・鍛え方
- 読む力を鍛える三つのポイント―多読・精読・批評―
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- 基礎学力をつける「話すこと・聞くこと」の学習活動
- 小学校/1分間スピーチ
- 話したい!聴きたい!スピーチから始まる相互交流
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- 小学校/ペアトーク
- ショートタイムと授業,両方で育てるペアトークの力
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- 中学校/1分間スピーチ
- 1分間スピーチの取組と実践
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- 中学校/話型・文型等の型(約束事)
- 学校全体で進めることばの教育
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- 基礎学力をつける「書くこと」の学習活動
- 小学校/10分間作文
- 「習うより慣れろ」〜添削なしで楽しく作文
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- 小学校/作文マスターカード
- 小学校低学年から記述力を伸ばそう
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- 中学校/漢字指導・辞書指導
- 指導書には載っていない(秘)の方法
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- 基礎学力をつける「読むこと」の学習活動
- 小学校/3段階の読み
- 論理的に「考える」問題解決学習の「3段階の読み」
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- 小学校/フレームリーディング
- 文章を丸ごと読む力を育てる
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- 中学校/アクティブ・リーディング
- 「アクティブ・リーディング」で基礎学力を問う―言語生活を豊かにする知識の獲得―
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- 基礎学力をつける学習用語の指導法
- 小学校/具体と結びつけて学習ツールを獲得する
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- 小学校/汎用的な「学習用語」を指導し,子供たちの学力形成を保障する
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- 中学校/「ことば」に向き合い「学びの蓄積」を活用する
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- 第2特集 名門校に学ぶ!授業づくり 「奈良の学習法」で自学力を鍛える! 奈良女子大学附属小学校の実践
- 1 学びの文脈を考えた授業づくり/2 国語「サンゴの海の生きものたち」から広がる学習(二年)/3 ひとりで読み進める国語学習〜書いては読み,読んでは書く
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- 【特別寄稿】平成30年度「国語に関する世論調査」の結果からみる国語科の課題
- 表記について,読書について
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- 変える国語授業―高大接続改革・大学入学共通テストを見据えて― (第12回)
- 新学習指導要領の本格実施に向けて(資質・能力を軸にした新しい高校国語の創造)
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- 言葉による見方・考え方を働かせる語彙学習 (第12回)
- 語彙学習のこれから
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- 〜それぞれの教師による語彙学習年間計画と教科書から始める〜
- 学び合いがうまくいく!教科書教材のペア&グループ学習 (第12回)
- 小学1年/1ねん1くみ「じゃんけんやさん」をひらこう―だいじなことをじゅんじょよくせつめいする―
- 【話すこと・聞くこと】3月教材「『じゃんけんやさん』をひらこう」(東京書籍)
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- 解説
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- 小学2年/書いたら,読んで,よりよくしよう
- 【書くこと】3月教材「楽しかったよ,二年生」(光村図書)
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- 解説
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- 小学3年/物語のおもしろさを読み,自分の考えを伝え合おう
- 【読むこと】「わにのおじいさんのたから物」(学校図書)
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- 解説
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- 小学4年/様子がわかるように言葉を選んで書こう
- 【書くこと】3月教材「心の動きがわかるように」(教育出版)
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- 解説
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- 小学5年/物語の魅力を紹介しよう
- 【読むこと】3月教材「わらぐつの中の神様」(光村図書)
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- 解説
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- 小学6年/最後の授業を自分たちでつくろう
- 【読むこと】3月教材「卒業するみなさんへ」(光村図書)
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- 解説
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- 中学1年/詩によって育てられるもの―アンソロジーを作ろう―
- 【読むこと】3月教材「ぼくが ここに」(光村図書)
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- 解説
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- 中学2年/未来の自分への報告書を作ろう
- 【書くこと】3月教材「一年間の学びを振り返ろう」(光村図書)
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- 解説
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- 中学3年/交流を通じて中学校での学びを振り返り,今後の課題をはっきりさせよう
- 【話すこと・聞くこと,書くこと,読むこと】3月教材「三年間の歩みを振り返ろう」(光村図書)
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- 解説
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- 子どもの心を動かす!国語授業10のエンジン (第12回)
- 「フォロー」という授業エンジン
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- 学力形成を支える国語教師のための「話し方」教室 (第12回)
- 司会の技術・これだけは!
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- 国語教育の実践情報 (第48回)
- 小学校/OECD生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA)を公表
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- 中学校/第48回全日本中学校国語教育研究協議会(東京大会)の開催
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- わが県の国語ソムリエ (第95回)
- 宮城県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
小学校では2020年度から,中学校では2021年度から実施される新しい学習指導要領では,知識や技能を活用し,思考力,判断力,表現力等を育む授業づくりが求められています。
平成29年版学習指導要領改訂の基本的な考え方の中には,「社会に開かれた教育課程の重視」や「体験活動の重視」などのほか,「知識及び技能の習得と思考力,判断力,表現力等の育成のバランスを重視する現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で,知識の理解の質をさらに高め,確かな学力を育成」することが示されています。
公開授業や研究授業などで児童や生徒の姿を拝見していると,この日のこの時間までにこのクラスでは日々どのような学習活動を行い,学力をつけてきたのかな…と思うことがあります。授業後の研究協議会でも,発表の仕方やノートの取り方からグループ学習の進め方など,これまでの取り組みを教えてほしいという質問を耳にすることもあります。また,学校によっては,カリキュラム・マネジメントの一環として,朝学習や帯学習(短時間学習)などの学校全体での取り組みにより,学力アップを図っているところもあります。
そこで,今号では全面実施直前という時期も踏まえて,「知識の理解の質をさらに高め,確かな学力を育成」するために,国語ではどのような学習活動が考えられるのか…というところに,スポットを当ててみることにしました。
特集名は「朝学習から帯学習,宿題まで国語の基礎学力のつけ方・鍛え方」とし,提言では,国語の3領域「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の基礎学力のつけ方・鍛え方についてこれまで多くの学校の指導に関わられてきた先生方にご寄稿をお願いいたしました。また,実践事例のページでは,領域別の基礎学力をつける小・中学校の学習活動について,指導のポイントから具体的な事例まですぐに実践できる形でご紹介いただくとともに,児童・生徒にしっかり身につけさせたい学習用語の指導についても,小・中学校の事例をご提案いただいています。第2特集では,「名門校に学ぶ! 授業づくり」と題して,学校全体で行われている学力をアップする取り組みをご紹介いただきました。
この号が刊行される2月から3月にかけては,学校は学年末のとても慌ただしい時期になりますが,国語の基礎学力のつけ方のポイントをここで押さえることで,すぐにやってくる次年度の授業づくりのスタートダッシュにも役立てば…と願っています。
/木山 麻衣子
ただ、新学習指導要領のキーワードや捉えに関する論評などがあるともっとよかった。