- 特集 歴史の学び方―感動をよぶ授業ヒント
- 私のツイッター 140字で考える 何のために“歴史を学ぶのか”―と聞かれたら
- いつかのいい日のために
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- 孤独でない自分を感じるために
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- 市民性の涵養
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- 歴史は未来への鍵
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- 未来に生きるために過去を学ぶ
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- 歴史的思考力の育成と構築的な学びの意義
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- 「もてる男」になるため…(何のために“歴史を学ぶのか”?と聞かれたら)
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- 世界の歴史に驚きと共感をもって
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- 歴史は民主主義社会の市民として社会のあり方を判断する場を提供
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- 過去も未来もあてにしないこと
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- 〈いま〉を
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- 未来を志向する学びに
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- 歴史学習を通して未来を考える
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- 歴史の見方・考え方―基礎基本をどう指導するか
- 時代俯瞰の指導―発問例を考える
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- 時代区分の指導―発問例を考える
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- 自分との関わりで捉える指導―発問例を考える
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- 時代の移り変わり指導―発問例を考える
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- 時代の転換点の指導―発問例を考える
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- 時代背景の指導―発問例を考える
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- 人物の働きの指導―発問例を考える
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- その時代の価値観指導―発問例を考える
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- 新しい歴史の見方・考え方動向レポート
- 「現代歴史学による通史」にみる新しい視点
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- 「外国との共同研究」にみる新しい視点
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- 「歴史のメタ認知」で考える新しい視点
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- 「グローバル・スタンダード」で考える新しい視点
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- “モノ・ヒト・コト”にこだわった歴史の見方・考え方
- 「進歩の概念」からみる歴史の見方・考え方
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- 「国境」からみる歴史の見方・考え方
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- 「人口」からみる歴史の見方・考え方
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- 「食」からみる歴史の見方・考え方
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- 「戦争」からみる歴史の見方・考え方
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- 「生活文化」からみる歴史の見方・考え方
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- 「エネルギー」からみる歴史の見方・考え方
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- 「テクノロジー」からみる歴史の見方・考え方
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- 「人権の概念」からみる歴史の見方・考え方
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- 歴史から見たニッポン&日本人像の学び方
- 変化しつづけるニッポン&日本人
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- 「ニッポン」の輪郭を問う
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- 歴史的な見方・考え方の学びと表現の一体化した授業づくり
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- 外国人の手記から、日本と日本人の姿を観る
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- 通史学習に感動を呼び込む授業ヒント
- 小学校/その時、授業は動いた?!
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- 小学校/歴史的事象・遺物をいかに現在と結びつけるか
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- 中学校/好奇心の生まれる教材との出会い
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- 中学校/生徒の思考の流れを予測し、事実から修正する
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- 年表の学習・年表づくりの学習―感動を呼び込むヒント
- 小学校/局面を限定し、授業内容を反映させる年表づくり
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- 小学校/教材を歴史年表に位置づける
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- 中学校/普段の授業でしっかりと扱いたい
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- 中学校/年表づくりと流れを考えさせる発問で授業を構成する
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- 小特集 人類と鯨―かかわりの歴史と論争の授業シナリオ
- 事実の提示から捕鯨問題を考える
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- 捕鯨は、持続すべきか
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- 事実をもとに考えさせる
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- 知られざる?日本の伝統文化―全国に誇れる“わが県の文物・宝物” (第6回)
- 歌舞伎のまち こまつ
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- 〜曳山子供歌舞伎と全国子供歌舞伎フェスティバルin小松〜
- 新指導要領と活用できる社会科5枚の写真 (第6回)
- 見えにくい価格・見えない価格?
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- “政権交代の仕組み”をどう教えるか (第6回)
- 有権者教育の充実を図る必要性
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- 分類とは何か―枠組みのための思考学 (第6回)
- 「年表」で全体の枠組みをとらえる―誰もが知っている年表は、編集の仕方で特徴が変化する―
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- “世界システム”で歴史を考える〜一体化論が提起しているもの〜 (第6回)
- 世界システムから見た家事・ケア労働の国際移動(後編)
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- 社会科 新教材のチャームポイント (第6回)
- 小学校/一方向の情報〜新聞記事の読み比べ〜にかかわる新教材の着眼点
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- 中学校/〈公民編〉課題解決を通して学ぶ「個人の尊重」を核とした憲法学習
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- 小学校 すぐ使えるプリントページ“調べ・考える学習”ワーク (第6回)
- 「世界の主な海洋と大陸」の歩き方 発展編
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- 中学校 すぐ使えるプリントページ“基礎基本定着”のミニチェック (第6回)
- 地理『都道府県名 間違い克服プリント =後半=』
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- 今月の授業 (第6回)
- 「今、これだけは」思考力をはぐくむ9月の授業
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- 〜「わける」と「つなぐ」思考力〜
- 人と本でプレビュー アーカイブ“社会科60年”を覗く (第6回)
- 長岡文雄著『考えあう授業』黎明書房、一九七二年
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- 澤井陽介と共に社会科のミッションを考える (第6回)
- 小学校社会を分野別にするとどうなるか?
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第150回)
- 秋田県の巻
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- 編集後記
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- 歴史HEROESの相関マップ―事件と人物を構造化する― (第6回)
- 織田信長
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- 〜破天荒なふるまいで、全国統一の気概を持って統率力を発揮した稀代の政治家 人物キーワード:「破天荒」「気概」「統率力」〜
編集後記
◯…全社学の研究紀要「社会科研究」(2010年3月・第72号)に、広島大学院生・宇都宮明子氏の「ドイツ学校歴史学習の現実的変革―中等前期カリキュラム教育スタンダード 歴史≠フ分析を通して」という論文があります。
それによると、最終学年でできるようになる能力として、具体的には、@歴史の構築性を認識する A歴史の視点を獲得する B他者理解を行う C歴史における変動を把握する D現在と関連づける E次元・カテゴリー・概念で説明する F歴史的調査方法を駆使する G自分の歴史解釈を表現する H歴史解釈を批判的に検討する という九つの能力を育てることだとしています。
ところで、日本の現場で開発された、歴史の学び方≠ニして有名な、向山洋一氏のそれは、@前の時代の特徴をいう Aこの時代の特徴をいう Bこの時代を代表する人物をひとり選ぶCこの人がやったことをグループごとにまとめる Dこの人はどのように生きようとしたかを言う EDを証明する出来事を5つ選ぶ F上記のことをプリントに書く G5つのことを「カード化」してグループごとにまとめる Hまとめたことをノートに書く I発表して検討する と、授業でするべき指導と学習の過程を指し示しています。
日本のほうが、より授業においてすべきことが明示されていて、教育研究の水準としては我が方が上ではないか?などと思ったりしました。
本号は、あれこれ引用が多くなりましたが、〈歴史の見方考え方の土台をつくる歴史の学び方=rについて特集しました。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書