- 特集 「思考力・判断力・表現力」につながる向山型言語活動
- 向山実践にみる知的言語活動
- 弱い子を包み込む知的言語活動の「空気」
- /
- 向山実践から抽出する言語活動の原理・原則
- 四つの原則で思考力・判断力・表現力をつける
- /
- この言語活動で「思考力」をつける
- 日常のすべての場面で、思考する行為を促していく
- /
- この言語活動で「判断力」をつける
- 向山型分析批評による討論の言語活動で判断力をつける
- /
- この言語活動で「表現力」をつける
- 学問のプロセスを学ぶ「かける」「「みる」の授業
- /
- 「話すこと」における言語活動
- 「国語だけではなく、生活の中でも正しく話させる」
- /
- 「聞くこと」における言語活動
- 向山型言語活動は、教える内容ではなく指導のパターンにある
- /
- 「書くこと」における言語活動
- 向山学級の知的で魅力的な文章は、評定とお手本から培われた
- /
- 「読むこと」における言語活動
- 「プレ学習」が、思考力・判断力・表現力育成の鍵になる
- /
- 「伝統的言語文化」における言語活動
- 俳句の解釈コードを教えることで解釈の方法を知り、思考し、俳句のイメージを拡げることができる
- /
- 討論につなげる言語活動
- この活動で全員の発表力を育てる
- /
- 日記指導における言語活動
- 日記は、観察する力、描写する力、思考力をつける
- /
- 言語活動を充実させる環境の工夫
- 教師自身が言葉にこだわり指導のシステム化していくこと
- /
- 特別支援教育の視点からの言語活動
- 向山型国語は、発達障がいの子どもにとってコミュニケーションの基礎を身に付ける最高の場である
- /
- ミニ特集 集団思考を促す発問
- 1,2月教材を用いた、集団思考を促す授業案
- 小学校1年/ことばあそびをしようを面白く楽しく授業する
- /
- 小学校2年/向山型説明文指導の基本型は集団思考を必然にする!!
- /
- 小学校3年/1年間の集大成を「書く力」で表現させる
- /
- 小学校4年/「ウナギのなぞを追って」では、文章の構成と要約の指導を行う
- /
- 小学校5年/最後の文章全体を見渡す発問で全員を引き込む
- /
- 小学校6年/主題解釈のための集団思考を促す発問〜「海の命」〜
- /
- 中学生/「故郷」(中学3年)を用いた、集団思考を促した授業実践と修正
- /
- 高校/今までの学びを活かして発表する 『万葉集・古今集・新古今集』を同一「歌材」で比較する
- /
- 向山型国語初心者の挑戦―手ごたえを得たあの瞬間―
- 向山氏の授業の組み立てを分析し手ごたえのある授業ができた
- /
- クラス全員が熱中して取り組んだ作文指導
- /
- 自薦他薦子どものノートづくり
- ノートづくりの極意 第9条「赤鉛筆」を利用する
- /
- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- 新卒3年で実現する向山型討論の授業
- /
- 巻頭コラム
- 教師は真剣に「語り」ができる授業を!
- /
- 巻頭論文
- 思考力・判断力・表現力を鍛えるための向山型言語活動を追究する
- /
- 向山洋一国語著作の「読み方」
- 「知的好奇心が起きて何度も文章を読み返すような発問」を作る力を、どのようにつけるか
- /
- 「読み」に関する遺伝子は存在しない。だから指導が必要なのだ
- /
- 向山型で言語力育成授業を行うとこうなる
- 「リピート」で作る土台
- /
- 一目でわかる! 実録向山型国語指導案集
- 第6学年 国語科学習指導案
- /
- 向山実践から学ぶ「発問づくり」の型
- 日本教育技術学会での主張を補足する
- /
- 百人一首・名句百選指導の「奥の手」
- 特別支援学級での「名句百選かるた」指導の三つの奥の手 並べ方、読み方、片付け方をひと工夫する
- /
- 子どもの手元の札を見て読み札を読める教師の技術
- /
- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第64回)
- 教材分析をもってすれば授業は豊かになる
- /
- 新卒教師が追試できる!おすすめ向山型国語実践
- 本当の意味で物語教材を読める子を育てる,「俳句の授業」
- /
- この「授業システム」でできない子ができるようになった!
