授業研究21 2009年12月号
学習意欲を促す「ゆさぶり発問」

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授業研究21 2009年12月号学習意欲を促す「ゆさぶり発問」

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年11月4日
対象:
小・中
仕様:
B5判 77頁
状態:
絶版
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目次

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特集 学習意欲を促す「ゆさぶり発問」
提言・「ゆさぶり発問」どう活用するか
思考が停滞したときや活性化をはかるとき活用する
有田 和正
ゆさぶりが成立するネタ・問い方・広げ方
長瀬 荘一
批評の授業の切り口として
岩下 修
とんでもない答えに「しめた」と思う
伴 一孝
ゆさぶり発問が討論を起動させる
河田 孝文
子どもが動く「ゆさぶり発問」とは
考えが分かれる発問を考える
伊藤 雅亮
隙を突く発問で子どもが動き、活用力は高まる
水野 正司
子どもだけでは届かない境地に行かせるもの
神谷 祐子
学習意欲を促す国語科の「ゆさぶり発問」とは
教師が間違いを演出する
山田 恵子
詩「冬が来た」のゆさぶり発問
新川 莊六
思いこみからのがれるための質問
岩ア 淳
学習意欲を促す算数・数学科の「ゆさぶり発問」とは
ゆさぶりの第一歩は学習内容のとらえ直しにある
板倉 弘幸
「ゆさぶり発問」は教師の総合的な技量が問われる
木村 重夫
算数で作文させる
林 健広
学習意欲を促す社会科の「ゆさぶり発問」とは
やがて「児童が児童をゆさぶる」ように
谷 和樹
見えないものを見えるようにすることである
吉田 高志
子どもの社会認識をゆさぶる
永島 稔明
学習意欲を促す理科の「ゆさぶり発問」とは
先生提案に賛成か反対か 〜5年「花から実へ」
小林 幸雄
「はてな?」を導く 1年・生活科
沼澤 清一
予習が効かないで自由に討論できる発問
小森 栄治
熱中・集中した授業づくり
大貝 浩蔵
教師修業への助言
指導言と評価言の構想力を磨く
山下 政俊
『授業の腕をあげる法則』から学ぶ (第9回)
30年たった今でも繰り返し活用している確認の技術
板倉 弘幸
明るい笑顔で授業し、「できた」を体験させよう
小森 栄治
初任者研修の課題を問う (第9回)
「発問」について、もっと真剣に考えよ
戸井 和彦
授業力を鍛える (第9回)
日々書籍に触れ、あらゆることを教材研究として意識しつづけること
谷 和樹
全国学力・学習状況調査・結果の生かし方 (第9回)
チェックリストで学力調査の活用状況を評価する
田中 博之
「習得・活用・探究」サイクル (第9回)
「習得・活用・探究」サイクルを重視した単元の指導モデル
樺山 敏郎
続・教師修業のために (第9回)
研究会への参加のしかた
有田 和正
教材・授業開発研究所情報
古川 光弘
編集後記
江部 満

編集後記

○…「ゆさぶり発問」を考えるにあたって、思い出すのは、「出口論争」の契機になった斎藤喜博氏の言葉です。斎藤喜博氏は「子どもの可能性を引き出し、認識を深めていく教師の指導性の本質を説明するために」次のように説明しています。(『現代授業研究大事典』明治図書刊から)「授業のなかの緊張関係・衝突・葛藤。教師の攻撃、否定といった契機を重視したことに成立の端を発する」と。これを事典の解説では、斎藤氏は従来から支配的であった二つの指導観「一方的に教師が子どもに教え込んでいく指導観、子どもの経験・興味に迎合する指導観」に疑問を投げかけていると解説されています。

○…後に斎藤氏の「出口実践」を取り上げ「ゆさぶり」の典型と評価した吉田章宏氏の言説に、宇佐美寛氏が否定的批判を加えたことから戦後最大の論争といわれている「出口論争」に発展し、その論争の過程で向山洋一氏の登場となり、「教育技術の法則化運動」が生まれ、多くの現場教師の参加を促しました。

○…事典の解説では「意義」として、第一に、授業過程に生じる矛盾(意見の対立、葛藤、否定など)を授業展開・認識発展の原動力と捉えた点に、画期的な意義がある。第二に、このような指導観に基づいて、子どもの能動的な学習活動を呼び起こし、認識、思考の質を深めていくことに果たす、「教える」という行為の固有の生産力を明らかにした点で重要な意義を持つ。さらに「ゆさぶり」は子どもに対する教師の「教える」という行為のあり方の典型を示す概念でもあると強調されていました。

○…「ゆさぶり」という用語は未整理なところがありますが、実践課題として改めて考え直してみたいと考え、特集を組みました。

(江部 満)

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