- 特集 クラス全員の心をつかむ“出会いの1時間”の授業ネタ
- 子どもの心をつかむ授業の原則5
- 熱中する授業を検索する技を身につける。それを自分のクラスに合わせて組み立てる。出会いの授業にありったけの力を投入しよう
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- 向山実践の「出会いの授業」を分析し,活用する
- 向山氏が重視していることは「思い込みを崩すこと」「地道に努力する姿勢」「丁寧さ」の三つ
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- 特別支援学級での出会いの授業を成功させるポイント3
- 出会いの授業には、どの子も参加できるための優れた教材が欠かせない
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- 小学1年生,出会いの授業
- 教科書の絵を使ってテンポよく、楽しく、学習技能を教えていく
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- 小学2年生,出会いの授業
- 楽しく知的でたくさん褒める出会いの授業
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- 小学3年生,出会いの授業
- 話す・聞くスキルを使い、楽しく学習の仕方を教える
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- 小学4年生,出会いの授業
- 「視写」「漢字文化」「五色百人一首」の黄金リレーで授業を組み立てる。
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- 小学5年生,出会いの授業
- 「漢字」「暗唱」「日記」 1年間を貫く学習システムをつくる
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- 小学6年生,出会いの授業
- 「仕掛け」をし、子どもの心をわしづかみにする
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- 中学1年生,出会いの授業
- 楽しく、どの子にもできる字謎の授業
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- 中学2年生,出会いの授業
- 出会いの授業は「詩」から
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- 中学3年生,出会いの授業
- 知的な教材を「易から難へ」配列すれば、生徒はきっと熱中する!
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- 高校生,出会いの授業
- 力をつけるための全パーツを通す
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- 特別支援学級,出会いの授業
- 五十音図を使った、どんな子でも熱中する授業
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- ミニ特集 4月教科書教材で熱中する授業をつくる
- 1年生:「ふたりで おはなし」〜話型、文末の句読点、濁点を教える〜
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- 2年生:「ふきのとう」 季節を問うことで討論の授業に挑戦する
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- 3年生:「暗唱ができた」「パロディ作りができた」と「できるようになった」と感じさせる授業
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- 4年生:物語文の熱中する授業は要約指導でつくる
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- 5年生:音読と一字読解で楽しみながら国語力をつける
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- 6年生:問題の指示に正対して答える力を付ける向山型一字読解
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- 中学生:ホップステップジャンプの流れで全員を巻き込む
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- 高校生:五十音図は「かなの成立」とセットで教へる
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- ライブで教材研究の甘さに気づかされた
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- 「丁寧に正確に書く」ことを趣意説明し、たった一文字を評定することで、子どもたちの文字が激変する
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第7回)
- 全員が黒板に書ける「対比」の導入で保護者も子も大満足! 盛り上がった発表場面
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- 初心者歓迎 向山型国語入門講座
- 向山実践を追試する
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- 〜第16回向山型国語入門講座IN東京(2012年11月3日)〜
- 巻頭コラム
- 時には口述筆記をしてみると勉強になる
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- 巻頭論文
- 年間を通して授業を充実させるために
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- 谷和樹の「本気で学ぶ国語学」 (第7回)
- 向山氏が30年前から指摘している「達意の文」 その基本形の一つはアメリカの「Composition」にある
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- 名取セミナーで明らかになった,文字化されていない向山実践の勘所 (第1回)
- 学級通信『スナイパー』「嵐のように長く続く拍手」の場面を紐解き,見えてきたこと
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- 教科書難教材をだれでも追試できるように料理する (第1回)
- だれにでもできる主題をつかむ料理法(1)
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- 新教科書にたくさん登場した伝統的言語文化の授業づくり (第7回)
- 成功のカギは子どもの興味を引く教材を準備し、継続的に指導していくこと
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- 句切れ・見えるものを問う和歌の授業
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- TOSS教材ユースウェア☆ライブでやっとわかったポイント (第7回)
- 五色百人一首 ライブで体感する熱中のポイント
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- ユースウェアの力を引き出すために
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第71回)