- 低学年/できない子も安定するから学力が身につく。1年間続けるシステム
- /
- 高学年/指書きのスピードを向山氏の指導スピードに近づける
- /
- 発達障害の子どもの自己肯定感を高める向山型国語
- いかなる理解や支援があろうともいじめが子どもの心を壊してしまう。向山型国語により,心が壊れてしまったI君が変わった
- /
- 新分析批評の授業が読解力をあげる
- 時系列に読み取る
- /
- 〜2年「スーホの白い馬」〜
- 江副文法の授業のススメ
- 小学生にとって難解な「敬う」「へりくだる」の関係を江副式でシンプルに教える
- /
- 向山実践を読み解く
- まずは自分自身が教材と向かい合う
- /・・
- 〜教材文『暗夜行路』(志賀直哉)C 2008年1月 TOSS箱根合宿〜
- 教材分析から発問・指示づくりへのステップ
- 教材分析の手はじめの一歩をはじめよう(最終回)
- /
- 女教師がすすめる向山型国語
- 教科書教材の指導に困ったら?『向山型国語教え方教室』やTOSSランドを検索し、成功体験を保障しよう
- /
- 子ども達を何ヶ月も暗唱に熱中させるポイント
- /
- 〜テンポのよいテストと、褒め言葉で子ども達を巻き込む〜
- 向山型国語で生み出す「中学生の事実」
- 意見の捌き方を身につける
- /
- 国語デジタル教科書への対応
- TOSSランドの優れたコンテンツをiPad用に移植する
- /
- そのまま使える,ちょっとした隙間時間にできる教材
- 漢字文化「虫」後編
- /
- 「伝統的な言語文化」の授業づくり
- スキルの名文暗唱で地域とつながる
- /
- 1年生が熱中!「五色ソーシャルスキルかるた」と「五色名句百選かるた」
- /
- 学力テストB問題対応授業を創る
- 教科書教材を使って,問いに正対した答え方を指導する
- /
- テーマ別 向山型国語QA
- 特別支援が必要な児童に対応した向山型暗唱指導
- /
- 読者のページ
- 「向山先生の巻頭コラム」を読んで衝撃が走った方がたくさんいらっしゃいます。「教師の仕事」をきちんとしていく問題提起が本誌には多数あります
- 編集後記
- /・・・
- 向山型国語最新情報
- /
- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第66回)
- /
巻頭コラム 教師は真剣に「語り」ができる授業を!
本誌編集長/向山 洋一
「話を聞かせる」というのは,教師の最も重要な技術である。ところが,話がへたな教師が多い。いや,ほとんどの人がへただ。
なぜか。
話には二種類ある。「描写」と「説教」である。「語る」のと「説く」である。
映画の寅さんの話し方は「描写」である。落語家の話も描写である。
話がうまいというのは,「描写」がうまいということだ。ところが,教師の話のほとんどは,「説教」なのである。しかも長い。「話が下手でありながら,それを自覚しないで長く話す」のが教師のほとんどの人だ。
TOSSでは,認知症予防テキストを開発した。認知症治療の日本のトップクラスの吉川ドクターの指導のもと,五年をかけて開発した。
このテキストは「やらせっぱなし」では効果がない。やっている途中の「語り」でこそ効果が生れる。これが,けっこうむずかしい。
しかし,「語り」の授業には,最適だ。
セミナーの場面を増田先生が書いている。
舘野先生,師尾先生,小貫先生に長野に来ていただき,脳トレ士の資格講座に参加できた。
大爆笑の連続だった。
脳トレ士の認知症予防の講座はこう開くのか,と目から鱗であった。
ただ,問題をやらせればいいわけではない。
テキストを使って,いかに
笑わせるか,楽しくさせるか,頭を使わせるか,言語,日常生活,過去をどう思い出させるか,そして,参加者を巻き込むか
脳トレ士とは,上のことが出来なければいけないのだと目から鱗であった。
模擬授業をさせていただいたが普段自分の弱いところがやはり出てしまうと感じた
@思いっきり,誉めてない
A確認が足りない
自分の普段の授業へも勉強になった。
また,脳トレは,あのように楽しくやるのだと大変,勉強になった。
そして,やはり脳トレ士はTOSSで勉強している先生方だからこそできるのだと確信した!!!
(向山),「語り」を真剣に授業する場は今までになかった。しかし脳トレ士は,「語り」が上手にできないと駄目だ。私は次のようにSNSに書いた。
脳トレ士の資格を一人でも多くの人に取ってもらいたいですね 教師の技量を一回りも ふたまわりも大きくすると思います 子ども相手の対応を高齢者には使えません 褒め言葉も全く違うものになります 子ども相手の褒め言葉を高齢者に使ったら馬鹿にされたと思います 小嶋先生のパパは即座にほかの人とは全く違う言葉をかけられたそうです 言葉をかけられた末廣先生が大喜びするような このような語りが次々とできるのが脳トレ士です そのために参加者全員3分ほどの模擬授業をしますが ほとんどの人は沈没です 全くできません その体験が貴重で そこから教師の表芸語りとは何かに目覚めていくのです 教師修行としても今までになかった舞台です
大阪の脳トレ士セミナーでは,奥先生が最高点だったが,小嶋先生はそれを上まわる点数だった。100名の教員のいる養護学校の校長をしてきた,さまざまな体験が生きているのである。
-
- 明治図書