- 特集 「授業開き」最強ナビ―基本からこだわりまで
- [巻頭鼎談]国語授業開きで大切にしたいこと
- 国語授業開きで大切にしたい「基本」と「こだわり」
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- 国語授業開きの基本の“き”Q&A
- Q1 国語科の授業開きは教科書を使わずにスタートすべきでしょうか? それとも,教科書を使ってスタートすべきでしょうか?
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- Q2 授業の約束事はどのように決めていますか?
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- Q3 国語科授業観を子供にどう説明しますか?
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- Q4 子供たちに評価方法等を話すべきでしょうか? それとも,話さない方がよいでしょうか?
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- Q5 教師の話し方で気をつけることは何でしょうか?
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- Q6 国語科の授業開きは,クイズや国語ゲームでスタートするのもアリでしょうか?
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- Q7 宿題の出し方のルールは?
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- Q8 国語科の授業でICT機器を使った方がいいですか?
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- [ビジュアル解説]授業開きまでに整えたい 教室環境&おすすめ学習アイテム
- 小学校
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- 中学校
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- 今年はココにこだわりたい! 4月に押さえたい厳選指導
- 音読にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
- 「音読」で一年間を方向づける!
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- 板書にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
- 1年間の授業に期待が膨らむ板書
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- ノート指導にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
- 学びの過程を目に見える形にするノート指導
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- 対話にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
- 対話の土台「意味・環境・態度」を創る
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- 1人1台端末活用にこだわりたい!4月に押さえたいポイント
- 3つのイメージで未来への扉を叩く
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- これで安心! 国語授業開きの全発問・指導言
- 小学校1年/つなぎ,かさね,ひろがる授業開き
- 教材:「いいてんき」(光村図書)
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- 小学校2年/言葉と心の準備運動!私は○○。あなたは?
- 教材:「じゅんばんにならぼう」(光村図書)
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- 小学校3年/なめらか! ペラペラ! まあ素敵!
- 教材:「わるくち」(谷川俊太郎 作)
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- 小学校4年/授業開きで学級づくり
- 教材:教科書(光村図書)
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- 小学校5年/詩の授業で考える楽しさを!
- 教材:「紙風船」(東京書籍)
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- 小学校6年/「力」や「〜の仕方」を意識する,きっかけの授業
- 教材:「帰り道」(光村図書)
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- 中学校1年/音声表現を工夫して,思いを伝える
- 教材:「野原はうたう」(光村図書)
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- 中学校2年/「みんなでつくる授業」の下地づくり
- 教材:「見えないだけ」(光村図書)
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- 中学校3年/目次を活用して一年間の見通しをもとう
- 教材:「学習の見通しをもとう」(光村図書)
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- 【特別寄稿】授業名人に学ぶ 国語授業開きの作法
- 「授業開き」の「前になすべきこと」と「そこでなすべきこと」と
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- 国語教師のための「テクスト論」超入門 (第1回)
- 文学を読む楽しさを実体験する授業
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- 小学校 教材別 今月の子どもの「問い」から展開する授業づくり (第1回)
- 「問い」を問う
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- 1年/おはなししよう
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- 〜領域:読むこと 教材:はなのみち(光村図書)〜
- 2年/おはなしを読み,やくにわかれて 音読しよう
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- 〜領域:読むこと 教材:ふきのとう(光村図書)〜
- 3年/段落の中心をとらえて読み,かんそうを伝え合おう
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- 〜領域:読むこと 教材:言葉で遊ぼう/こまを楽しむ(光村図書)〜
- 4年/同じところやちがうところに着目して対話を続けよう
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- 〜領域:話すこと・聞くこと 教材:もしも,どうしたい(東京書籍)〜
- 5年/登場人物どうしの関わりをとらえ,感想を伝え合おう
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- 〜領域:読むこと 教材:なまえをつけてよ(光村図書)〜
- 6年/6年○組の対話の極意を作ろう
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- 〜領域:話すこと・聞くこと 教材:気持ちよく対話を続けよう(東京書籍)〜
- 中学校 教材別 今月の発問づくり講座 (第1回)
- 二項対立で学ぶ発問論
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- 〜発問に,処方箋ではなく補助線を〜
- 対話でアップデート!授業を磨く発問教室
- 1年/言葉に出会うために 〜領域:詩 教材:野原はうたう(光村図書)〜
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- 2年/登場人物の設定に着目し,物語を解説しよう 〜領域:読むこと 教材:アイスプラネット(光村図書)〜
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- 3年/谷川俊太郎の表現の工夫を見破ろう 〜領域:読むこと 教材:春に(教育出版)〜
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- 「個別最適」な国語授業づくり (第1回)
- 「個別最適」とは
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- 漢字学習 Re デザイン (第1回)
- 漢字学習をどうデザインしなおすか
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- スキマ時間に使えるミニ活動アイデア (第1回)
- 学級開きから使えるミニ活動
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- 国語教育の実践情報 (第85回)
- 小学校/子供の読書活動推進に関する有識者会議論点まとめ 報告
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- 中学校/各教科等教育課程研究協議会から〜「書くこと」に関する指導と評価A〜
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- わが県の国語ソムリエ (第131回)
- 高知県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
2022年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、『吾妻鏡』に描かれた史実(と思われること)をこう見せてきたか!という脚本が、SNS等で大いに話題になりました。こうした盛り上がりを見るにつけ、悔やまれるのは、「もっと歴史に興味を持って学んでくればよかった…」ということです。歴史ドラマの多くは“義務教育を受けているなら知ってるよね”という前提で物語は進みます。ある程度の「型」や「基本」がなければ、せっかくの脚本の妙にも気づけない、ということでもあります。
年度当初の授業開きにおいても、授業者として知っておくべき「基本」があるかと思います。一年間をうまく回すための授業ルール、失敗しない鉄板指導スキル……など、ここだけは外せない「基本」を押さえてこそ、安心して新年度を迎えられるといえるでしょう。一方で、新年度だからこそ子供たちの心に残る鮮烈な授業をしたい、という思いもまた、大切だと考えます。前述の“脚本の妙”にあたるのが、このような授業開きでしょうか。一年に一回しかない国語授業開きだからこそ、最高の一時間にしたいと願う授業者の熱量は、きっと子供にも届くと思うからです。
今号は、『「授業開き」最強ナビ』と題して、外せない基本から、素晴らしい一年間にするためのこだわりまで、基礎からわかるQ&Aや教室環境・アイテムの実物写真、各学年の具体的な授業開き、そして授業開きにおける心得など、すぐに使える・長く使える内容盛りだくさんでお届けいたします。
/林 知里
ところどころ参考にさせていただきました。