学校マネジメント 2007年8月号
“プロ教師の技”が伝わる研修システム

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学校マネジメント 2007年8月号“プロ教師の技”が伝わる研修システム

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2007年7月5日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “プロ教師の技”が伝わる研修システム
さすがプロ!と思った私の体験談
人間の重みと厚みが生む技
野口 芳宏
―プロの技は神業(かみわざ)―「カン」が磨かれてこそプロフェッショナル
戸倉 文夫
「あなたの意見も聞きたいな」
斎藤 利次
プロ教師の育成:今どんな動きがあるか
免許更新制でどこがどう変わるか
山極 隆
教職大学院制度でどこがどう変わるか
岩田 一彦
教育バウチャー制度でどこがどう変わるか
白石 真澄
改正教育基本法でどこがどう変わるか
葉養 正明
“学校選択制”を迎え撃つ?学校装備の重点―食品業界の成分表示・品質管理と対比して―
学校選択制をどう考え対処するか
岡本 薫
プロ教師の仕事術=基礎基本と期待される資質能力
副校長の仕事術と期待される資質能力
須山 道雄
主幹の仕事術と期待される資質能力
遠山 純子
研究主任の仕事術と期待される資質能力
東田 昌樹
教務主任の仕事術と期待される資質能力
阿部 勉
学校をプロ集団に!土台づくりのアドバイス
「いじめ指導」に関するプロの技
河上 亮一
「マネジメント学」に関するプロの技
山下 晃一
「コミュニケーション論」に関するプロの技
安藤 昇
「リーダーシップ論」に関するプロの技
北神 正行
「危機管理」に関するプロの技
山村 武彦
「特別支援教育」に関するプロの技
田中 康雄
「IT活用」に関するプロの技
堀井 啓幸
その道のプロから何をどう学ぶか
学校危機管理の手法から何をどう学ぶか
和井田 節子
カウンセラーから何をどう学ぶか
丹羽 洋子
コーチングの技法から何をどう学ぶか
千々布 敏弥
スポーツトレーナーから何をどう学ぶか
根本 正雄
“プロ教師の技”を伝える研修システムの条件
教師自ら体感する演習型研修の具体的効果
細田 眞由美
スクールリーダーのための新しい研修システムを構築する
大野 裕己
「授業」こそ最高の研修システム!
矢口 仁
若手をエスコートするプロ教師の技
保護者会―プロ教師は何をメッセージするか
高橋 正和
授業参観―プロ教師はどこを大事にしているか
矢野 英明
いじめ―プロ教師はどこをチェックするか
武藤 淳一
学級経営―プロ教師はどこが違うか
永田 美奈子
通信簿―プロ教師の重点はどこか
中嶋 洋一
学力向上―プロ教師の重点はどこか
間嶋 哲
授業運営―プロ教師の重点はどこか
松尾 耕作
クレーム対応―プロ教師の重点はどこか
安冨 篤
新しい事態に対応するプロの技
キレル保護者に対応するプロの技
近藤 卓
シュガーチルドレンに対応するプロの技
小野 隆行
モンスター教師に対応するプロの技
舘野 健三
食育のための学校ガーディニング (第5回)
チームワークで多様なマンパワーを生かす
藤本 勇二
学校に伝統文化の活動を (第5回)
地域から世界へ出航
中村 哲
親向け教育情報誌ウォッチング (第5回)
プレジデント社のねらいは何か
明石 要一
管理職のための“教育のレシピと隠し味” (第5回)
荒れた学校を建て直す
光岡 洋一
教育バウチャー:いやでも?学校が変わる仕掛け (第5回)
何が教員の資質を保証するのか
福井 秀夫
教育課程改定と学校経営の改革点 (第5回)
「総合学習」の重要性は変わらない
菱村 幸彦
学校研修を刺激する処方箋 (第5回)
如何に「学力調査」に対応するのか
小森 茂
〜「保護者」参画型の創意工夫(1)〜
“割れ窓”理論の生徒指導―ゼロトレランスが学校の秩序を回復する (第5回)
米国の高等学校における実践事例(3)
藤平 敦
07’管理職に必要なクライシスコミュニケーション (第5回)
最近のリスク〈不祥事報道〉の3つの傾向
伊原 正俊
〜A「コンプライアンス違反や無視が急増傾向」〜
“地域の声”と学校はどう向きあうか (第5回)
子どもの安全確保は日ごろの地域との関係づくりから
成山 治彦
校長講話 3分話の知的ネタ (第5回)
「虹」の色って、いくつなの?
林 耕史
寺脇研の“教育再生”私案―諸プランの採点に立つ代案提言― (第5回)
精神論? そうですよ
寺脇 研
編集後記
樋口 雅子江部 満
日本音楽と日本文化 (第5回)
平曲の原点―蝉丸―
田中 健次

編集後記

○…団塊の世代の大量退職に伴い、熟練工の技術が後輩に伝わっていないのではないか―と多くの企業が危惧しているといいます。教師の世界でも同じ、この10年間で4割が入れ替わる―のだそうです。

 ところで、

 「では、そもそも、本当に現場で役に立つ教師の熟練技なるものはあるのか」

 という疑問を持つ向きもあるかと思います。

 外部評価が導入される昨今、教師の熟練技、そのものを抽出する必要があるわけですが、経験側が中心の教えるという技術には、万人が納得するようなものは確定されているとはいえない?のが、現状ではないか―と思います。

 ところで、最近、三重県や、岩手県などの広報によると、「学校経営の品質」ということが提唱されています。

 品質は成分表示と一体となって初めて、意味をもつのではないかと思うのですが、教職活動の成分表示と品質管理が今後の大きな課題になってくることはいうまでもないと思います。

 本号は、その先駆けとなれればと願って特集を企画しました。

(樋口雅子)

○…教育再生会議の第二次報告では、一次報告で「ゆとり教育」の見直しを求めた提言につづき、「心と体・調和の取れた人を育てる」ことを目指して、新教科「徳育」の設置が提言されていることが目立つ。問題は現行の「道徳」との違いである。国による多様な教科書や副読本の作成が可能となり、従来の「道徳の時間」が根本的に変わる可能性があるからだ。

○…さっそく各団体の反響が注目された。小学校長会は会長談話で「日本人の心と体の調和ある発達について議論を深めるきっかけになる」と歓迎する一方で、中学校長会は会長談話で「道徳を徳育として教科化することに必然性が無い。論議を十分つくせ」としている。

○…組合関係では、日教組が徳育を「新たな教科」と位置づけることに画一的な価値観の押しつけになると疑問を呈している。全教にいたっては、「徳育の教科化では国定の価値観を子どもに押しつけようとするもの」として批判している。全日教連では、「徳育の記述式評価については、まだ検討の必要がある」としている。徳育の新設に賛成の立場からもっと検討を深めたいものだ。

(江部 満)

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