- 特集 進歩がわかる「自己評価」への支援
- 提言・自信を付けさせる自己評価のさせ方
- 共感的コメントを与える!
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- カード方式の自己評価でよいか
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- 適切な自己評価をさせることが子どもに自信をつける
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- 何のための自己評価か
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- 自己批正と評価
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- 教科別・自己評価への支援―ポイントチェックで実力アップ
- 国語科・子どものふり返りへの支援
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- 社会科・子どものふり返りへの支援
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- 算数科・子どものふり返りへの支援
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- 理科・子どものふり返りへの支援
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- 図工科・子どものふり返りへの支援
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- 体育科・子どものふり返りへの支援
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- 自らの生き方を見つめる「道徳」の自己評価
- 小学校
- 感動だけで終わってはいけない
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- 謎のじゅもんで楽しく振り返る
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- 「生き方の五原則」で評価させる
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- 中学校
- 生き方の原理原則をふまえた上で自己評価
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- 「ちがいのちがい」で自己評価
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- 自分をふり返る「自己評価カード」の作り方
- 「過去の自分」と対話すること
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- 築地式自己評価カードで有能感を育てる
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- 評価のポイントは「自己肯定感」
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- 「自ら学び考える力」を通知表にどう反映させるか
- 乗り越えた事実を示す
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- 有田実践の追試と学習日記システムで子どもの力をキャッチする
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- 自己評価は誰のためにするのか
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- 「スタンプチェック票」と「自分の通知表」
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- 小特集1 1年をふり返る思い出の集会
- 成し遂げたことを思い出の集会にせよ
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- 卒業を感謝「ありがとう集会」
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- 特色ある思い出集会
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- 思い出の「品物」を使って
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- 指名なしスピーチで思い出を共有させる
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- 卒業式の前日に、「思い出メッセージ」を伝える
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- 小特集2 学年末の保護者会の開き方
- デジカメ画像で一年間をプレイバック
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- お子さんを誉めますか、誉めませんか?
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- 子どもの活動が見えるものを用意する
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- 喜びを分かち合える保護者会を!
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- 楽しく一年間をふり返る
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- 保護者と話が通じ合う小時間にする
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- 生き生き学級活動
- TOP of the 授業
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- 学級集団への励ましの言葉
- 丁寧な指導と具体的な評価
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- 学級の集団機能をどう立て直すか/小学校 (第12回)
- ネバー・ネバー・ネバー・ギブアップ!
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- 学級の集団機能をどう立て直すか/中学校 (第12回)
- 「学級だより」を学級づくりの核にする
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- 子どもが熱中する「学習システム」 (第12回)
- 向山式学習システム開発のポイント
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- サークル自慢 (第12回)
- TOSS長崎小江原サークル
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- 「闇なべ」の精神を忘れずに
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- 学級の人権総合学習 (第12回)
- 見えてきたこと、教えてもらったこと
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- 学級の裏文化 (第12回)
- もっともっとダイナミックな実践を!
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- 学級の社会学 (第12回)
- 「体験」をどう調べ、どう解釈するか
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- 編集後記
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編集後記
〇…楽しかったこと、つらかったこと、がんばったことなど、この一年をふり返ってみますと、子どもたちにとっても沢山の思い出をつくったことと思われます。そこで一年間をふり返り、成長を自己点検、評価することが、新しい学年へのステップとして必要になると思われます。自分をふり返るカードを作って、心に残った学習、心に響いた学級行事、クラスの目標にどう取り組んだか、など自己点検、評価することも大事になることと思われます。
〇…もちろん一年間の「まとめ」はノートの整理や復習、小テストだけではないはずです。新しい教育課程では、「自ら学び自ら考える力」の育成が強調されています。この力は「自己学習能力」の考え方の具現であり、自己の生き方についての自覚を深める、ということでもあります。
〇…大阪のある調査によりますと、自己評価を実施している理由について、小学校では「自己学習能力をつけるため」が多く、中学校では「自己認識や自己理解を深めるため」を重視している結果が出ています。さらに自己評価をするようになって、教師にどのような変化が見られたかとの問いには、「子どもの内面がつかめるようになり、児童、生徒理解に役立っている」という解答が多かったそうです。しかし一面で「めんどうだ」「時間がない」といって実施しない教師も若干ですがいたようです。
〇…授業の中で、一つの単元の終わりに、あるいは朝の会や帰りの会で、道徳や特活の時間を活用して、その学級や学年の終わりに、それぞれの場に応じたふり返りの自己評価があってもよいのではないか、という研究者の呼びかけもあります。本号は子どもの成長の過程がわかる「自己評価」への教師の支援を中心に特集を組みました。
(江部)
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- 明治図書