- 特集 子どもが“学習問題”を考える授業テク
- 授業で学習問題づくり―メリットはどこか
- 子どもたちの意欲と主体を引き出す
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- モノにさわり授業で経験を積ませる
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- 授業の流れを作るのは問題作りから
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- 熱中!『わくわくずかん』で問題づくり
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- 質のよい学習問題づくりのための授業テク
- 授業のねらいと学習問題の関連のさせ方
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- たくさん学習問題が出る導入の条件
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- 予想と検証方法がある学習問題の条件
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- 学習問題を1つに集約していく授業テク
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- グループ毎に学習問題に取り組む授業テク
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- この単元で“この学習問題”―よいテーマ一覧
- 3年「生物とその環境」よい学習問題一覧
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- 3年「物質とエネルギー」よい学習問題一覧
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- 3年「地球と宇宙」よい学習問題一覧
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- 4年「生物とその環境」よい学習問題一覧
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- 5年「生物とその環境」よい学習問題一覧
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- 6年「生物とその環境」よい学習問題一覧
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- 第1分野「物理」よい学習問題一覧
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- 第2分野「生物」よい学習問題一覧
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- 第2分野「地学」よい学習問題一覧
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- 小特集 学級通信に“授業の様子”をどう書くか
- 場面を切り取り,目に浮かぶように書く
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- 大好評 授業の様子を実況中継!
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- 次号にじらす!
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- 保護者に喜ばれ実践に役立つよう記録する
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- 授業記録写真・振り返り記述で事実を伝える
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- よいところを紹介し,授業への意欲を高める
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- 理科室を“子どものサイエンス・ミュージアム”にしよう (第2回)
- こんなに簡単な実験道具に子ども達は熱中
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- 体験&体感できる!大人気の自然博物館&施設 (第2回)
- ダイニックアストロパーク天究館
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- 理科新指導要領 重点指導事項の事例集 (第2回)
- 言語活動や理数教育の充実からの検討
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- 小学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第2回)
- 新教材「電気二重層コンデンサ」で蓄電実験
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- 中学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第2回)
- 未知の気体を探る探究型授業
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- 理科でする―習得型・活用型・探究型学力づくり (第2回)
- 理科特有の基礎的・基本的知識・技能
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- 科学に恋する? 女子生徒―育ててみませんか (第2回)
- 体験して納得する実践が乙女を理科好きにする
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- コピーしてすぐ使える サイエンス版 ペーパーチャレラン (第2回)
- ティシューの輪くぐりチャレラン
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- 続・新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第26回)
- 小学校理科の6つの新内容(中)
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- 編集後記
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- (続)一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第14回)
- アルミ缶を使った化学マジック
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編集後記
○…次々に日本の子どもの学力がずるずる低下している―という報告が出され,もう文科省の内部にも,あきらめムードが漂いはじめた―とまで言われています.
3年に一回のOECDの学力調査,科学的リテラシーの問題でも,2位から6位に転落したのですが,問題は,無回答の多さだと言われます.
「酸性雨に関する問題」では,正答率は36%とOECDの平均と同じだったが,日本の場合,完全正答率19%と無答率30%に対し,部分正答率のOECD平均が43%に対して極端に少ない結果となっています.
この結果からは,学力格差という指摘もなされそうですが,識者の大方は,「自信がなければ書かないという特徴が伺える」としています.
また,このような傾向は授業指導の問題と深く絡む問題ではないか―と思います.
出来そうもない?と思っても最後まで考えるという思考訓練を,もっと積んでいく必要があるのではないか―とも.
確かに,学習を所与のものとみる傾向が強いという気がします.つまり,この問題を解くにはどういう仮説をいくつ立てられ,どうすれば仮説を証明できるかという,思考プロセスが身についていない―ということもあるように思います.
こういうスタイルの授業に積極的に取り組む手だての一つとして,学習問題づくりに取り組むことも科学的リテラシーの育成への第一歩になるのではないかと思います.
本号は,そのための授業テクについてご紹介いただきました.
(樋口雅子)
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- 明治図書