楽しい体育の授業 2008年12月号
なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法

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楽しい体育の授業 2008年12月号なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2008年11月10日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法
特集の解説
根本 正雄
実践事例
短なわ
〈1回旋1跳躍〉跳ぶリズム感を育て、なわさえ回せれば跳べるようになる
鮫島 秀己
〈1回旋2跳躍〉スモールステップで取り組む1回旋2跳躍―桑原佑樹氏の追試―
夏井 圭太郎
〈片足跳び〉片足跳びで1時間熱狂!―休み時間も進んで取り組む子たち―
高原 学
〈かけ足跳び〉走り跳びからかけ足跳びまでのステップ
吉田 れいか
〈あや跳び〉どこでつまずいているかを見極める!
篠崎 弘敬
〈交差跳び〉「スーパーとびなわ」を使えば、交差跳びは上達する
許 鍾萬
〈二重跳び〉システムを作ること
阪下 誠
〈あや二重跳び〉効果抜群!はやぶさ(あや二重跳び)のステップはこれだ!
本吉 伸行
〈交差二重跳び〉技を構成する基本に帰れ!
土屋 洋之
〈向きかえ跳び〉リズムなわ跳びの基本技「向きかえ跳び」を15分で習得させる
藤澤 芳昭
長なわ
〈大波、小波〉スモールステップと個別指導で組み立てればだれでも跳ぶことができる
溝端 久輝子
〈くぐり抜け〉長なわの基礎・基本「くぐり抜け」
表 克昌
〈8の字跳び〉8の字跳びの指導
小林 能和
〈1分間連続跳び〉四つの技術の習得をすることで1分間に100回を保証する
小田 誠
〈ボールとの組み合わせ〉跳ぶこととボールを操作することを同時に行うのは難しい。易から難へのステップアップで誰でもできる運動にしていく。
郡司 崇人
〈短なわとの組み合わせ〉リズムコーディネーションを養う組み合わせ跳び
長坂 徳久
〈十字跳び〉1本のなわをくぐり抜けることから始める十字跳び指導
木村 正章
〈ダブルダッチ〉めざせ、ダブルダッチ全員10回
北川 泰三
ミニ特集 12月の体育はこう指導する(サッカー)
低学年
(ボールけり遊び)変化のある繰り返しでボールと仲良しになる!
大浦 幹夫
中学年
(サッカー)休み時間にサッカーで遊ぶ子どもに
小路 健太郎
(ラインサッカー)ルールを工夫し、ゲームを楽しむ
間嶋 祐樹
高学年
(サッカー)スペース発見!フォーゴールサッカー
村山 浩康
(サッカー)ハードルを有効利用する
河野 和正
ライブで体感!TOSS体育講座
新指導要領に対応した授業
村田 斎
レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
何(?)をどう教えるのか
白石 豊
マンガで見る楽しい体育指導 (第105回)
根本体育直伝マンガ(ジャンピングボードの巻)
岩野 節男岩野 紀子
子どもが熱中!低学年体育の指導
1年生プロブレムに対応する・1 ルールを徹底し、できたらほめる!のせる!
TOSS体育中央事務局
体育科の系統的指導
質問にお答えして1「楽しさ」と「ミニマム」
浜井 俊洋
拍手喝采これでYOSAKOIソーランが成功
子どもたちが大好きになったTOSS体育よさこいソーラン!成功のための三つのポイント
井戸 砂織
新卒教師必見!体育授業を面白くするコツ
何のための準備運動ですか?
木村 孝康
〜主運動に合った準備運動を!〜
テクニカルポイントを踏まえた授業づくり
マット運動の基本中の基本 前転のポイント
村田 淳
最新情報を盛り込んだ食の授業 (第18回)
健康法―今と昔―U
齋藤 滋
苦手な子どもも満足する鉄棒指導
小さいできるを繰り返して嫌いな鉄棒が好きに変わっていく
遠藤 祥一
成功体験を保証するなわ跳び指導
基礎技能は変化のある繰り返しで身に付ける
大西 永祐
体育指導でドラマをつくる
「無理」から「やればできる」に変わった
持木 信治
TOSS体育最前線
根本氏の模擬授業に見えた「言語力」
TOSS体育中央事務局
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
ボールけりゲーム(低学年)
千葉 大
〜基本技能をゲームの中で身に付けさせる〜
サッカー(高学年)
本田 俊男
〜基礎感覚づくりを意識したサッカー学習カード〜
水泳指導の秘密兵器
水中の3次元の世界を楽しもう!!
下永田 修二
ライフスキルと健康教育 (第81回)
江戸しぐさのソシアルスキル(3)
武田 敏
授業の腕を高める論文審査 (第200回)
ていねいだが平凡だ
向山 洋一
体育科における学力保障 (第69回)
当てよう とろう 全員参加はしごドッジ@ 太田健二氏の実践
根本 正雄
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第84回)
持木 信治
1/30秒単位で見せる子どものよい動きはこれだ! (第21回)
スモールステップで教える短なわ
佐藤 泰之
〜二重跳び part1〜

