- 特集 読書体験の交流から読書好きへ
- 提言 読書体験の交流から読書好きへ
- 読書とは、話者や筆者との対話である
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- 相互交流型の読書紹介スピーチを
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- ブッククラブでディスカッションをしよう
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- 本によって人と人を結びつける工夫を
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- 教師の読書体験を交流しよう
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- 読書体験を交流するアイデア
- 学校図書館利用のアイデア
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- 朝の10分読書のアイデア
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- 読み聞かせのアイデア
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- ブックトークのアイデア
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- 読書カードのアイデア
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- 読書体験を交流するアイデア―低学年
- 低学年でも交流が生まれるアイディア
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- 「お話発表会」で、「語り」の楽しさを共有する
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- おはなしの会の皆さんとの交流が創作「お話作り」へと発展した
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- 読書体験を交流するアイデア―中学年
- 伝記を読んで感想交換会をする
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- 本好きな子が育つ取り組み
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- 本の帯づくりを成功させるポイント
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- 読書体験を交流するアイデア―高学年
- 読書を討論の授業に生かすことで自然に交流が生まれる
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- 机上に筆箱方式コンテスト
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- 「お気に入りブックリスト」の交換
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- 読書体験を交流するアイデア―中学生
- おすすめの本のスピーチ
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- 「三ツ星チェック」から「葉書新聞」へ
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- 読書できる環境を作る
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- あらすじではなく体験・考えで語る感想文を書かせよう
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- マイクロ・ディベートで情報読みを
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第7回)
- 三文スピーチで、楽しくディスカッションできるクラスを創る
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- 心を育てる言葉かけ
- 続ければ本物になる
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- 学級づくりへの挑戦 (第7回)
- 小学校/授業で落ち着かせるというアプローチがいる
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- 中学校/坂を下るように
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- 小学校の道徳授業をどう変えるか (第7回)
- いじめと闘う@教師こそがいじめをなくせる
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- 中学校の道徳授業をどう変えるか (第7回)
- 「弁える」
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- 子どもの対人関係能力を高める (第7回)
- 「虐待」と「いじめ」には細心の気配りをしていますか
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- 学級経営をめぐる最新課題 (第7回)
- 学力を高める学級経営3
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- 〜授業づくりによる学級づくりを〜
- 編集後記
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編集後記
○…二年ほど前の本誌で「『読書好き』な子どもに育てるアイデア」を特集したことがありました。その特集にお寄せいただいた師尾喜代子氏(東京大田区田園調布小・当時)は次のように述べていました。「幸い勤務校では保護者による読み聞かせの時間がある。読書タイムの時間は月に一度か二度、教師の希望に合わせて来てくれるシステムができあがっている。読み聞かせてくれる本がどれもとてもよい本なのだ。教師が一人で読み聞かせのためによい本を探し出すには時間がかかる。低学年には楽しく笑い出すような本を、高学年には楽しいけれどちょっぴり考えさせる本を選んでくれる」と。そして結論として「学校体制として読書好きになる子どもを育てる環境ができているが、これは、教室の中でも教師の工夫によってできる。難しいことは、継続することである」と強調されていました。
○…この情報化時代を生き抜く「体力」をつけるには、やはり読書が大事だと言われています。本号では「読書体験を交流するノウハウ」を豊富に集めたいと考え特集を組みました。
○…国語科で育てる新しい学力として『読書活用能力の育成』を編集された野口芳宏氏(植草学園大)は、「読書は最終的には読書で終わってはならない。読書によって、他への働きかけや話し方に、より望ましい主体的変化を生むことが肝要である。そのようになって初めて活用=@されたことになる」と強調され「読書は自分の中に無いものを単に取り入れるという受容型の行為に終始するものではない」「本に親しみ、楽しんでいるうちに、人は多くの自己凝視を迫られ自己内省を要求される」とまで提言されています。
(江部 満)
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