- 特集 「板書」の正解―手に入れたい全技法
- [提言]「板書の正解」とはどういうことか
- 国語科のいい板書,がんばってほしい板書
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- 板書がうまい先生がやっている五つのこと
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- 「苦手」を乗り越える板書の技法
- スペースを有効に使えない
- 黒板下部分も有効活用しよう
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- ねらいと学習活動を焦点化する
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- 書くこと・書かないことを整理できない
- 板書からさらなる考えが生まれるために
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- 黒板とICTの役割を決める
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- 子どもの発言をうまく活かせない
- 板書に記号を入れて意見を引き出そう
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- 黒板上で立場を視覚化して議論を深める
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- 羅列的になる/書き写すだけになる
- 四つの基本的なポイントを押さえる
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- 基礎から発展への道のりを示す
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- 子どもの思考の余地をつくれない
- 問いと答えの間にあるものを描く
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- 余白をデザインする
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- 「引き出し」を増やす板書の技法
- 授業に引き込む
- 「えっ?」「なに?」から引き込む
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- 学習者の「?」を引き出す
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- 思考を可視化する/構造的にする
- 見えないものを見えるようにする
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- 素材を配置し,その関係を問いながら板書する
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- 学びを引き出す
- 「思考の場」として板書を活用する
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- 小説教材の象徴性を視覚的に取り入れる
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- ライブ感を演出する
- 子どもの言葉を吹き出しに書く
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- 学習者の言葉で板書をつくる
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- 学びを振り返る
- 「自力で振り返る」ための力をつける
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- 板書をもとに自力で振り返る
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- 「過程」が見える 定番教材の板書ポイント解説
- 小学校1年/ずうっと,ずっと,大すきだよ(光村図書)
- 単元1時間目は,この板書で
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- 小学校2年/お手紙(東京書籍・学校図書・光村図書)
- みんなが参加できる国語の授業のために,発問と板書をつなげる
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- 小学校3年/ありの行列(光村図書)
- 学び価値を可視化する板書の工夫
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- 小学校4年/ごんぎつね(東京書籍・学校図書・教育出版・光村図書)
- 授業への全員参加を保障する板書
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- 小学校5年/言葉の意味が分かること(光村図書)
- 考えのズレから板書を可視化し,説明文を読み取る
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- 小学校6年/時計の時間と心の時間(光村図書)
- 学びのつながりの自覚化を促す
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- 中学校1年/蓬莱の玉の枝―「竹取物語」から(光村図書)
- 生徒の考えが見える板書の工夫
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- 中学校2年/仁和寺にある法師―「徒然草」から(光村図書)
- 自分の知識・思考が深まる板書
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- 中学校3年/夏草―「おくのほそ道」から(光村図書)
- 古典文学を楽しく読解するために
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- 国語教師のための「テクスト論」超入門 (第2回)
- タイトルによる未読と再読
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- 小学校 教材別 今月の子どもの「問い」から展開する授業づくり (第2回)
- 問うことの価値を実感できる授業にしていくために
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- 1年/「とりのくちばしくいず」をつくろう
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- 〜領域:読むこと 教材:くちばし(光村図書)〜
- 2年/じゅんじょに 気を つけて 読もう
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- 〜領域:読むこと 教材:たんぽぽのちえ(光村図書)〜
- 3年/登場人物のへんかに気をつけて読み,感想を書こう
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- 〜領域:読むこと 教材:まいごのかぎ(光村図書)〜
- 4年/クラスの様子をお家の方に新聞で伝えよう
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- 〜領域:書くこと 教材:みんなで新聞を作ろう(東京書籍)〜
- 5年/文章の要旨をとらえ,自分の考えを発表しよう
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- 〜領域:読むこと 教材:見立てる/言葉の意味が分かること(光村図書)〜
- 6年/表現の効果を考えて防災ポスターを作ろう
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- 〜領域:書くこと 教材:防災ポスターを作ろう(東京書籍)〜
- 中学校 教材別 今月の発問づくり講座 (第2回)
- 二項対立で学ぶ発問論
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- 〜発問であるもの/発問でないもの〜
- 対話でアップデート!授業を磨く発問教室
- 1年/学びをひらく 〜領域:読むこと 教材:シンシュン(光村図書)〜
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- 2年/学習したことを生かし,文章と図表を結び付けて読もう 〜領域:読むこと 教材:クマゼミ増加の原因を探る/生き物が記録する科学―バイオロギングの可能性(光村図書)〜
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- 3年/抽象的な表現を読み取り,具体的なイメージを形づくろう 〜領域:読むこと 教材:立ってくる春(教育出版)〜
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- 「個別最適」な国語授業づくり (第2回)
- 「個別最適な」国語授業づくりに必要な構え
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- 漢字学習 Re デザイン (第2回)
- 習得しにくい漢字をどう指導するか
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- スキマ時間に使えるミニ活動アイデア (第2回)
- 「ことばあつめ」で関わろう
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- 国語教育の実践情報 (第86回)
- 小学校/StuDX Style 子供同士がつながる
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- 中学校/令和4年度教育課程実践検証協力校の取組
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- わが県の国語ソムリエ (第132回)
- 沖縄県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
いきなり申し開きのようになりますが,板書に絶対的な「正解」などというものがあるのかと問われれば,それは「ない」とお答えになる方がほとんどなのではないかと思います。それではなぜ,特集題にわざわざ「正解」という言葉を冠したのかといえば,「板書が苦手」という先生方の声の内実には,決められた形や感覚に従って「とりあえずやっている」が,「それでいい」のかわからない――つまり,「自分のやっていることが果たして『正解』なのか?」という不安が拭えない状況が多いのではないかと感じたからです。逆に,「今回の板書は『正解』だったなあ」という実感を得る経験を積み重ねていくことができれば,板書への苦手意識は次第に取り払われていくのではないでしょうか。そこで今号では,読者の先生方に,自分なりの「正解」を体験し,積み重ねていっていただくための足がかりとなる技法や事例を豊富にご紹介いただきました。
また,紙の書籍や記事では,どうしても板書の「完成物」のみが紹介されることが多くなります。しかし,板書の「正解」を実感できるポイントというのは,完成物よりもむしろその過程(授業の中で,いつ,何が,どのようにして書かれるのか)に紐づくものではないかと思います。そこでp.52以降の記事では,授業展開に応じた途中経過が見えるような形で,各学年の板書モデルをご紹介いただきました。
/大江 文武
このたびは本誌をご購入いただき、誠にありがとうございました。
さて、本号の記事の一部に、編集部の手違いにより、誤った形で掲載している箇所がございました。(111頁、下段「CHECK」の1段落目が欠落しておりました。)
お手数をおかけして申し訳ございませんが、正誤表データファイルをご参照のうえ、ご利用賜りますようお願い申し上げます。
今後はこのようなことがないよう、細心の注意を払ってまいります。
何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
ファイル名 | サイズ | |
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02881_seigo.pdf | 85KB |
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