特集の解説

TOSS体育授業研究会代表 根本正雄

なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法


 村田斎氏の「向山型体育のキーワード:汗をかくほどの運動量」の論文の中に技術獲得の原理が、次のようにまとめられていた。


A 技術の獲得「〜ができれば、〜ができる」といえるところまで運動をつきつめていく。

 @ 腕を支点とした体重移動ができれば、跳び箱ができる。

 A 浮くことができれば、泳ぐことができる。

 B なわが1回跳べれば、なわ跳びができる。

 C 足で4拍子のリズムがとれれば阿波踊りができる。


 元筑波大学付属小学校の林恒明氏は、30秒間で1回旋1跳躍が70回以上できれば二重跳びができると主張された。

 達成目標ができたために、子どもの意欲は高まり二重跳びができるようになったのである。

 このように基本となる動きの習熟を図ることにより、新しい技ができるという原理を向山洋一氏は跳び箱運動で提唱した。

 本特集では、なわ跳び運動で「〜ができれば、〜ができる」という原理を実際の実践で示してある。

 厳密に言えなくても経験で「このように言える」という事が紹介されている。

 村田氏は初めてできるまでの指導方法として、次のように述べている。


B 初めてできるまでの方法

 ア 補助して安心感を与える。

 イ 場作りで安心感を与える。

 ウ スモールステップで上達を実感させる。

 エ スモールステップで上達をほめまくる。

 村田氏は、補助、場作り、スモールステップ、ほめるなどの方法を示している。

 どんな技でも最初の1回ができるまでに時間がかかる。初めての1回をどのように指導するかが勝負なのである。1回できれば、後は上達していく。

 藤澤芳昭氏は「向きかえ跳び」の指導を次のスモールステップで行っている。

 1 前回し跳びから後ろ回し跳びへのスイッチ

  @ ターンを加えます。

  A なわを開いて持ちます。

 2 後ろ回し跳びから前回し跳びへのスイッチ

  @ 後ろ跳びを3回跳んで、バンザイターン。

  A 後ろ跳びを3回跳んで、バンザイターンしてから、前跳び3回。

 3 止め技「脚クロスフリーズ」

  @ 止め技「脚クロスフリーズ」の練習をします。

 4 三つの技を組み合わせる

 本特集では、村田氏や藤澤氏のように、初めてできるまでの方法が具体的に示してある。

 さらに、追試ができるように報告されている。村田氏のように次の二つを入れてまとめられている。


A 技術の獲得「〜ができれば、〜ができる」の原理

B 初めてできるまでの方法


 できるだけ具体的な指導技術を授業場面に即して、分かりやすく紹介してある。

 実際に実践して確かめていただきたい。実践していく中で指導技術が身に付いていく。そして、子どもも伸びていく。

 気が遠くなるような実践を繰り返していく中で、本物の指導技術が身に付いていくのである。

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