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特集の解説
ボール運動が激変する新メニュー
TOSS体育授業研究会代表
根本正雄
2005年9月、第3回TOSS体育東北フレッシュセミナーIN仙台が開かれた。黒瀧耕治氏は、「シュート確率を上げるボールハンドリング」の模擬授業をされた。
1.ボールハンドリング(その1 個人で)
@ボール投げ上げ→拍手10回 Aボール投げ上げ→一回転(左右とも) Bボール投げ上げ→ショートバウンド・キャッチ Cボール投げ上げ→ジャンプ・キャッチ Dボール回し(頭→胴体→膝のまわり) Eボールを使ったもも上げ F8の字回し Gドリブル(走って)→タッチ
2.ボールハンドリング(その2 ペアで)
@コピードリブル(合図で先頭をかえる) Aボール2個で同時ドリブル Bボール2個で交互ドリブル Cボール2個でジャンプドリブル Dボール2個でお手玉 Eボール2個で送りお手玉 Fチェストパス・バウンドパス(ボール2個)
3.パラシュートゲーム 方法
@ゴールしたらシュートを打つ。
Aシュートが入ったら、得点板のところへ行き点数をパラッとめくる。
Bすぐにシュート位置に戻り、またシュートを打つ。
C兄弟チームで前半、後半それぞれ1分間ずつ行い、合計点数で勝敗を決める。一方のチームがシュートしている時、もう一方のチームはゴールに入ったボールを持ってやる。得点板をめくって戻ってきた人にパスをして続ける。
以上の内容は全てボールに慣れ、技能を高める指導である。動きに親しむと同時に技能も高めていく必要がある。ボールに慣れさせるために黒瀧氏は多くの種類の動きを取り入れた。個人で行う動き、ペアでできる動きを分けて指導された。
特に面白かったのは、チェストパス・バウンドパス(ボール2個)である。2人同時にボールを投げるが、1人はチェストパス、もう1人はバウンドパスを投げる。変化があり、意欲をもって取り組むことができる方法である。技能を高める方法として黒瀧氏は2つの評価をした。
@ 回数で評価する。
A 時間で評価する。
1回目の回数と2回目の回数を比較して伸びを評価することによって、技能の向上が分かる。
回数を比較する場合にも2つの方法がある。
1回目からどれだけ増えたかを評価する。1回目が30回とするとそれを越える回数を目標にする。越えたら合格である。
もう1つは1回目の回数より3回増やすことを目標にする。回数が多くても3回以上増えなければ合格にならないようにする。
両方の評価をしていくと、能力差に関係なく活動でき、結果として全員の力が伸びていく。
別な評価は、1分間で何回できるかを評価していく。同じ時間の中で回数を増やしていくようにする。
時間が限定されているので、子供は意欲をもって活動していく。これも全体の回数を増やしていく方法と最初の回数と比較して伸ばしていく方法とがある。
回数と時間で活動することによって、バスケットボールのドリブル、パス、シュートの技能が知らないうちに技能が高まっていく。
シュートに慣れ、技能を高める方法としてパラシュートゲームを行った。シュートが入ったら「パラッ」と得点板をめくり、チーム対抗で勝敗を競う。 個人でシュート練習をしているよりもチームで得点を競い合う方が、子供は熱中し意欲的に取り組んだ。
特に優れているのは、入ったら得点板をめくるという活動である。自分でめくることにより、自己の達成感が得られると同時に、集団としての一体感も得られる。
黒瀧氏の指導は、見事にボールに親しむと同時に技能も高めていくことができたのである。
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- 明治図書