- 特集 “板書を構想”して授業の腕をあげる法則
- 注目!板書に関する“この発言”
- 「板書」は子どもの思考に合わせ「動く」ものである
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- 板書は教師の指導観を具現化する手段
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- 「子どもと教師の交流の具体相」
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- 黒板をワールドワイドに使おう提案―印象に残る板書の法則
- 黒板にできることを意識しよう
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- 板書は授業の顔
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- 「思考ツール」で構造化と参加型を組み合わせ、思考力を育てる
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- 板書に関する法則=ビギナーズの疑問QA
- 板書の縦書き・横書きの法則
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- 色チョークの使い分けの法則
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- 板書とノート指導の関わり法則
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- 板書中の教師トークの法則
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- 発問と板書の関わり法則
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- 学習問題と板書の関わり法則
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- 黒板添付資料と板書の関わり法則
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- 板書とPCの関わり法則
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- 授業の流れに即した板書の基礎基本ワザ
- 導入でする板書の基礎基本ワザ
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- 展開・ヤマ場でする板書の基礎基本ワザ
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- 終末・まとめでする板書の基礎基本ワザ
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- この学習活動場面で“この板書”が効く!
- 子どもの意見を板書でどう取り上げるか
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- 子どもの思考を促す板書の方法
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- 子どもの思考の流れをどう板書するか
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- 子ども相互をつなげる板書の方法
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- 比べて考えさせる板書の方法
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- 調べ活動を促す板書の方法
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- 話合い・討論をつくる板書の方法
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- 基礎基本事項の定着と板書のポイント
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- さすが!と言わせる板書の決めワザ=フォーマット
- 図解がうまくいく板書の決めワザ=フォーマット
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- 描図がうまくいく板書の決めワザ=フォーマット
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- 歴史人物相関図の板書の決めワザ=フォーマット
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- 年表―時代をイメージする板書の決めワザ=フォーマット
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- 〈現在進行形レポート〉“板書案づくり”で授業研究・授業改革の進め方
- 第5学年「日本の水産業」
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- 《ここをこう読む》板書計画の検討過程で授業者は何を学んだか
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- “この指導案”の板書案・板書計画―これでOK? 板書を手掛かりにする授業検討の方法
- 授業づくりから授業の振り返りまでに板書が果たす役割
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- 子どもの思考の流れに沿った板書づくりに向けて
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- 現在地はどこだ? カーナビを意識した板書計画
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- 板書計画を中心に据えた指導案の提案
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- 〈1学期単元で実例紹介〉この授業―“どんな板書”で構想するか―板書案・板書計画のポイント
- 3年 教材「京都市のまちのようす」の板書案・板書計画のポイント
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- 4年 教材「くらしとごみ」の板書案・板書計画のポイント
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- 5年 教材「雨温図と地形図で読み取る日本の気候」の板書案・板書計画のポイント
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- 6年 教材「米づくりが始まったむら」の板書案・板書計画のポイント
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- 中学地理 教材「世界地図略図」の板書案・板書計画のポイント
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- 中学歴史 教材「近世前期の文化」の板書案・板書計画のポイント
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- 中学公民 教材「私たちが生きる現代社会」の板書案・板書計画のポイント
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- 小特集 水面下で動き出した?次期指導要領改訂への提言
- 国民国家的な社会科からの卒業
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- 小学校社会科に内容の区分を設け諸能力の系統的な育成を図る
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- 低学年社会科の復活を
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- 国際社会に生きる日本人の公民的資質の育成を目指す
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- 現場とせめぎ合う議論を
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- 懸案事項への大胆な挑戦
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- 社会科本来の在るべき姿を求めて―市民を育成するための社会科授業とは?―
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- 小学校社会科にも効率と公正の考え方を
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- 国土の学習をさらに充実させたい
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- 気になる“このテーマ”社会科教師の写真館 (第2回)
- 6mの降雪にもびくともしない200万都市札幌。その秘密は?
