- 特集 理科の学力と評価―単元別規準の開発
- 理科の学力と評価:一番大事なものは?と聞かれたら
- 学力を伸ばすための評価に
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- 「科学的」とはどういうことか
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- 評価することに振り回されない評価を
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- 論理性による探究活動の評価を
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- 観点別学習状況の評価規準―設定の具体的手順とは
- 小学校 観点別学習状況の評価規準設定の手順
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- 中学校 観点別学習状況の評価規準設定の手順
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- 学力が把握できる評価チェックのポイントはここだ!
- 観察活動における評価・私のチェックのポイント
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- 実験活動における評価・私のチェックのポイント
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- 思考活動における評価・私のチェックのポイント
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- 表現活動における評価・私のチェックのポイント
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- 資料活用における評価・私のチェックのポイント
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- 体験活動における評価・私のチェックのポイント
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- (キーワードで早わかり)新指導要録の評価像―どこが一番変わるのか
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- 小学校で“つける学力”と評価規準:私はこう考える
- 小学3年でつける学力と評価規準
- どの子も到達できるように授業改善を
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- 小学4年でつける学力と評価規準
- 部分や要素に分解する力
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- 小学5年でつける学力と評価規準
- 判断力・情報処理力・全体を把握する力をつける
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- 小学6年でつける学力と評価規準
- 多面的に追究する力を培う
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- 中学校で“つける学力”と評価規準:私はこう考える
- 中学1分野でつける学力と評価規準
- 「燃焼と酸素」単元を例に
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- 中学2分野でつける学力と評価規準
- 学習カード・支援カードの活用
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- サイエンスシアターへのご招待 (第3回)
- 食塩の小結晶のシミュレーション
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- 「学校ビオトープ」紹介
- 学校ビオトープ事情(3)
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- 理科クイズで発問づくり (第3回)
- メダカについて追究しよう
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- 子どもが間違えやすい概念と授業での是正指導 (第3回)
- 化学変化の実験を動的にイメージさせる方法
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- 理科で育てる学力と授業の改革 (第3回)
- 「日なたと日かげ」で育てる学力と単元の展開
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- 子どもの“ふしぎ思考”と授業づくり―コメット法による評価をふまえて (第3回)
- 子どもの“ふしぎ思考”の特徴
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- 〜(その2)“自分とのかかわり”に基づく思考〜
- 総合的学習につながる面白実験 (第3回)
- アルコールの燃焼・爆発
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- 編集後記
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- 授業に使えるサイバー図鑑 (第3回)
- 発想豊かにひろがる授業
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編集後記
○…昨年暮れに公表された新指導要録では,観点別学習状況の評価をより一層「目標に準拠した評価の考え方」,すなわち絶対評価が重視されることになりました.
このたびの改定について,文部科学省の安野功先生は次のように説明されています.(要約)
@絶対評価はひとりひとりの子供の学習状況を具体的な行動の形で細分化した指導目標(到達目標)に照らして解釈し,目標や内容がどの程度実現されたかを明らかにする方法である./Aこれにより,基礎基本,すなわち学習指導要領に示す内容を確実に習得できるようにする./B具体的には,指導目標の設定にあたっては,単元の目標を評価の4つの観点(「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」)から分析し到達目標を具体的に示すようにする./Cこの4つの観点ごとに設定した小単元の目標は,そのまま評価規準としても活用できる./D到達目標として示した4観点の目標は,学習問題を追究・解決する過程でその実現が図られる.子供の学びの多様性に応じた指導過程を工夫することがいっそう大事になる./Eまた,ひとりひとりの学習状況をどのように把握し,どう支援していくかも大切な問題となる./F1単位時間の学習活動を評価する際には,主たる評価の観点を1つか2つ程度に絞り込み,そこでの評価の方法を明確にしていくことが必要.
ということで,今までも言われていたわけですが,より一層,指導と評価の一体化ということが進められる事になると思われます.
ところで,こうなるとますます現場では,大変だ!という意識が出てくるのではないかと思います.そこでとりあえず,この問題の研究の指針となるよう,各単元での評価規準をご紹介しました.
(樋口雅子)
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