- 特集 子どもの作品・掲示物―上手な評定、保管、返却術
- 巻頭論文
- 効果的に作品を保管しよう
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- 子どもの作品掲示・保管・評定・返却の上手なさばき術
- 低学年・作文の評定と返却法
- 変化のある繰り返しで書かせ、少しずつ評定する
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- 授業時間内に、その場で処理できる方法
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- 個別評定で作文が好きな子どもに
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- 中学年・作文の評定と返却法
- 評定はポイントをしぼって
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- これで楽しく簡単に作文集ができる
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- 観点をしぼり、一連の流れとして見通す
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- 高学年・作文の評定と返却法
- 評定するためには、明確な基準が必要
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- 「作文ノート」「クリアファイル」「パソコン」の利用
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- 持ち帰りなし!評定で力をつける
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- 総合で学習したワークシートの評定と返却法
- 明確な基準を持ってシートを作る
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- ワークシートよりノートを使う
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- シンプルな評価方法・まとめて返却
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- 総合で使った資料・記録の保管法と活用法
- ファイルやノートを活用して、時間を節約
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- ノートにまとめることがまず基本!
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- 保管・活用が自由自在の透明ポケット式ファイル
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- 社会科白地図・プリント資料の保管法と活用法
- 楽々!白地図に描かせてノートに貼るだけ
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- 社会科見学のしおりは、ノートに貼らせて、資料集と同じ扱いをする
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- 【A4】二ページ印刷で保管・活用もばっちり
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- 体育学習カードの有効な使い方と返却法
- カードを無理なく使う方法
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- すべて体育ノートに貼り付けよ
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- 二種類ある学習カードを、効果的に使おう
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- 新聞づくりの評定と返却法
- 成功体験を連続して味わわせる
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- 「自分にはすごい力がある」と、子どもが心底うれしくなるような新聞を作らせよう
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- 新聞も見開き二ページで!
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- 生活科観察カードの評定と返却法
- 授業時間内に評定する
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- 学習のあしあとを、学期に一冊、本にする
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- あなたにもできる!らくらく回収・らくらく掲示の三つのテクニック
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- 生活科・町探検のカードワークシートの評定と返却法
- 「ノート」を使って評定する
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- 「簡単に」「その場その場で」やると作品を大切に保管・返却できる
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- 中学校・学習記録のこんな工夫
- 基準を明確にして評価する!
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- 作文は「評定の明確さ」と「個別の励まし」で
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- 理科・課題を出すその場で見通しを立てておく
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- 国語・ノート類はチェック項目を決めてこまめに評価する
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- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- テストの時間は、その場で○付け
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- グラビア
- TOSSデー報告2005
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- 教室にあると便利なもの・便利な掲示 (第10回)
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- 巻頭言
- うまくいかなかった時こそ、研究の時である
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- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 素直が一番!
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 授業の力をつけていく筋道
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- すぐ使えるファックスページ
- 迷路で計算学習
- 1年用/すぐに作業が終わってしまう子にも、配慮した問題
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- 2年用/計算めいろ「おばけにごようじん」
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- 3年用/落葉の迷路は三段構え
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- 4年用/小数のわり算で、ありの巣探検
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- 5年用/どの子も集中して取り組む小数倍迷路
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- 6年用/迷路で分数のかけ算の復習だ
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- すぐ使えるイラストページ
- 動物キャラ
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- 学習用具
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- 夢とのギャップを乗り越える20代
- 全力で自分の限界に挑戦する
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- 家庭との両立を目指す30代
- 勇気を持って第一歩を踏み出す
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- 学校の重責をスマートにやりこなす40代
- 時間を有効に使って、部活動と両立
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- 教育改革を乗り切る50代
- その1:出会い・プラス思考・楽しく学ぶ その2:「おかげさま」と「身から出たさび」
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- 読み聞かせ文庫
- 低学年/できないからいいもん
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- 高学年/万里子の気持ち
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- 女教師授業修業への道
- 厳しくても「明るく」「プラス」に続けていく
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- 女教師のやる気 (第11回)
- チャンスの女神には前髪しかない?
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- 女教師は見た (第11回)
- 安売りするな!焦点を定めよ!
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- 保健室奮闘記 (第21回)
- 「ザ〜ッと、簡単に、品もよく!」の松島流掲示術
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式描画指導
- 歯磨きの絵
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巻頭言
うまくいかなかった時こそ、研究の時である
本誌編集長 石川裕美
女教師は完璧をめざす。
ちょっとのトラブルに、うろたえる。かくいう私が、その典型である。常にうまくいっていないと、不安である。
0か100のどちらかになってしまう。
向山氏は言う。トラブルは、神様からの応用問題である。
しかし、直面すると焦る。どれだけ経験を積んでも、その分自信を付けてしまうからか、焦りは消えない。
TOSSの指導法が優れているのは、多くの実践を経て実証済みであるからだ。しかし、それをそのまま実践しても、常にうまくいくとは限らない。だから、エンドレスの研究が必要なのだ。
多くの人がうまくいっても、例外があるかもしれない。
その例外を大切にしよう。
その例外も一つの研究である。大事なのは、常に学ぶ意欲さえあれば大事な研究となるということ。失敗もしかり……である。
どんなに大変な中でも、自分の1%の力を信じて、もう一回やってみよう。
5年の経験者も、10年の経験者も、20年の経験者も、実は、その点では同じである。
みんな平等に、「子どもの前にいる」のだ。
優れた方法であっても、それに安心してはいけない。優秀な教師になる評価ではなく、日々学び続けるしぶとい教師でありたい。失敗をおそれずに、失敗した分かしこくなると、考えよう。子どもたちに、常に言ってきたはずだ。
『あきらめた時に、勝負は終わる』(向山氏言)
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- 明治図書