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- 私の社会科見学―マルチ情報 (第2回)
- 高品質の追究と日常業務のたゆまぬ改善
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- “このデータ”を解体新書 (第2回)
- 一般会計予算を月収30万円に例えたら…
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- 世界のパワーマップ→テーマ別分布図 (第2回)
- 国や行政はどのくらい教育費を負担しているの? 日本は「高等教育費の公費負担が少ない国」
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- 今月の教材―楽しい授業づくりのヒント (第2回)
- 3年/「まちの中」だけでなく、「まちの周囲」にも注目
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- 4年/警察のしごと
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- 5年/輪中堤のはたらきを再考する授業
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- 6年/聖武天皇が目指した「持続可能な社会」
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- 中学地理/写真から考える世界の人々のくらし
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- 中学歴史/大野城に外国軍は来たのか―律令国家への歩み―
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- 中学公民/旧民法が現代に生きていたら?
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- 世界&日本の子ども―社会をどのように認識し、感じ、考えているか (第2回)
- 社会の組織・機構をどの程度信頼し、政府には何を求めているか
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- 入口は「建前」出口は「本質」の授業論 (第2回)
- 高校の公民科倫理で「親鸞」をどう教えるか、「常識挑戦型」授業を創る
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- この単元の構造図―こうなる (第2回)
- 「市の様子」は地域学習のオリエンテーション
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- 社会科主任の仕事術―ポイントは“ここ” (第2回)
- 社会科主任の役割を果たす4つのこと
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- 【コメント】マネージメントの視点を持つ
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- 中学社会 定期テスト作問の鉄則と実例 (第2回)
- 歴史的分野「1年生最初のテスト」の出題例 中一ギャップに配慮した問題を作る
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- 社会科実践研究のここにハイライト (第2回)
- (小学校)「学習の見通し」を立てる学習活動の重視(1)
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- (中学校)学習評価は生徒の学力向上のためにこそ役立つ
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- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第19回)
- 【香川大学】教育現場にとって有用性のある実践と研究の探求
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第194回)
- 宮崎県の巻
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- 編集後記
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- 社会科の図解化技法入門→誰でも描ける基本型・効用型 (第2回)
- 「対比する矢印図」で、武士の時代への変化に気づかせる
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編集後記
○…小誌11月号で、文部科学省の澤井陽介先生が、
・最近、若手教師がふえ、社会科の授業イメージが持てないため、研究も出来ないという悪循環に陥っている。
・こうした事態を改善する方途として、「45分の授業を板書で構想」して研究に着手するところがふえてきた。
として、香川県社会科研究会の事例を紹介されています。
たしかに、板書案・板書計画から入るのは、授業を映像としてとらえることが出来るので、現代的手法としても、すぐれものなのだ―ということを直感し、特集企画を発信しました。
ところで、1985年刊ですから、もう30年近く前のことになりますが、向山洋一著『授業の腕をあげる法則』という新書が刊行され、いまだにロングセラーを続けています。
著者である向山先生の授業では、教師の板書はほとんどない―と思われていました。
ところが、今回、この特集を企画するにあたり、過去の「社会科教育」誌を調べてみると、2006年11月号「授業が上手い人が使う“板書の法則”」にご寄稿いただいた向山論文には、
・「言葉」は消えていくのである。消えた「言葉」を出発点にした「討論」は成立しにくいのだ。
・しかし、「黒板の言葉」はずっと存在し続けるのだ。
・討論・話合いを仕組むなら「発表」より「文字」の方がやりやすい。
・「子どもの意見」をどのように扱い「黒板」にいかなる役割を果たさせるかによって、結論は違ってくる。
とあります。
ここでいう黒板の役割には、子どもが板書するも当然、含まれているわけではありますが、それを含めて、黒板の位置づけや活用が予想より?重視されている事を発見し、授業をひも解くに際して、もっと謙虚に事実確認をしていかなくては―という思いを新たにしました。
〈樋口 雅子〉
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- 明治図書