楽しい体育の授業 2006年2月号
ボール運動が激変する新メニュー

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楽しい体育の授業 2006年2月号ボール運動が激変する新メニュー

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2006年1月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 ボール運動が激変する新メニュー
特集の解説
根本 正雄
実践事例
シュートゲーム
パラシュートゲームでシュート率アップ
宇梶 誠司
シュートを打たなきゃ楽しくない「シュートボール」
村田 淳
ドッジボール
ボールは友達。大好き、ドッジボール!
堀井 郁子
運動量を確保し、動きを高めるドッジボール
山口 浩彦
ハンドベースボール
「走・攻・守」の基本が身に付くハンドベースボールの練習メニュー
郡司 崇人
まず、たくさんボールにさわろう
栗原 元司
タグラグビー
ルールとタグの工夫ですぐにできる
迫田 一弘
どの子でもトライできる!「TRY OR TAG」
鈴木 信広
フラッグフットボール
フラフトはなぜ苦手な子にやさしいか
根津 盛吾
楽しいゲームで、フラッグフットボールの技能を育てる
川上 勇人
ハンドボール
「ボールが怖い」から「面白い!」にかわる練習メニュー
井上 嗣祥
パスの技能を高めるハンドボールの授業
山村 精一
ソフトボール
ソフトボールの技能アップには、道具の習熟が不可欠
小野 隆行
バッティングの基本指導で誰でも打てる!
田代 光章
サッカー
ゲームで意欲を高め、技術を教える
桑原 泰樹
正確に強くボールを蹴りたくなるゲーム
森田 美保
バスケットボール
チーム練習にシンクロ的なものを
黒瀧 耕治
ボール運動の苦手な子供がめあてをもって楽しく参加するシステム作り
桝本 伸子
ミニ特集 体育授業のマニフェスト「バスケットボール」
ゲームが楽しみというシステム作り
村田 斎
「視線固定化の原則」でシュート率をアップさせる
竹森 正人
基礎技能スキルアップトレーニング
武田 俊樹
物をよく見ることを意識させる
小嶋 広明
いつものゲームにひと工夫!オーバーナンバーのシュートボールで動きが変わる
東郷 晃
ライブで体感!TOSS体育講座
“できる”ことは最高の喜びである
村田 斎
レベルアップ こうすれば体育授業が楽しくなる
指導技術を磨き、励まし続ける
千葉 幹雄
マンガで見る楽しい体育指導 (第71回)
根本体育直伝マンガ(サッカー・ペアシュートゲームの巻)
岩野 節男
授業のつかみは最初の1分で決まる (第11回)
授業開始1分間最初の指示「前跳び10」
溝端 達也
体を意識させる器械運動の指導 (第11回)
側方倒立支持回転@
中村 賢
〜腰・膝を意識させる〜
保護者も感動!よさこいソーラン (第11回)
運動会シーズン 教室での風景
橋 真
常識を疑え!この動き (第11回)
「感動の行為」は指導しない
大田 公蔵
微細技術で子供が燃える (第11回)
ルールを細分化して示せ
渡辺 喜男
全校動かす体育主任の仕事術 (第11回)
絶対おすすめ!なわ跳びカードはこれで決まり
並木 孝樹
インターネットの活用で授業が3倍上手になる! (第11回)
縄跳びの授業が3倍うまくなる
行實 克彦
ビジュアルに学べる保健の学習 (第11回)
「健康日本21」をもとに授業をつくる
戸井 和彦
TOSS体育授業研究会報告
高校体育教師8名で、754人を個別評定した
太田 輝昭
TOSS体育最前線
“よさこいソーラン”の授業
TOSS体育中央事務局
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
シュートゲーム
今井 豊
〜バスケットボール上達への道〜
バスケットボール
菅原 光敏
〜ミニゲームで、攻防の場面を練習させる〜
子供が楽しみにするライフスキルの実践
心のスターウォーズ
新牧 賢三郎
ライフスキルと健康教育 (第47回)
役割交換のロールプレーイング
武田 敏
授業の腕を高める論文審査 (第166回)
研究論文の自覚を!
向山 洋一
体育科における学力保障 (第35回)
シンクロ側方倒立回転の模擬授業
根本 正雄
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第50回)
テクニカルポイントはここだ! (第11回)
マット運動
横浜YMCA
〜後転に挑戦〜

