- 特集 日記・手紙・新聞=実用文の書き方入門
- 葉書・手紙の書き方を教える最新授業提案
- メールよりも「手書き」の手紙のほうがいいの? 資料と文化庁の調査から考える授業
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- 文化としての葉書・手紙を教える
- 葉書・手紙は教材の宝庫
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- 相手意識を持たせ日記の質を向上させる「この指導」
- 教師の真剣なコメントが子どもの日記の質を変える
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- 大人気の学級新聞を執筆させる「この指導・この言葉がけ」
- 学級新聞の基盤は、作文力である。取材ツールを自由に使わせる。露出させて評価させることで質は向上する
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- 学級討議一発通過! 向山型企画書の書かせ方
- 教師も子どもも夢をもつイベントの実施だからこそ「企画書」が実現する
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- 達意の観察記録を書かせるための「この工夫」
- 箇条書きからアウトラインの指導へ 「事実」と「意見」を意識させ、書き方を教える
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- 小学校低学年、葉書・手紙の書き方授業のネタとポイント【挿絵の実例とコツ】
- 絵の具を使って作品をレベルアップ
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- 小学校中学年、葉書・手紙の書き方授業のネタとポイント【年賀暑中見舞編】
- おくって楽しい、もらってうれしい年賀状を作ろう
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- 小学校高学年、葉書・手紙の書き方授業のネタとポイント【往復葉書編】
- 往復はがきの授業に「手紙の書き方テキスト」を活用しよう
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- 中学校、葉書・手紙の書き方授業のネタとポイント【職場体験・校外学習御礼
- 「手紙の書き方テキスト(中学生用)」を活用して書き方を学ばせる
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- 中学校、林間学校・修学旅行後の「個人新聞」の質を高める「この指導」
- TOSSメモを活用して情報を収集・整理し、達意の文にまとめる
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- 中学校、生徒会新聞・委員会新聞を充実させる「この指導」
- 新聞の中身充実 ポイント7
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- 高校、社会で活きるメールの書き方を習得させる「この授業」
- 「目上の人への公的メール」こそ短くすっきりと
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- 特別支援学級、直写・視写用文例集
- 「型」を示し考えさせる
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- ミニ特集 二学期の国語授業を熱中・熱狂で締めくくるこの授業
- 一年生:「親守詩テキスト」で楽しく親守詩の書き方を学習させる
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- 二年生:いっぱい読ませて、漢字文化の授業で漢字を楽しむ
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- 三年生:アンコールの出る「切り絵三行詩」の授業で三年生二学期を締めくくる
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- 四年生:スモールステップでテンポよく指導し、個別評定をする
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- 五年生:低学年向けの教材で、無理なく楽しく分析批評を導入する
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- 六年生:シーンと集中!「スゴイ!」と盛り上がる漢字の授業
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- 中学生:対役の視点からリライトする
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- 高校生:文法を根拠にして指名なし発表
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- たった1時間で平均90点を保障する一単元の授業
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- 新たな解釈と教師としての思想の在り方を教えてくれる
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第11回)
- 保護者を巻き込み、家でも話題になる「漢字文化の授業」
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- 初心者歓迎 第57回向山型国語教え方教室IN東京
- 夏の暑さをも吹き飛ばす! 500名を超える参加者の熱気に溢れる東京会場
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- 巻頭コラム
- 国語授業の力量を急上昇させるために
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- 巻頭論文
- ほんのちょっとの工夫で大差が生まれる
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- 谷和樹の「本気で学ぶ国語学」 (第11回)
- TOSSメモを活用した知的生産技術の実例 「授業づくり」にTOSSメモをどう活用するか
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- 名取セミナーで明らかになった,文字化されていない向山実践の勘所 (第5回)
- 向山氏による日記指導、真剣に取り組めば取り組むほど、そこには絶大なる効果があった
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- 教科書難教材をだれでも追試できるように料理する (第5回)
- 難教材を攻略する力を付ける方法
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- 新教科書にたくさん登場した伝統的言語文化の授業づくり (第11回)
- すぐれたパーツを使いこなす!
