- 特集 保護者との連携・協力の進め方
- 提言・保護者との連携の進め方
- 「連携」の鍵は子供にある
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- アットホームなネットワークで、フットワークよく
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- 会うための理由 「お詫びをしたい」
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- トラブルを解決につなげる
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- 学級懇談会で保護者の悩みを聞く
- 魅力的な学級懇談会にしよう
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- 「悩み」は、個別に相談できるように場と時間を作る
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- 先手必勝
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- 家庭教育の情報をシェアする
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- 保護者参加型で「笑い」が起こる学級懇談会をしよう
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- 家庭訪問で保護者の悩みを聞く
- 話を聞き、自分の考えを示す
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- 家庭訪問は信頼関係をつくる絶好の機会である
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- 4つの下準備をして家庭訪問に臨む
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- 家庭訪問前に信頼を築く三つの方法
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- 保護者との個別懇談会の進め方(小学校)
- リップサービスは厳禁「何をどのようにしているのか」が具体的にわかる話をすすめる
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- 専門性を生かし、保護者を安心させる
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- ただ一点のみ、家庭での協力を求める
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- 明るく元気になる個人面談
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- 生徒・保護者との三者面談の進め方(中学校)
- 高校入試のための三者面談・3つのポイント
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- できる限り、具体的な情報を伝える
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- 三者懇談は親子ともドッキドキ〜褒め言葉のシャワーを忘れない〜
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- 教師の気持ちがマイナスに向かえば、面談もまたマイナスに陥る
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- 保護者との連携を深める学級通信の出し方
- 毎日毎日の学級通信が保護者との関係をつくり出す
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- 授業場面を描き子どもが伸びていることを知らせる
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- 「子どもが力を伸ばす・楽しく過ごす」その様子が分かる通信こそが、保護者の信頼を得る
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- 保護者の考えをたずねる、それにきちんと答える
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第9回)
- イベントと校外学習の充実で、10倍楽しいクラスを創る!
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- 心を育てる言葉かけ
- 子どもの可能性を引き出す保護者との連携
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- 規律ある教室づくり (第9回)
- 低学年の場合/教科書どおりに写すことができる子どもを育てる
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- 中学年の場合/子どもが帰った後の教室はどうなっているか
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- 高学年の場合/学期末だといって慌てない。これまでのリズムを崩さない。
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- 「道徳崩壊」をどう再建するか (第9回)
- 過ちて改めざる、是を過ちと謂う
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- 宗教をどう教えるか (第9回)
- 学校の神サマと良心の自由? 信教の自由?
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- 授業・学級経営のつまずき (第9回)
- NHK『篤姫』に学ぶつまずきの克服
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- 学級経営力を高める (第9回)
- 学びの主人公を実践する自己健診―12月の学級経営
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- 編集後記
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編集後記
○…昨年の本誌十月号の特集で、藤崎久美子氏は「クレームをつけてくるのは、熱心で関心の高い保護者だ」と報告されていました。しかし、教師や学校側に何も落ち度がないのに、クレームをつけてきたり無理難題を言ってきたりするケースもあるので、(1)絶対に一人で解決しようとしない、(2)自分だけで勝手に判断しない、ことなどを上げています。
○…「家庭訪問」で「この先生でよかった」と保護者に言わせるような関係をつくるべきだとの大北修一氏の提案もあります。そのために(1)事前に家庭訪問のお願いをきめ細かくしておく、(2)訪問時間を守る、(3)笑顔を絶やさない、(4)良いところしか言わない、などを上げていました(『中学一年の学級経営』から)。
○…保護者との連携とは、相互の信頼の中で成り立つものでしょう。保護者とはなかなか会う時間もなく、わかり合うには時間がかかります。そのために(1)保護者会での情報交換やコミュニケーションの場をつくる、(2)保護者会に欠席した家庭に話し合われたことを伝える、(3)それぞれの子どもの良さを伝えるノートや作品があるか、など保護者との連携のための活動として重要視している例もあります。
○…そのためには保護者との連携状況を客観的に分析し、問題点を早急に見極め対応することを保護者との「連携度診断」として強調されている実践者もおられます。例えば(1)学級だよりや保護者会等で全体的な子どもの様子を知らせているか、(2)一人ひとりの名前を覚えその子の良さを把握しているか、(3)およその家庭環境や放課後の習い事などを把握しているか、(4)欠席や遅刻、早退、病気やケガの際に電話などで連絡を入れているか、(5)いつでも相談に応じるという姿勢を伝えているか、等(『学級経営実践チェックリスト』から)。本号は保護者との連携・協力を強化するための実践提案を特集としました。
(江部 満)
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- 明治図書