学校マネジメント 2005年3月号
リーダーシップ=学校が動く基本スキル

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学校マネジメント 2005年3月号リーダーシップ=学校が動く基本スキル

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2005年2月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 リーダーシップ=学校が動く基本スキル
リーダーシップ―私が好きな“定義の文言”
努力は裏切らない
森 隆夫
人間五十年、下天のうちに比ぶれば
村井 淳志
指揮官の意志が試されている
大森 修
リーダーシップの科学とリーダーの資質―あの時、あの人の言動から学ぶ―
倒れたマラソン・ランナーに駆け寄る人々
佐島 直子
点数ではかれない能力:松下幸之助に学ぶ
中尾 直史
キング牧師に見るビジョン・言葉・行動
原田 智仁
新しい学校をめざす学習組織づくり
尾木 和英
“今の社会”に必要な新しいリーダーシップとは
“メリット社会”におけるリーダーシップとは
佐藤 晴雄
“ネット社会”におけるリーダーシップとは
岡本 薫
“クレーム社会”におけるリーダーシップとは
小島 弘道
“ストレス社会”におけるリーダーシップとは
秦 政春
05年度・学校経営におけるリーダーシップのポイント
学力向上の授業システムづくりのポイント
後藤 清春
心の教育とネット教育への対応ポイント
玉置 崇
特別支援教育のシステムづくりのポイント
槇田 健
小学校英語導入のシステムづくりのポイント
影浦 攻
危機管理のシステムづくりのポイント
谷合 明雄
情報管理のシステムづくりのポイント
野間 俊彦
校内研修のシステムづくりのポイント
松下 裕
この状況場面=リーダーがとる対応スキルとは
職員会議における反対意見への対応スキル
舘野 健三
保護者が怒鳴りこんできたへの対応スキル
水上 義行
対教師暴力への対応スキル
八巻 寛治
いじめへの対応スキル
岡坂 愼二
不登校への対応スキル
坂田 仰
個人情報の流出への対応スキル
高橋 純
“とっさ”にとったリーダーの言動=私が感心した“あの場面”
家出した中学生への教頭の対応
松岡 宏之
人を感動させるその裏に…
白川 太一
些細な場面を見逃さず、夢に支えられた厳しさで指導した
伊藤 和子
よいリーダーシップと反発を招くリーダーシップ
職員を信頼して前向きに
大橋 勉
よいリーダーシップを発揮するために
浅田 学
具体的に考え、子どもの事実で検証していく校長は優れたリーダーである
井上 好文
子どものために学校があり子どものために私がある
平松 義樹
教育環境の工夫で学校の元気をつくる (第12回)
工藤 和子
わが校のHP自慢 (第12回)
東京都足立区立五反野小学校
三原 徹
親の目・教師の目・記者の目―教育界の問題点に迫る (第12回)
「改革」の上塗りを避けるために
山上 浩二郎
学校マニフェストをどう構想するか (第12回)
体系的で戦略的な学校経営改革をめざす
小松 郁夫
平成の教育改革全体像の大研究:特別支援教育の実践指針 (第12回)
特別支援教育の今後の展望
国立特殊教育総合研究所
平成の教育改革全体像の大研究:2学期制のメリットと導入のノウハウ (第12回)
2学期制の大きなハードル
大風 秀康
平成の教育改革全体像の大研究:小学校英語導入のウォーミングアップ (第12回)
早期の英語教育は「不要」論を超えて
大森 修
ADHDの子の親として医療と教育を考える (第12回)
医療と教育の連携
中西 仁横山 浩之
教育情報の読み方・活かし方−これは本流・支流を見分けるヒント (第12回)
RV・PDCAのすすめ
階 玲治
文教ニュース
文科省が「問題行動白書」を公表/学校評価と情報提供の実態調査
安達 拓二
編集後記
樋口 雅子江部 満
学校でする動物との触れ合い―獣医師の提言 (第12回)
くちばしは人をつつくのではなく、上手に食べるためにある!
中川 美穂子

編集後記

○…誰しも、気になる文言などがある時は、切り抜きなどすると思います。

 私も、時々自分が気になっているものがある時など、向こうから?呼びかけて来るように目に入ります。ちょうど胃が悪い時は、胃薬の公告が目に付くように。

 今回は、リーダーシップの問題で特集をしようと思っていたので、

 「“努力は報われない”その心は“やってきたことはたとえほめられなくても実力、自信として残る”」

 という、佐島直子先生の文言を紹介した記事でした。

 「うーん、リーダーたるもの、メンバーの努力には報いてあげなくてはいけないだろうが、本人は報われることを期待するようではリーダーの言動とはいえない―」ということではないか―と、とても腑に落ちる文言でしたので、切り抜きをすると共に、さっそく引用させていただきました。

 また、佐島さんが、ある組織を評して、

 「自意識過剰なほめられたがりやな組織。もっとプロに徹し力を抜いて淡々と仕事をすべきだ」ということもいっておられるという紹介文についても、「えー、あそこは傍目にはずいぶんと我慢強い組織に見えるけど、そうなのか」と、妙に感心したりしました。(いったいどこのお役所のことでしょう?)

 ところで、学校現場に目を転ずると、管理職としては、専門職としての自意識過剰?な教職員を動かすのみならず、それらの教職員を通じて?子どもを動かすシステムを創っていかなくてはならない―という二重構造?の上に、必ずしもサポーターとは限らない保護者をもオルグしていかなくてはならないわけです。こういう点からも、他の職場とは一味?違うむずかしさがあるのではないかと思います。

 あれこれの場における具体例をご紹介いただきました。

(樋口雅子)

○…読売新聞は社説で「ゆとり教育の呪縛断ち切れ」と明快に主張した。さらに「ゆとり」に代わる新しい教育観をどう創造すればよいか問いかけ、その答えを教育基本法の改正作業の中に求めている。特に改正案の中には、「教育の目標」としてこれまでに無かった目標があると紹介している。そこには「真理の探求、豊かな情操と道徳心の涵塔養、健全な身体の育成」や「正義と責任、公共の精神の重視」「生命を尊び、自然に親しみ、良き習慣を身につける」などが列挙されているそうだ。

○…問題の「愛国心」についても「伝統文化を尊重し、郷土と国を」の後に、「愛し」か「大切にし」の言葉が入るはずだ、と紹介している。いずれも日本人として持つべき当然の認識であるべきはずなのに、これまで「失われた精神」となってきたものだ。戦後六〇年で失った「教育目標」を正常化する好機である。「思想信条の侵害だ」とか「戦前への回帰だ」と的はずれな批判を繰り返す左翼勢力に遠慮はいらない。教育基本法の改正で新しい日本教育の針路を創り出すべきである。

(江部 満)

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