- 特集 体幹を強化!科学的トレーニング法23
- 特集の解説
- 体幹を強化!科学的トレーニング法23
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- 科学的な強化メニュー授業の実践
- 毎時間、体幹トレーニングを取り入れる
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- 手押し車で簡単体幹トレーニング
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- 「お手玉」を活用!投げる行為を細分化し、身に付けさせる
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- トランク体操で体幹の動きを大きくさせる!
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- 廣戸氏の「4スタンス理論」の可能性
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- 簡単で楽しい飛行機ポーズ
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- 腰の動き強化でボール運動UP=実証済み科学的トレーニング
- 1 今までの指導とどこが違うのか
- <低学年>股関節まわりの強化と膝の屈曲が大事
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- <中学年>体幹にある筋肉をうまく動かすトレーニング
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- <高学年>体幹のねじりを意識させることで投力UP!
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- 2 主な種目での腰の動き強化の新メニュー
- <低学年/ドッジボール>年間を通して基礎感覚づくりの時間を確保することで投補の動きを習得
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- <中学年/ポートボール>ラダートレーニングで高めた敏捷性を試合で活かす
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- <高学年/サッカー>体幹トレーニングで基礎的競技力を伸ばす
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- <高学年/バスケットボール> 「体幹トレーニング」を授業にも取り入れよう
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- 足の動き強化で運動UP=実証済み科学的トレーニング
- 1 今までの指導とどこが違うのか
- <陸上>コーディネーション運動で陸上運動に必要な基礎感覚を身に付ける
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- <水泳>ひざは曲げすぎず・伸ばしすぎず
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- <体操>プレゴールデンエイジから反動をつけた動きを体験し、感覚を身に付ける
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- 2 主な種目での足の動き強化の新メニュー
- <短距離走・リレー>体幹と股関節を鍛える準備運動
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- <クロール>きれいなクロールで泳ぐ
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- <陸上>ゴールデンエイジ期に求められる足の運動
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- 手の動き強化で運動UP=実証済み科学的トレーニング
- 1 今までの指導とどこが違うのか
- <体つくり>体幹を意識しながら投げる力を育てる
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- <表現>「お手合わせ」「まね遊び」を表現運動のミニネタに!
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- 2 主な種目での手の動き強化の新メニュー
- <体ほぐし>短い時間繰り返すことで、「不器用」を解消する「用具を操作する運動」
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- <リズムダンス>身近な道具を使って、「手の動き」を意識させる
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- ミニ特集 1月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
- <低学年/ボール投げ遊び>リレーバトンを使って投げる力を高める
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- <中学年/バスケットボール型ゲーム>ボールを持たないときの動きを教える工夫5
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- <高学年/バスケットボール>「ドリル」と「ゲーム化」とで楽しくなるバスケットボールの学習
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- ライブで体感!体育授業最前線
- 小さな島の小さな学校で日本一の授業を!
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- 〜TOSS体育全国セミナーin隠岐〜
- レベルアップ 体育の授業を変える (第22回)
- 一つの道具をいくつもの活動に使って
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- 体育の基本用語事典 (第22回)
- 運動観察の視点
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- 誰も教えてくれなかった体育入門 (第10回)
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- 発達障害のある子どもへの体育 OK・NG対応 (第10回)
- 一定時間続けるにはバランス感覚が必要
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- 子どもの動きを高める意識誘導型指導法 (第10回)
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- 〜腰を意識誘導する〜
- 10分で運動神経をよくする体育レシピ (第10回)
- ボール運動の特性をふまえた「投げる」「捕る」の指導
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- 声を出さないでシンクロできるか
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- 全員が活躍できる、フリーポートボール
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- 開眼!プロスポーツ選手のコメント (第10回)
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- 〜プロゴルファー・石川遼選手〜
- 世界の体育事情 (第10回)
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- 効果抜群!ファックスできる体育学習カード
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- 授業の腕を高める論文審査 (第273回)
- もっと深めてほしい
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- どの子にも成功体験!体育指導入門 (第10回)
- 柔道における基礎感覚・技能づくり
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- 〜朝飛大氏の柔道指導A〜
- 読者のページ My Opinion
- 編集後記
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- TOSS体育ニュース (第156回)
- 1月号
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- できるようになる指導法の工夫 (第10回)
- なわ跳び運動:後ろあや跳び、かえし跳びができるようになる言葉がけ
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特集の解説 体幹を強化!科学的トレーニング法23
TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄
これからの体育授業は、今までのような授業ではなく、科学的な強化メニューをとり入れた授業が必要である。
科学的トレーニングの本来の意味は、実証的な科学的なデータと理論により導き出された、合理的なトレーニングという意味である。
『賢い脳をつくるスポーツ子育て術』(深代千之著・誠文堂新光社)の中で、深代氏は、バイオメカニクスに基づいた指導法を提唱している。
「投げる動きを『スポーツ・バイオメカニクス』で考えてみましょう。腕で投げるのではなく、まず脚を前に大きく踏み出し、次に腰から背骨を回転することで、体幹から外に向かってパワーが流れ、肩、ひじ、手首、指先へと伝わります。
このパワーの流れをうまく使うことが必要です。体幹のねじりが先にあって、肩や腕の動きが少し後からついてくるような投げ方になると「ダサい」投げ方ではなくなります」。
その方法として、次のように述べている。
「めんこのいいところは、遠慮せず、下に向かって全身で投げつけられることである。
強く投げ下ろすためには、腕や肩を使うだけでは足りず、上体や腰のねじり、回転も加えると効果的なことが、感覚的に理解できます」。
つまり、めんこの動きが、投げる運動につながっているのである。「投げる」についての原理に基づいて、上体や腰のねじり、回転を加えていくと効果的なのである。
1年生にマット運動の前回りを指導した。最初に「ゆうれい前回り」を行った。
手の甲をマットにつく前回りである。
手のひらをつくと頚反射が起こり、頭頂部がつく。
低学年の子どもは、腕で体を支えて、後頭部をつくことができないために、滑らかな前回りができない。
ところが、手の甲をつくと自然に重心の移動がなされる。頚反射が起こらないので、顎がしまり、後頭部が自然にマットにつく。
「頭の後ろをマットにつきなさい」と言わなくても、後頭部をついた前回りができる。ゆうれい前回りは、手の甲で回ることによって、正しい前回りが自然にできるのである。
東京都の木村順子氏は、追試をして次の報告をして下さった。
「2名の前転ができない児童がいた。昨日、この指導を行うと、なんと、1人の児童が、あれほど苦戦していた前転を難なくクルリと回ってしまった!」
科学的な指導を行うことで、今までできなかった子どもが、できるようになったのである。
本号では、深代氏が述べているような科学的な強化メニューが紹介されている。
「科学的な強化メニュー授業の実践」では、どんな強化メニューの授業を行ったのかが紹介されている。
「腰の動き強化でボール運動UP=実証済み科学的トレーニング」では、ボール運動で、いつ、どこで、どのような強化指導を行うのかが示されている。
「足の動き強化で運動UP=実証済み科学的トレーニング」では、腰だけでなく、足での動きの強化運動の事例が示されている。
「手の動き強化で運動UP=実証済み科学的トレーニング」では、手の動きの強化で、どのような指導を行うのかが示されている。
本誌の実践を活用して、体幹を強化し、楽しい体育の授業をしてほしい。
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- 明治図書