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- 「暗唱+本歌取り」で、伝統的言語文化を日常に活用する
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- TOSS教材ユースウェア☆ライブでやっとわかったポイント (第11回)
- やってみると実感できる スピード感をライブで学ぶ
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- ライブで実感、声の出し方
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第75回)
- 教材研究から教材を作り、それを授業に活用する
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- 想定外の角度から切り込む教材研究の仕方を教えます (第5回)
- 「七つ」は「七歳」なのか「七人」なのか
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- クラスで一番できない子ができるようになった向国ドラマ (第11回)
- 一番できない子が俳句を書いた
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- 子どもが変われば、保護者も変わる
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- 発達障がい児対応のプロが見た! ビギナー教師の失敗所クリニック (第5回)
- 今年も挑戦 谷和樹氏の授業コピー
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- 〜子どもの世界に入り込み、そこから子どもを引っ張っていく〜
- 「子どもが作った問題」で組み立てる向国の授業 (第11回)
- 「大造じいさんとガン」 教科書の挿絵をどう問うか
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- 向山実践を読み解く
- 子どもがノートに書いたことから授業を組み立てる
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- 〜「海雀」の授業F 1986年6月 大田区立雪谷小学校5年1組〜
- 分析批評ビギナーズ (第11回)
- 「対比」で授業はこう変わる
- 「対比」の入門は「俳句」で行う〜主題に直結する「対比」の構造を俳句の分析批評で学ばせる〜
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- 配慮の行き届いた実践である
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- 発達障がいの子どもをしなやかに包み込む女教師の向国授業 (第5回)
- すぐれた教材、指導法で、どの子も安心して学習できる環境を保証する
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- 向山型国語で生み出す「中学生の事実」
- 向山型分析批評で中学教材を料理する
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- 「4コマまんが作文」ならどの子も楽しく書ける (第11回)
- 「詳しい説明文」の書き方指導@
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- 〜「4コマまんが」「わくわくずかん」を使って〜
- 今月の授業をこれで乗り切る!新教材授業全発問全指示 (第5回)
- 説明文教材の「段落内構造」が課題だ!
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- あなたの実践のここを直せば指名なし討論を実現できる (第5回)
- 空白禁止の原則を身に付けさせる@
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- 発達障がい児の読み書きのつまずきをこの方法で乗り越えさせる (第5回)
- 漢字学習は「読み書き同習」で本当にいいのか
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- 読者のページ
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- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第77回)
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巻頭コラム 国語授業の力量を急上昇させるために
●本誌編集長/向山 洋一
一、国語の授業がうまくなるためには、教師が正確に読め、正確に書け、そしてシンプルにわかりやすく話せることが必要です。
二、その中でも、最も大切なのは、教師が文章を正確に読めることです。まあ、プロの作家を目指すくらいの文章力が必要です。
三、そのために、最もいい勉強法は、分析批評を学ぶことです。これ以上のものは、今のところないと思います。国語授業の教師の本などを読んでも、分析批評を学んでない人のものは、ほとんど初級者のレベルだと思います。
四、分析批評の勉強をする上で、最もいいのは『批評の文法』(明治図書刊)井関義久先生の本を読むことです。特に、最初から三分の一くらいの文章を三十回ぐらいは読むことです。分析批評の実践の本を読むのもいいですが、それでは、やり方はわかっても、実力はあまりつきません。まずは、批評の文法を読むことです。
五、国語の雑誌に連載をしたり、本を書いたりしている人、及びそのクラスを目指す人には、次の本をおすすめします。
六、『売れる作家の全技術』大沢在昌著 角川書店
この本は、上級の分析批評のテキストとして、最適です。プロの作家を目指す中から、選ばれたごく少数の、合格率一%の作品を批評しているのです。
七、批評の視点は、視点論や人称論です。まるで、分析批評です。文章を自分がまず論評してみて、それから、大沢氏の指導を読むといいのです。
八、ところで、プロの作家とは、どういうレベルを言うのでしょうか。現在、毎年、多くの新人賞作家が生まれます。新人賞は、二百以上あります。二百人の新人賞作家が毎年生まれますが、一年後に残るのは、何人ぐらいだと思いますか。一年後に生き残るのは、おそらく、一人か二人です。プロの作家とは、それほどすごいのです。
九、ということで、この本は、絶対のおすすめです。文章の読み方が向上します。教師は多くの本、専門的な雑誌を読むことで力がついてきます。専門雑誌(教育雑誌)の三冊ぐらい目を通す教師でなければ、まともな国語の授業などできません。
十、その上で、「分析批評」の本、文章論の本なども読み、年に数本は、教育論文や学習指導書を書くことが大切です。国語の能力の高い先生になってほしいのです。
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- 明治図書