- 特集 なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法
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- 〜二重跳び part1〜
特集の解説
TOSS体育授業研究会代表 根本正雄
なわ跳び指導=技の上達を保証する原理・方法
村田斎氏の「向山型体育のキーワード:汗をかくほどの運動量」の論文の中に技術獲得の原理が、次のようにまとめられていた。
A 技術の獲得「〜ができれば、〜ができる」といえるところまで運動をつきつめていく。
@ 腕を支点とした体重移動ができれば、跳び箱ができる。
A 浮くことができれば、泳ぐことができる。
B なわが1回跳べれば、なわ跳びができる。
C 足で4拍子のリズムがとれれば阿波踊りができる。
元筑波大学付属小学校の林恒明氏は、30秒間で1回旋1跳躍が70回以上できれば二重跳びができると主張された。
達成目標ができたために、子どもの意欲は高まり二重跳びができるようになったのである。
このように基本となる動きの習熟を図ることにより、新しい技ができるという原理を向山洋一氏は跳び箱運動で提唱した。
本特集では、なわ跳び運動で「〜ができれば、〜ができる」という原理を実際の実践で示してある。
厳密に言えなくても経験で「このように言える」という事が紹介されている。
村田氏は初めてできるまでの指導方法として、次のように述べている。
B 初めてできるまでの方法
ア 補助して安心感を与える。
イ 場作りで安心感を与える。
ウ スモールステップで上達を実感させる。
エ スモールステップで上達をほめまくる。
村田氏は、補助、場作り、スモールステップ、ほめるなどの方法を示している。
どんな技でも最初の1回ができるまでに時間がかかる。初めての1回をどのように指導するかが勝負なのである。1回できれば、後は上達していく。
藤澤芳昭氏は「向きかえ跳び」の指導を次のスモールステップで行っている。
1 前回し跳びから後ろ回し跳びへのスイッチ
@ ターンを加えます。
A なわを開いて持ちます。
2 後ろ回し跳びから前回し跳びへのスイッチ
@ 後ろ跳びを3回跳んで、バンザイターン。
A 後ろ跳びを3回跳んで、バンザイターンしてから、前跳び3回。
3 止め技「脚クロスフリーズ」
@ 止め技「脚クロスフリーズ」の練習をします。
4 三つの技を組み合わせる
本特集では、村田氏や藤澤氏のように、初めてできるまでの方法が具体的に示してある。
さらに、追試ができるように報告されている。村田氏のように次の二つを入れてまとめられている。
A 技術の獲得「〜ができれば、〜ができる」の原理
B 初めてできるまでの方法
できるだけ具体的な指導技術を授業場面に即して、分かりやすく紹介してある。
実際に実践して確かめていただきたい。実践していく中で指導技術が身に付いていく。そして、子どもも伸びていく。
気が遠くなるような実践を繰り返していく中で、本物の指導技術が身に付いていくのである。
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- 明治図書