特集の解説

ボール運動が激変する新メニュー

TOSS体育授業研究会代表

根本正雄


 2005年9月、第3回TOSS体育東北フレッシュセミナーIN仙台が開かれた。黒瀧耕治氏は、「シュート確率を上げるボールハンドリング」の模擬授業をされた。

1.ボールハンドリング(その1 個人で)

@ボール投げ上げ→拍手10回 Aボール投げ上げ→一回転(左右とも) Bボール投げ上げ→ショートバウンド・キャッチ Cボール投げ上げ→ジャンプ・キャッチ Dボール回し(頭→胴体→膝のまわり) Eボールを使ったもも上げ F8の字回し Gドリブル(走って)→タッチ

2.ボールハンドリング(その2 ペアで)

@コピードリブル(合図で先頭をかえる) Aボール2個で同時ドリブル Bボール2個で交互ドリブル Cボール2個でジャンプドリブル Dボール2個でお手玉 Eボール2個で送りお手玉 Fチェストパス・バウンドパス(ボール2個)

3.パラシュートゲーム  方法

@ゴールしたらシュートを打つ。

Aシュートが入ったら、得点板のところへ行き点数をパラッとめくる。

Bすぐにシュート位置に戻り、またシュートを打つ。

C兄弟チームで前半、後半それぞれ1分間ずつ行い、合計点数で勝敗を決める。一方のチームがシュートしている時、もう一方のチームはゴールに入ったボールを持ってやる。得点板をめくって戻ってきた人にパスをして続ける。

 以上の内容は全てボールに慣れ、技能を高める指導である。動きに親しむと同時に技能も高めていく必要がある。ボールに慣れさせるために黒瀧氏は多くの種類の動きを取り入れた。個人で行う動き、ペアでできる動きを分けて指導された。

 特に面白かったのは、チェストパス・バウンドパス(ボール2個)である。2人同時にボールを投げるが、1人はチェストパス、もう1人はバウンドパスを投げる。変化があり、意欲をもって取り組むことができる方法である。技能を高める方法として黒瀧氏は2つの評価をした。

@ 回数で評価する。

A 時間で評価する。

 1回目の回数と2回目の回数を比較して伸びを評価することによって、技能の向上が分かる。

 回数を比較する場合にも2つの方法がある。

 1回目からどれだけ増えたかを評価する。1回目が30回とするとそれを越える回数を目標にする。越えたら合格である。

 もう1つは1回目の回数より3回増やすことを目標にする。回数が多くても3回以上増えなければ合格にならないようにする。

 両方の評価をしていくと、能力差に関係なく活動でき、結果として全員の力が伸びていく。

 別な評価は、1分間で何回できるかを評価していく。同じ時間の中で回数を増やしていくようにする。

 時間が限定されているので、子供は意欲をもって活動していく。これも全体の回数を増やしていく方法と最初の回数と比較して伸ばしていく方法とがある。

 回数と時間で活動することによって、バスケットボールのドリブル、パス、シュートの技能が知らないうちに技能が高まっていく。

 シュートに慣れ、技能を高める方法としてパラシュートゲームを行った。シュートが入ったら「パラッ」と得点板をめくり、チーム対抗で勝敗を競う。 個人でシュート練習をしているよりもチームで得点を競い合う方が、子供は熱中し意欲的に取り組んだ。

 特に優れているのは、入ったら得点板をめくるという活動である。自分でめくることにより、自己の達成感が得られると同時に、集団としての一体感も得られる。

 黒瀧氏の指導は、見事にボールに親しむと同時に技能も高めていくことができたのである。

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