- 特集 生活習慣・学習習慣のしつけ方
- 提言・生活習慣・学習習慣をしつけることの大切さ
- 生活・学習習慣は一生の財産
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- つくる・認める・励ます
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- 楽しみながら継続すること
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- 生活習慣・学習習慣のつけ方
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- 生活習慣と学習習慣を区別し、学校と家庭の連携で「しつけ」ていこう
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- 生活習慣・学習習慣のしつけ方―学校での役割
- 低学年
- 繰り返し指導し続けることでしつける
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- 目標を数値化し、明確にして取り組む
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- 中学年
- 指導して、待って、ほめる
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- 保護者への趣旨説明と授業で「型」を示すことで
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- 高学年
- 毎日毎日、1時間1時間の積み重ねでしつけていく
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- 「学習の型」が習慣となる
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- 中学校
- 学習方法を教え、ほめて励ます
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- 部活動を通して、「心」を鍛えることから始める
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- 生活習慣・学習習慣のしつけ方―家庭に求める役割
- 生活習慣にブレーキをかける家庭のルール
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- 当たり前のことを当たり前に
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- テレビゲームは危険である
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- 学力が伸びる生活習慣・学習習慣とは
- 国語科学力が伸びた例
- 「必ず伸びる!」と宣言する
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- 一つの学習スタイルをあらゆる手を講じて継続するように努めること
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- 数学科学力が伸びた例
- 学習の型を教え、テンポのいい授業をする
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- 四つの力のいずれかが育まれると学力は伸びる
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- 社会科学力が伸びた例
- 知的な授業は学習習慣を育てる
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- 学力を伸ばす学習習慣は授業でつける
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- 理科学力が伸びた例
- 自ら学ぶ子供を育てる理科学習
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- 理科学力が伸びる生活習慣は学校で!
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- 成功した生活習慣・学習習慣のしつけ方
- 「ほめる」「紹介する」の効果
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- 学力が伸びる生活習慣・学習習慣とは
- 一度身につけると一生使える三つの技
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- 「これ」と決めたことを毎日毎日執念深く見守り続けること
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第5回)
- 全員の国語学力を形成する『マスターカード』の実践
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- 心を育てる言葉かけ
- 褒めながら指導できる教師がプロだ
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- 子どもを守る学級の危機管理 (第5回)
- 下学年/低学年の荒れた学級の担任になったら……その1
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- 上学年/子供と心が離れる〜隔離政策〜
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- 中学校/夏休みの危機を乗り切る秘訣2
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- 学級の集団意識の高め方 (第5回)
- 小学校/「わがままをしない」「楽しい活動を仕組む」
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- 中学校/隙間時間の有効活用で学級を統率する
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- 学級をまとめる統率力を磨く (第5回)
- 小学校/崩壊学級を立て直した教師(三)
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- 中学校/「統率」するには「危機管理」が要る
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- 学力形成としての集団思考 (第5回)
- 知識は活用することで定着する
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- 編集後記
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編集後記
○…勉強のできる子は、必ず親から優れた生活習慣や学習習慣を与えられていると言う説があります。ある週刊誌では「頭のいい子の生活習慣、学習習慣」が特集されているほどです。その特集テーマは「才能は親が伸ばす頭のいい子の生活習慣」とありました。これではまるで公教育の否定ではないでしょうか。
○…小社刊の『授業研究・重要用語三〇〇の基礎知識』の「生活習慣・学習習慣」を見てみますと、「生活習慣とは子どもが自立する時に必要となる日常の生活上の行動様式の習慣をいう」とあります。さらに次のようにも提起されています。「生活習慣は従来から乳幼児との保育の場で重視されてきたが、今後は誕生から老年に至るまでの生涯にわたる生活自立に必要な習慣として見直されなくてはならない」と主張されていました。
○…次いで「学習習慣」については「過去の経験の上に新しい知識技能を修得することに習熟することを指すが、実際には授業中の自主的な学習や家庭での自主的な学習への慣れをさす」とありました。
○…さらに、家庭での自主的な学習習慣については、「実は学校での授業指導の延長として、教師の指導力次第であることを見逃してはならない。つまり発展的な家庭学習を見通した授業での学習指導をめざす」べきだと言うわけです。
○…学ぶことが楽しくなり、積極的に自分の机に向かって本を読み、勉強するようになった子どもを見る親の喜びは、嬉しくもあり、頼もしくもなるに違いありません。本号は「自ら学ぶ子ども」を育てる生活習慣や学習習慣について、学校でどう助言し育てるかを考える特集です。
(江部 満)
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- 明治図書