- 特集 主体的な学びにつなげる学習活動アイデア50
- 1 主体性のある子どもを育む社会科授業デザイン
- 「主体性」=「学びに向かう力」という捉え方
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- 2 子どもの主体性を育む要素と学習活動への活かし方
- 問い,当事者性,セーフティーな対話空間から考える
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- 3 主体的な学習者を育む社会科カリキュラム
- 教師による主体的なカリキュラム・デザインの重要性
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- 4 主体性を引き出すオンライン授業の工夫
- 主体的な学習者を育むオンライン授業の三つのポイント
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- 5 子どもの主体的な学びを生む授業づくりの深め方
- 学習内容・学習方法の見通し&振り返りを軸として
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- 6 【授業最前線】主体的な学びにつなげる学習活動アイデア 小学校
- 3年【安全なくらしを守る】やってみたい!やってみよう!を子どもの内側から立ち上げる
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- 4年【都道府県の様子】地図帳での学びを教室外に広げる学習活動
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- 4年【県内の特色ある地域の様子】子供の「問い」で創る主体的な学習活動
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- 5年【我が国の農業における食料生産】対話をとおした主体的に学習に取り組む態度の育成と評価
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- 5年【我が国の工業生産】資料との出会いにひと工夫を〜より身近に感じられる社会科の授業づくり〜
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- 6年【我が国の政治のはたらき】市の魅力が伝わるような発信を追究する
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- 6年【我が国の歴史上の主な事象】子どもが「やってみたい」授業をつくる
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- 7 【授業最前線】主体的な学びにつなげる学習活動アイデア 中学校
- 地理的分野【世界の地域構成】世界の国名とその位置を楽しく覚えるゲーム
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- 地理的分野【世界の様々な地域】社会的課題の探究を生かした学びの構想
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- 地理的分野【日本の様々な地域】日本の諸地域と組み合わせた地域の在り方
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- 歴史的分野【歴史との対話】古代から中世へのターニングポイントはどこだ!
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- 歴史的分野【近世までの日本とアジア】郷土の隠れたヒーローに光を当てた授業づくり
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- 歴史的分野【近現代の日本と世界】問題解決的な学習を主体的な学びにつなげるためのポイント(1)〜(4)―パネル討論学習「なぜ,日本は近代化に成功したのか?」を事例として−
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- 公民的分野【私たちと現代社会】裁判を通じて,人権意識を高める授業づくり
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- 公民的分野【私たちと経済】身近で具体的な「価格」の教材化
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- 8 【授業最前線】主体的な学びにつなげる学習活動アイデア 高等学校
- 地理 地理的事象を身近な地域に当てはめて具体的に考える
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- 歴史 「教科書で考える」「教科書を考える」歴史学習
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- 公民 『7つの習慣』を軸にしたPBL
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- 最新情報で徹底解説! どうなる・どうする社会科教育 (第23回)
- 長期的な視点で行う,効率的な評価A
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- スペシャリスト直伝!授業がもっとうまくなる社会科授業スキル (第11回)
- 話し合い活動を充実するためのスキル
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- 100万人が受けたい!見方・考え方を鍛える中学社会 大人もハマる最新授業ネタ (第11回)
- 「深い」学びへ誘う「うそっ!」「ホント」教材〜降水量・和同開珎・エベレスト〜
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- 〜地理・歴史・公民〜
- 新学習指導要領 社会科授業デザイン&評価のポイント (第11回)
- 社会科の授業デザイン(5)
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- 〜「オンライン授業研究会」〜
- ICTも有効活用!板書&資料でよくわかる授業づくりの教科書 (第23回)
- 5年生「わたしたちの生活と森林」
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- 〜木材自給率の低下と上昇から森林産業の現在を知る〜
- 見方・考え方を働かせる!単元を貫く学習課題でつくる中学社会ワーク (第11回)
- 歴史的事象の相互の関連に着目させる学習
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- 〜中学歴史「明治時代の文化」〜
- 地理大好きな子どもを育てる!見方・考え方を鍛える地理授業デザイン (第11回)
- 場所の環境の履歴書をつくりましょう(場所,地人相関)
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- 最新情報でしっかり解説!歴史教育はどう変わるか (第17回)
- 高等学校歴史領域科目の「生徒が『問い』を表現する」学習のねらいと方法(1)
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- 学びと社会がリアルにつながる!SDGsの視点でつくる公民授業 (第11回)
- 「目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」をどう教材化するか
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- 社会科における深い学びの実現とは (第11回)
- 「深い学び」の広い意味と社会系教科での際限
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- 銅像からわかる!つれづれ歴史散歩ガイド―目からウロコの教材づくり― (第11回)
- 北の大地・北海道の開拓者,屯田兵像から分かる精神
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第275回)
- 兵庫県の巻
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- 編集後記
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編集後記
小学校に続いて,中学校では二〇二一年度から新指導要領での授業づくり・指導が本格的にスタートしますが,今回の改訂で各教科共通で挙げられていたキーワードの一つとして「学習活動の工夫」がありました。
学校現場では,今回の改訂以前より,授業のねらいに応じて,様々な学習活動の工夫をされており,その実践の蓄積と工夫の数々が,コロナ禍の危機において,発揮されている実践も数多くあります。
活動が制限される環境下においては,家庭学習や自主学習による補完が求められるケースもあり,子ども自身の授業への参加意欲・集中力,そこからさらに踏み込んだ主体性も,これまで以上に大切になります。
主体性は,「やるべき作業が手順や明確になっている」自主性とは違い,「何も決まっていない状態でも考え行動できる」ことが求められ,そのような力を子ども達に育てていく為には,魅力的な教材づくりに加えて,授業の中で意識的に「自分で考えて選択する」場面を増やしたり,「自分ならどうするか?」と考えてみる機会を設けることが求められます。その環境づくりや,授業の中での意欲づけ・意識づけは,重要なポイントになってきそうです。
そこで本号では,「主体的な学びにつなげる」というところに焦点をあてて,授業づくりにおいてのポイントや,学習活動への活かし方,具体的な学習アイデア・授業モデルについて,全国の先生方の様々な取り組みと工夫をご提案いただきました。
/及川 誠
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