楽しい理科授業 2008年12月号
文科省“解説”にみる新指導法のポイント

F508

«前号へ

次号へ»

楽しい理科授業 2008年12月号文科省“解説”にみる新指導法のポイント

紙版価格: 912円(税込)

送料無料

電子版価格: 821円(税込)

Off: ¥91-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
理科
刊行:
2008年11月10日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 文科省“解説”にみる新指導法のポイント
4人の先生にお聞きしました 文科省“解説”の読解 注目点はここだ!
理科を学ぶ意義や有用性を実感させる
森 一夫
ここが変わる小学校理科新学習指導要領
今倉 康宏
ヘウレーカ! ヘウレーカ!
隅田 学
実感を伴った理解
清水 康敬
“解説”のキーワードから考える新指導法の開発ヒント
科学的体験と新指導法の開発ヒント
熊野 善介
持続可能な社会と新指導法の開発ヒント
田中 春彦栢野 彰秀
育てる能力から考える新指導法の開発ヒント
堀井 俊宏
自然を愛する心情から考える新指導法の開発ヒント
齋藤 俊明
実感を伴った理解から考える新指導法の開発ヒント
村井 護晏
科学的な見方・考え方を養う新指導法の開発ヒント
木下 博義
“解説”の「学年内容の構成図」から考える新指導法の開発ヒント
“学習の対象と行動”と新指導法の開発ヒント
石井 雅幸
“学習の視点”と新指導法の開発ヒント
中村 佳嗣
“期待される考え”と新指導法の開発ヒント
久田 隆基
“科学の考え方の問題”と新指導法の開発ヒント
松森 靖夫
“科学的な見方・考え方”と新指導法の開発ヒント
遠西 昭寿
“解説”にみる「新内容・新教材」の研究ポイント→教材解釈と指導法の開発
小学3年 新内容・新教材の研究ポイント
根本 直樹
小学4年 新内容・新教材の研究ポイント
神山 真一
小学5年 新内容・新教材の研究ポイント
山下 真弓
小学6年 新内容・新教材の研究ポイント
鈴木 徹
中学1分野 新内容・新教材の研究ポイント
平賀 伸夫
中学2分野 新内容・新教材の研究ポイント
内山 裕之
“えー! そうだったの?”新要領の不明点が解けた箇所
「実感を伴った理解」を深めるために
神谷 大介
カリキュラムマネジメント力の向上を図る学習指導要領
益田 裕充
理科第1,2分野で共通の学習内容が登場
小川 義和
環境教育や実生活との関連強化!
寺田 勉
小特集 活用型?新理科教科書=私の期待と要望
学びをつくる教科書―使いこなして理科を学ぶ楽しさ・学ぶ価値を―
圓谷 秀雄
教科書に周期表を―子どもの問題解決を支え,科学する子どものための教科書―
馬場 賢
読んで楽しめ,生活や職業とつながる教科書
小森 栄治
「活用型教科書」だれが活用するのか?
遠西 昭寿
探究的活動を可能にする内容と構成に
薗部 幸枝
messing aboutの発想
村上 忠幸
理科室を“子どものサイエンス・ミュージアム”にしよう (第9回)
子どもたちが創るスクールミュージアム・子どもは創造家
竹内 幸一
体験&体感できる!大人気の自然博物館&施設 (第9回)
志摩マリンランド
大久保 修三
理科新指導要領 重点指導事項の事例集 (第9回)
第6学年B区分「土地のつくりと変化」
角屋 重樹
小学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第9回)
ゴムの力で走る「エコカー」づくりの授業@
佐々木 昭弘
中学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第9回)
電気部品を使った自由試行「電気と遊ぼう」
岩田 秀雄
理科でする―習得型・活用型・探究型学力づくり (第9回)
総合的な習得・活用・探究(その2)
西川 純
科学に恋する? 女子生徒―育ててみませんか (第9回)
女子中高生の理系進路選択支援事業(サイエンスガール塾)で乙女を理科好きに その1
三好 美覚
コピーしてすぐ使える サイエンス版 ペーパーチャレラン (第9回)
ペーパーコマまわしチャレラン
加藤 俊博
続・新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第33回)
小学校理科第4学年の新B区分の目標と内容
日置 光久
編集後記
樋口 雅子
(続)一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第21回)
真冬にできる昆虫観察
高森 久樹

編集後記

○…7月1日,文科省のHPにも,「小学校学習指導要領解説」が,各教科にわたり掲載されました.

 指導要領本文だけでは?というところも,かなり詳細に解説されているので,そういう意味だったのか…という箇所もけっこうあるように思います.

 そもそも? 小学校の改訂では,昭和43年から取り入れられていた3領域が,今回2領域になったことは,中教審の答申を受けたものというだけでなく,児童の特性・中学との整合性などを加味したものであることが,小・中の内容構成の関連図からも明らかになりました.それは,「この単元を学習することが,理科学習の全体からみて,どういうところに位置づくのか」を把握した指導を,より一層明確にしたという点からも,大変意味のあることではないかと思います.

 今回,公表された解説の本文の〆は,こういう文言で終わっています.

 「理科の学習で重要なことは,児童が主体的に問題解決の活動を行い,その学習の成果を生活とのかかわりの中でとらえ直すことで,理科の学習の有用性を感じることができ,学習に対する意欲も増進する.(中略)

 理科の学習では,問題解決はこれまでも重視されてきたことであるが,その過程だけが形式化され,教師の指示に従うだけの活動になり,本来の意味での主体的な問題解決の活動にならない場合もあった.」

として,

 「多様な学習形態を取り入れ,児童自らが問題解決を行うことができる状況をつくることが必要である.」

としている点,すなわち,新しい指導要領のもと,新しい指導法の開発研究が求められていると考え,本号ではそこに焦点をあててみました.

(樋口雅子)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