- 特集 教材資料“ナゾ解き型”に変換!発問100選
- 未だにナゾあり“この教材”授業化のポイント
- 地球温暖化問題のナゾと授業化のポイント
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- エネルギー問題のナゾと授業化のポイント
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- 基軸通貨問題のナゾと授業化のポイント
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- 恐竜絶滅のナゾと授業化のポイント
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- 卑弥呼の国をめぐるナゾと授業化のポイント
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- この教材資料のナゾ解きに迫る発問の条件
- 未だにナゾが残る歴史事件に迫るワクワク発問
- 太平洋戦争開戦のナゾに迫る問い
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- 日本はどうしてあのような、悲惨で無謀な戦争を始めてしまったのか
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- 未だにナゾが残る社会事象に迫るワクワク発問
- 日本が国連の常任理事国になれないのはなぜか
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- 「国民主権」はだれのためか?
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- 問題の核心に迫る時事問題のナゾ解き発問
- インフレとデフレ 時事問題を大きな枠組みの中でとらえる
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- 世界金融危機を検討させる
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- 子どもが必ずのってくるナゾ解き型教材モデル&発問
- “歴史人物”でするナゾ解き型の発問づくり
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- “写真資料”でするナゾ解き型の発問づくり
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- “各種統計”でするナゾ解き型の発問づくり
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- “各種グラフ”でするナゾ解き型の発問づくり
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- “絵画資料”でするナゾ解き型の発問づくり
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- “図解資料”でするナゾ解き型の発問づくり
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- ナゾ解きの切り口・目の付けどころ―指導のポイントはここだ!
- 変化・変わり目を発見する勘所
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- 対比・比較点を発見する勘所
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- 順番・順序を発見する勘所
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- 多様な解釈を試みる思考訓練法
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- 因果関係を考える勘所
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- 変化なし・変化しないから考える勘所
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- この教材資料=ナゾ解き型に変換する発問づくりのヒント
- 小3教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 小4教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 小5教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 小6教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 中歴史教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 中公民教材資料=ナゾ解き型に変換する発問ヒント
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- 〈誌上演習問題〉この資料=読解力を高めるナゾ解き型発問とは
- 日本地図=読解力を高めるナゾ解き型発問例
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- 実践を読んで
- 地図は「どこに?」がキーワード
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- 長篠の戦い=読解力を高めるナゾ解き型発問例
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- 実践を読んで
- 発問は上質、なかなかここまで読み取れない
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- 新教科書に掲載される「新出教材の資料」紹介
- 東京書籍発=「新出教材の資料」紹介 『新しい社会』
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- 教育出版発=「新出教材の資料」紹介 『小学社会』
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- 日本文教出版(東京版)発=「新出教材の資料」紹介 『小学生の社会』
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- 日本文教出版(大阪版)発=「新出教材の資料」紹介 『小学社会』
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- 光村図書発=「新出教材の資料」紹介 『社会』
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- 小特集 新指導要録=校内研で何をどう取り上げるか
- 研究授業とセットで、評価方法の共有化を図る
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- ICT機器の活用
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- 「書く活動」を重視し評価に生かす
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- キーワード「表現」を実感する研修を
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- 新しい評価の観点に対応させた「知的な授業の在り方」を研究する
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- 評価の仕分けをしよう
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- 「表現」と「未来志向」
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- 【資料】社会科の評価の観点等及びその趣旨(文部科学省平成22年5月)
- 知られざる?日本の伝統文化―全国に誇れる“わが県の文物・宝物” (第7回)
- ものづくり北海道の伝統を支える室蘭の鉄文化
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- 新指導要領と活用できる社会科5枚の写真 (第7回)
- 身近で、地球で、くらしの中での法やきまり
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- “政権交代の仕組み”をどう教えるか (第7回)
- 教科書には政権交代はどう扱われているか
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- 分類とは何か―枠組みのための思考学 (第7回)
- 全体の大きな枠組みの中で変化をとらえる
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- 〜まず「構造の変化」「根拠となる法律」から調べる〜
- “世界システム”で歴史を考える〜一体化論が提起しているもの〜 (第7回)
- 歴史を学ぶためには何が必要か:世界システム論の前提(その1)
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- 社会科 新教材のチャームポイント (第7回)
- 小学校/双方向の情報〜情報ネットワーク〜にかかわる新教材の着眼点
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- 中学校/〈地理編〉動態地誌的学習における学習過程論
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- 小学校 すぐ使えるプリントページ“調べ・考える学習”ワーク (第7回)
- 地球儀の「あれっ?!」距離編
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- 中学校 すぐ使えるプリントページ“基礎基本定着”のミニチェック (第7回)
- 公民『日本銀行券の授業 その1』
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- 今月の授業 (第7回)
- 「今、これだけは」思考力をはぐくむ10月の授業
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- 〜「つなぐ」思考力〜
- 人と本でプレビュー アーカイブ“社会科60年”を覗く (第7回)
- 本多公栄著『ぼくらの太平洋戦争』鳩の森書房、1973年/教育科学研究会・社会科部会著『社会科教育の理論』麦書房、1966年
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- 澤井陽介と共に社会科のミッションを考える (第7回)
- ネット時代の資料活用の技能とは?
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第151回)
- 徳島県の巻
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- 編集後記
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- 歴史HEROESの相関マップ―事件と人物を構造化する― (第7回)
- 徳川家康
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- 〜徳川家康のツィッター「天使の繊細さと悪魔の大胆さ」〜
編集後記
◯…今、手元にある、熊本の田口広治先生の実践レポートにこういう例がありました。
「どの子も間違いなく熱中する発問がある。時には熱狂状態になる発問である。それは、「◯◯してみたいのは、どれですか」
という発問だとして、例えば、「食べたいのはどれですか」「行ってみたいのはどれですか」「体験したいのはどれですか」などだ―といいます。
たとえば、「天草」の学習で、「天草市」のパンフを授業で提示し、通常「天草の特産品には何がありますか」となる。しかしこれを、「どれを食べてみたいですか。一つ決めて、手を挙げなさい」という発問から入り、「天草の特産品を一言でいうと、何ですか」と重ねていき、天草の特徴を浮き上がらせ、「天草の特産品は海産物しかないのですか」として、行ったりテレビや本などでの経験を引き出す―という具合に発問を重ねた結果、「天草に行ってみたい人?」というと全員の手が挙がった─という。
この例はナゾ解きではありませんが、自分の要求にひきつけているので、子どもの心のなかでは、ナゾ解き的反応も起きているのではないか?という気もします。
ところで、今までの実践研究でも、〈発問の質で、子どもの応答ががらりと変わる〉例として、よく引き合いに出されるのが、
「運転手さんはどんな仕事をしているのでしょう」ではなく、「運転手さんは、どこを見て運転しているでしょう」
と、〈「知覚語」で問え〉という指摘がありました。
また、邪馬台国論争を授業に持ち込み、「学会での論争点を授業でも論争させる」という、有名な例もあります。
本号は、このように同じ?教材資料でも、(従来はこういう発問が多かったが)こういう発問にすれば、思考を刺激し、知的好奇心を促す─という実践の具体例を沢山ご紹介いただきました。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書