- 授業の基本五項について、深く教材研究をすること
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- 想定外の角度から切り込む教材研究の仕方を教えます (第1回)
- 「古池や蛙飛びこむ水の音」─蛙は水音を立てない
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- クラスで一番できない子ができるようになった向国ドラマ (第7回)
- 成功体験を生み出し、自尊心を育む「向山型暗唱指導」最後の詰め
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- 「0てんとってるばかり」「ばか!」 いじめを受けてきた子が学期末漢字テストで98点
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- 発達障がい児対応のプロが行う! ビギナー教師の失敗所クリニック (第1回)
- 生徒の作文をつなげて歌を作る
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- 〜教師の見栄や先入観を抑え,向山氏のいう「美の追求」を実践する〜
- 「子どもが作った問題」で組み立てる向国の授業 (第7回)
- 子どもが作る問題は教師の授業に規定される
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- 向山実践を読み解く
- 子どもがノートに書いたことから授業を組み立てる
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- 〜「海雀」の授業B 1986年6月 大田区立雪谷小学校5年1組〜
- 分析批評ビギナーズ (第7回)
- 「対比」で授業はこう変わる
- 教師が解釈を押しつけない授業に挑戦する
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- やはり出発点は向山実践である
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- 発達障がいの子どもをしなやかに包み込む女教師の向国授業 (第1回)
- どの子も熱中! 向山実践「口に二画」には,やんちゃ君を巻込む秘策が凝縮されている
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- 向山型国語で生み出す「中学生の事実」
- 授業で「読み方」を教える
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- 「4コマまんが作文」ならどの子も楽しく書ける (第7回)
- 「4コマまんが作文」を組み込んだ作文年間計画
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- 今日の授業をこれで乗り切る!新教材授業全発問全指示 (第1回)
- 3年説明文「かるた」の授業
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- あなたの実践のここを直せば指名なし討論を実現できる (第1回)
- 討論の基礎体力を身に付けさせる
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- 発達障がい児の読み書きのつまずきをこの方法で乗り越えさせる (第1回)
- ユースウェア通りに行かない子への指導法
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- 読者のページ
- 人に伝えられる。未来に繋げられるからこそ「研究」は価値あるものとなります。具体の指導法を提案したのが向山型です。
- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第73回)
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巻頭コラム 時には口述筆記をしてみると勉強になる
本誌編集長/向山 洋一
国語の授業の基本的目的は,「正しく読める」「正しく書ける」「正しく話せる」子どもを育てることである。ペープサートを作ったり,紙芝居を作ったりすることが,目的ではない。
私は,SNSへの発信などに,「口述」することがある。私の「しゃべり」を,研究所の美崎さんなどに,その場で,キーボードに打ち込んでもらうのである。
私は,テーマをその場で与えられても,一分後には,口述を始められる。言い直し,訂正はなしである。韓国で,私の「教育技術」の本が翻訳出版されることになり,その時の口述文書が次の内容である。
韓先生の韓国での向山の本の翻訳出版への言葉
尊敬する韓(ハン)先生が私の著書「教育技術入門」を翻訳してくださることになりました。
大変光栄なことと思います。
私の教師の指導技術・指導方法を向上させるための著書は,400冊を超えております。
これは,過去100年間の日本で一番の発行部数です。
特に,授業技術の本は,毎年毎年再版され,30年近くにわたって,教育書のベストセラーになっております。
版を重ねること100回を超えております。
この60年間の日本の教育界は,大きな問題を抱えておりました。
それは,大学の教育学部で教師としての指導技術・方法をほとんど教えずに歴史や一般教養などを教えてきたことです。
医学部で手術の仕方や診察の仕方を教えないようなものです。そのため,日本の教育界は教師の思いつきの指導がはびこり,それが大きな原因となって教室が荒れるような事態がおきておりました。私は,この現状を根本から変えたくて教育技術の法則化運動を誕生させました。
わずか10人で始めた教育運動は,1年間で日本一の研究団体となり,現在に至っております。
多くの教師は,自分自身の指導技術・指導力量を向上させ,子どもたちによりよい教育をしたいと思っていたのです。
そのために私は,日本のこれまでの歴史の中で,多くの先人が残してくれた教育方法をとりあげ,更に全国各地の教室で先生方が工夫しているさまざまな方法を取り上げ,シリーズの本として出版してきました。
それは,各地域の先生方の研究活動を活発にさせました。これまでに出版された本は,1000種類を超えております。
こうした日本の動きは,いくつかの国でも注目され,研究交流を行っております。
韓国の韓先生は,どこの国よりも早くこうした日本の教育界の動きに注目されました。
そして,毎年のように多くの先生方とともに,日本を訪れ,TOSSの先生方の教室を参観されました。
また,私も韓国に招かれ,光州教育大学で講演をいたしました。若い素敵な先生方が私の話を熱心に聞いてくださいました。
韓先生の教育にかける情熱,大切なことを見逃さない知性,とどまるところを知らない行動力は,実にすばらしく,私をはじめ日本のTOSSの教師たちは皆,心から尊敬しております。
私は,韓先生と韓先生を通じて出会った韓国の先生方と同じ教師としての立場から,交流できたことを大変喜んでおります。
韓先生からも韓国の先生からも多くのことを学びました。そして,教師という仕事は,国境を越えて共通するものがあり,心から通じ合えるものだと思いました。
私の「教育技術入門」が韓先生によって翻訳されたことを心から感謝するとともに,志同じくする韓国の先生方のお役に少しでも立てばと思います。
それでは,先生方とお会いできるときを楽しみにしつつ,発刊への言葉といたします。
2013年1月9日 日本国 東京 旗の台にて
TOSS代表 向山洋一
以上は,韓先生の出版に寄せた向山の言葉です。
いつもと同じ,美崎さんにパソコンをたたいてもらいながら,10分で口述しました。台本なし,メモもなし。いきなり本番で口述しました。(美崎より びっくり! ほんとです。まったく直しなしですらすら言われました)
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- 明治図書